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建機の操縦者必見!作動油が持つ重要な役割とは?

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公開日時 2023.03.13 最終更新日時 2023.03.13

建設機械(建機)のひとつに油圧ショベルがあります。油圧とは、油を介してパワーを伝達する仕組みのことです。油圧ショベルに限らず多くの建機は、油圧装置で動いています。
油圧装置があることで、建機はパワフルなのに繊細な動きをすることができるのです。
その中でも重要な部品のひとつに「作動油」というものがあります。今回は、その作動油の役割について詳しく紹介します。

「油を介してエネルギーを伝達する」とは


建機に求められる大きなパワーは、建機に搭載されているエンジンが生み出しますが、そのパワーをいきなり伝えてしまうと建設資材が壊れてしまうことがあります。そこで建機にはパワーを強めたり弱めたりする制御装置が必要になります。
油圧装置はパワーを制御しているのです。

油は、圧力をかけない状態では水のようにさらさらしていますが、油を密閉容器に入れて高圧をかけると「あたかも鉄のように」パワーをダイレクトに伝えることができます。
つまり、油圧装置のなかの作動油にかける圧力を調整するだけで、エンジンの巨大なパワーを制御できるということです。

作動油の4つの働き


作動油がパワー制御装置に使われているのは、次の4つの優れた作用があるからです。

・動力伝達作用
先ほど解説したとおりパワーを作業装置に伝える役割で、作動油の最も重要な働きです。

・潤滑作用
金属の摩耗を防ぐ働きです。油圧装置は複数の金属部品を組み合わせているうえに、金属部品を激しく動かします。金属部品と金属部品の間に油の膜を張ることで金属部品どうしが触れ合わないようにしているのです。

・防錆作用
錆(さび)を発生させない働きです。金属は酸素に触れると錆びますが、勤続に油の膜を張っておけば錆びません。

・冷却作用
部品に溜まった熱を放出する働きです。強力なパワーが出ると、部品を変型させたり溶かしたりするほどの高温が出ます。作動油を高温の部品に接触させておくことで、熱を奪うことができます。

作動油は劣化するので定期的な交換が必要

作動油の働きは、金属でもプラスチックでも水でも空気でも再現できません。しかし、作動油には劣化しやすいという欠点があります。
そこで作動油は定期的に建機から抜き出して廃棄して、新しい作動油に交換しなければなりません。
これは自動車のエンジンオイルや天ぷら屋の料理油を定期的に交換するのと同じです。
もし建機の作動油の定期交換を怠ると、油漏れ、圧力低下、異常音、温度上昇、速度低下といった異常が起き、それでも放置すると油圧装置が故障してします。

まとめ

「作動油は劣化する」「作動油は定期的に交換しなければならない」
建機を使う方はこの2点を忘れないでください。油圧装置が破壊すると建機の巨大なパワーが制御できなくなり暴走してしまうかもしれません。労災事故を引き起こすことも十分考えられますので、上記2点は常に頭に入れておきましょう。

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