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【世界遺産の建築物⑦】北部ヨーロッパ最古の聖堂アーヘン大聖堂

ドイツ西部にあるアーヘン大聖堂は、北部ヨーロッパで最古の聖堂です。
実に荘厳なその建物は、はるか昔に建てられたとは思えない威容を放っています。
今回はそんなアーヘン大聖堂にスポットを当て、歴史や建築様式の特徴などをご紹介します。

アーヘン大聖堂とは

アーヘン大聖堂は、ドイツ西部の都市アーヘンにある聖堂です。
北部ヨーロッパで最古の聖堂で、1978年に世界遺産に登録されました。
アーヘンは昔から温泉街として栄え、街自体も約2,000年の歴史を誇ります。
その昔、この場所がフランク王国と呼ばれた時代、786年に国王カール大帝が築きました。
そのためドイツ語で「皇帝の大聖堂」とも呼ばれています。
アーヘン大聖堂はいくつかの建物で構成されており、中央にそびえるドームは高さ32メートルという壮大さです。
そのドームは八角形をしており、これがアーヘン大聖堂の特徴とされています。
中世ヨーロッパのキリスト教において、「8」という数字は重要な意味を持っていました。
そのためカール大帝は大聖堂を八角形の建物として築いたとされます。
814年にカール大帝が没した際には、聖堂内に墓所が設けられました。
この荘厳な外観は現在では夜になるとライトアップされ、多くの観光客の目を楽しませています。

アーヘン大聖堂の内部構造

アーヘン大聖堂は古典主義やビサンティン様式、ドイツロマネスク様式などが融合したつくりです。
礼拝堂はガラスの家と呼ばれ、カール大帝即位600年を記念して作られました。
25メートルもある美しいステンドグラスがはめこまれているのが特徴です。
このステンドクラスは壁一面に広がり、礼拝堂全体を神秘的な空気で包みこんでいます。
残念ながら第二次世界大戦によって多くが破壊されましたが、戦後に新しいステンドグラスが作られました。
そのため現存するステンドグラスは中世と近世の技術が融合している姿です。
この礼拝堂はその壮大さから完成するのに約60年の月日がかかったとされています。
また大聖堂には宝物館が併設されており、後期古典主義やカロリング朝時代の貴重な宝物を見ることができます。
大聖堂と一緒にぜひ見ておきたい場所です。

中世の歴史を感じる大聖堂

北部ヨーロッパで最古とされる大聖堂は、今もなおその荘厳で美しい姿を保ちつづけています。
アーヘン大聖堂は、ビザンティン様式、古典主義などさまざまな建築様式を見ることのできる建物でもあります。
その豪華さや建築様式は、他のドイツ教会では見ることができないといわれるほどの建築物です。
ドイツを訪れた際にはぜひ見ておきたい世界遺産の一つです。

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