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公開日時 2018.10.24
最終更新日時 2022.04.06

世界遺産の建築シリーズアジア編 カンボジアのアンコールとインドのタージマハル

世界遺産の建築物は美しく神秘的な外見をしているものが多いです。
建設されてから数百年も経過しているものも多く、建設の仕事に携わっている人なら、どんな建物か一度見ておきたいと思うでしょう。
ここでは、そんな世界遺産の建築物の中から、カンボジアのアンコールとインドのタージマハルについて紹介していきます。

アンコール遺跡群

アンコール遺跡群は、カンボジア北西部にあるアンコールワットを中心とする非常にたくさんの遺跡群です。
9世紀から15世紀にかけて東南アジアや東アジアの地域で栄えたクメール王国のアンコール王朝により作られました。
クメール王国没落以降は、そのまま放置されてしまい、19世紀後半に発見されました。
アンコールワットは、その中でも特に知名度が高く、建設当初はヒンズー教の寺院として使われていた建物です。
そして、後に仏教の寺院になりました。
アジア建築の建物の中でも、その美しさが高く評価されており、一度は実物を自分の目で見ておくといいでしょう。
真ん中に中央祠堂があり、その周囲を3つの回廊が取り囲むようになっているのが特徴です。
中央祠堂は65メートルほどの高さがあります。
回廊のうちもっとも外側の第一回廊は、東西に200メートル、南北に180メートルという長さです。
真ん中の第二回廊は、東西に115メートル、南北に100メートルほどあります。
もっとも内側の第三回廊は65メートル四方の正方形の形状です。
アンコールワット以外では、アンコールトムやバンテアイクディなども有名です。

タージマハル

タージマハルは、インドのアグラという都市にあります。
首都ニューデリーから2時間ほどの距離です。
17世紀前半にムガル帝国の5代皇帝の王妃ムムターズ・マハルを埋葬するために建てられました。
つまりムムターズ・マハルのお墓です。
正面から見ると左右対称になっており、宮殿のような美しい形状をしています。
タージマハルは見る時間帯によって、違った色に見るのが特徴です。
昼間は白っぽく見ますが、日の出前は薄紫色に見ます。
太陽が昇る時間帯になると、ピンク色になり、タイミングによっては黄金に輝くこともあるのです。
そして、夕方は夕焼けとともに真っ赤に染まります。
非常に幻想的でしょう。
タージマハルのそばには4本の塔がありますが、ムムターズ・マハルに仕えた4人の侍女をイメージしているものです。
霊廟は57メートル四方の正方形の角を切り落とした八角形の形状をしています。
高さは58メートルです。
基本的に左右対称を重視するイスラム建築に基づく設計をしています。
しかし、アユタヤ建築などの影響も多少は受けているでしょう。

機会があればぜひ自分の目で見ておこう

アンコール遺跡群やタージマハルは、非常に美しく神秘的です。
建物の作りなども、じっくりと見てみると面白いでしょう。
何百年も前に建てられたということを考えると感慨深くなります。
建設業界は忙しいため、なかなかまとまった休みは取りにくいですが、もし機会があればこの2つの世界遺産を自分の目で見てみるといいでしょう。

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