建設作業では騒音はつきものです。
建設現場の近くに行くと、大きな音が絶えず聞こえてくるでしょう。
現場監督はずっとその騒音の中にいなければなりません。
しかし、作業員の人と話しかけられることも多く、耳栓をしてしまうと仕事に支障が出てしまいまうでしょう。
そこで、うってつけなのがデジタル耳栓です。

話声は聞こえて騒音だけ聞こえなくできる

普通の耳栓は話声や携帯の着信音も聞こえなくなるので不都合

現場監督の仕事をしている人の中には、騒音対策として耳栓を使用している人もいるでしょう。
しかし、普通の耳栓だと騒音だけでなく、必要な音まで聞こえなくなってしまいます。
建設現場では、大勢の人が一緒に働いているため、コミュニケーションがかなり大事です。
現場監督は、その大勢の人たちの取りまとめを行う役割を果たしており、作業員と話をする機会もよくあります。
作業内容の確認のために話しかけられたり、指示を仰がれたりすることが多いです。
耳栓をしていると作業員からの声かけになかなか気づけず、円滑なコミュニケーションが難しくなります。
また、上司から携帯に電話がかかってきても、着信音に気づかず、連絡を取るのが遅くなってしまうこともあるでしょう。

イヤホンのようにして使用するデジタル耳栓

デジタル耳栓なら騒音だけを聞こえなくし、話し声や携帯の着信音だけは通常通り聞こえます。
本体からコードが伸びていて、イヤホンのような外観の耳栓です。
一見すると音楽プレーヤーのように見えるかもしれません。
騒音対策をしつつも、コミュニケーションには支障を来さない画期的なアイテムです。

デジタル耳栓の仕組み

デジタル耳栓はノイズキャンセリング機能で、騒音が聞こえにくい状態を作り出しています。
ノイズキャンセリング機能は、音楽プレーヤーなどにも使われていますが、デジタル耳栓は音楽なしで、ノイズキャンセリングだけを行う道具です。
周囲の騒音を広い、音の波を分析した上で、逆位相の音を発します。
そうすることで、騒音と発した音が互いに打ち消し合い、聞こえなくする仕組みです。
そして、デジタル耳栓は周囲で発せられている音のうち全てを騒音と認識するわけではありません。
デジタル耳栓では概ね300Hz以下の音のみを騒音と認識しています。
重機などから発せられている音は、300Hzよりも低い音が多いため、大部分打ち消せるでしょう。
一方で、人の声や携帯の着信音などは騒音と認識されず、打ち消されることはほぼありません。
低い声だと一部打ち消されることがあるかもしれませんが、全部打ち消されることはないため、呼びかけには気づけるでしょう。

デジタル耳栓で騒音が聞こえなくなれば快適な環境に

騒音の有無による環境音違いは大きいです。
騒音が聞こえなくなるだけで、建設現場も快適な環境に感じられるでしょう。
騒音に悩む現場監督の人は、ぜひデジタル耳栓を使ってみてください。
値段も4,000円から5,000円程度で、それほど高くはありません。