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プロポーザル方式とは!?コンペ方式との違いも分かりやすく解説

プロポーザル方式とは、建築設計などを委託する際に、最も適した設計者を選ぶ方法です。
選ぶ際には、技術力や経験などを含めたプロポーザル(提案書)を提出することから、
プロポーザル方式と呼ばれています。
このプロポーザルにより、公正に設計者を評価して選択します。

本記事では、プロポーザル方式とはどんな方法か、コンペ方式との違いなどを紹介します。

出典:国土交通省「プロポーザルを始めよう!

プロポーザル方式とは



プロポーザル方式は、提出されたプロポーザルを元に公正に評価して設計者を選ぶ方法です。
プロポーザルには、技術力や経験、体制などが記載されています。
プロポーザル方式には以下のような特徴があります。

公正性・透明性・客観性を持った選定が可能

プロポーザル方式が適正に運営された場合、客観的な評価基準によって公正な審査が可能です。
また選定プロセスの透明性も確保できます。
これにより時代に合った、公正性・透明性・客観性を持った設計者選定が可能となります。

質の高い建築設計を可能にする

建築設計は、単に建築料の多寡だけで判断できるものではありません。
質の高い建築設計を行うためには、設計者の能力や経験などの資質が不可欠です。
設計者自身や設計組織が持つ高い技術や想像力、経験などを含めたノウハウが、発注者が要求する品質を満たす上では必要とされています。
このため設計者の技術力や経験、プロジェクトに関する体制を客観的に判断できるプロポーザル方式は、建築物の質の高さに重点を置いた審査が可能になります。

選定までの労力や費用の負担を削減できる

プロポーザル方式は具体的な実施方針や設計体制、実績等に関する提案書類を主に作成します。
このため、コンペ方式等他の方式に比べて、主催者側も提出者側も費用・労力・時間の負担を削減できるのがメリットです。

コンペ方式との違い



プロポーザル方式とコンペ方式は、選ぶ方式が異なります。
コンペ方式は設計競技のため、「設計案」の良否を検討します。

これに対してプロポーザル方式は、「設計案」そのものではなく、「設計者」を選ぶ方式です。
実績や技術力などが書かれた提案書をもとに、最も適した「設計者」が選ばれます。
違いは選定する対象が「人」か「設計案」かという違いがあることを知っておきましょう。

選定された設計者は、選ばれた後に具体的な設計を発注者と行います。
発注者と設計者の共同作業によって作り上げられるため、高い建築設計が可能になるとされています。

よくあるQ&A

設計者を競争入札で決めてはいけない理由は?

A.
一般的に建築設計は、発注者の目的を実現することが重要です。
設計者は、発注者が要求する性能や品質などの条件をもとに、設計者が空間構成などを具体化します。
このため、あらかじめ成果物が特定できないという特徴があります。
建築物等は、今後何十年にわたり使われていくものです。

そしてその建築物の質は、設計者の資質に大きく左右されます。
そのため、特に国民共有の財産となる官公庁施設などでは、高度な技術力や創造性を持った設計者を選ぶ必要があるのです。
設計料の多寡などではなく、設計者の能力を適正に審査するためにプロポーザル方式が最も適しているとされているのです。
平成6年度当初の予算から、一定金額以上の事案では「公募型プロポーザル方式」が導入されています。

また平成8年度から、公募型プロポーザル方式よりも小規模な業務では「簡易公募型プロポーザル方式」が導入されており、さまざまな建築物が建設されています。

環境配慮型プロポーザル方式とは?

A.
国や独立行政法人などが建築または大規模な改修を行う際に、設計業務を発注する場合、原則として「環境配慮型プロポーザル方式」が採用されます。
環境配慮型プロポーザル方式とは、温室効果ガス等の排出の削減に配慮する内容を含んだ選定方法です。

温室効果ガス等の排出削減や自然エネルギー等の積極的な利用を含んだ技術提案を求め、そこから最も優れた設計者が選定されます。
基本方針として「経済性に留意しつつ、価格以外の多様な要素をも考慮して、温室効果ガス等の排出の消滅に配慮した契約」(引用:「国及び独立行政法人等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する基本方針」)が求められるのが特徴です。

これは平成19年11月に施行された「国等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する法律」と同年12月に定められた「国及び独立行政法人等における温室効果ガス等の排出の削減に配慮した契約の推進に関する基本方針」に基づいています。

優れた設計者を選ぶための方式

プロポーザル方式は、設計案を見て選定するコンペ方式と違い、「設計者」そのものを選ぶ方式です。
実績や技術力などが記載されたプロポーザル(提案書)をもとに、適した設計者が選定されます。
コンペ方式と比べて、費用・労力・時間の削減が期待できるのが特徴です。

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