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鉄筋工事
公開日時 2020.09.14
最終更新日時 2022.04.05

鉄筋工事の能力評価基準について:施工管理職種の共通評価項目「技術力向上及び人材育成」

施工管理職種には能力評価基準が定められています。
能力評価はそのほか能力開発、採用活動などに活用されます。

本記事では、施工管理技士もぜひ覚えておきたい「技術力向上及び人材育成」の能力評価基準について紹介します。

出典:厚生労働省「05_鉄筋工事業/共通能力ユニット(技術力向上及び人材育成)

評価の概要

鉄筋工事、鋼材を加工し、接合して組み立てる工事のことを指します。
評価の基準概要は以下の様になっています。

レベル2
仕事の基本を正しく部下にやって見せることで、分かりやすく説明する能力。

レベル3
仕事の管理方法や技術ノウハウを指導できる。
また部下のおかれている状況を理解し、的確な指導ができる。

レベル4
標準化や共有化等を推進し会社全体として技術力向上を図れる。
さらに適材適所を考慮し、人的レベルに最適な教育計画を立案し推進できる。

「技術力向上及び人材育成」の評価基準レベル2・3

ここではレベル2と3の評価基準をご紹介します。

レベル2

能力細目と職務遂行のための基準

  1. 人材育成

仕事上において部下や同僚、後輩から不明事項等を質問された場合には、わかりやすく教えようと努めている。など

必要な知識

  • リーダーシップの基本に関する知識
  • 部下、後輩への接し方に関する知識

レベル3

能力細目と職務遂行のための基準

    1. 技術力向上

技術等の情報を自社の既存保有技術などとの融合が可能かを自ら検討できる。
また成果に結び付けられるものは現場で指示して実行し、その結果を検証している。など

    1. 人材育成

作業要領書、作業手順書などの重要性をしっかり意識させながら、その内容と具体的な作業段取り、組立てなどの仕事の流れに対応させて教育指導を行える。など

必要な知識

  • 鉄筋工事の技術に関する知識
  • リーダーシップの基本に関する知識
  • 部下、後輩への接し方に関する知識 など

ここではレベル4の評価基準についてご紹介します。

ここではレベル4の評価基準についてご紹介します。

能力細目と職務遂行のための基準

    1. 技術力向上

生産性改善などに役立つ様な施工事例情報を収集し電子化し、施工マニュアルや作業手順書などの作成を指示し、施工ノウハウの共有と標準化を図れる。など

    1. 人材育成

全社的人材育成計画に基づき、部下一人ひとりに対する育成計画を立案させられる。
また担当指導者も指名し、指導育成に当たらせている。など

必要な知識

  • 鉄筋工事の技術に関する知識
  • リーダーシップの基本に関する知識
  • 部下、後輩への接し方に関する知識 など

公的な職業能力の評価基準

職業能力評価基準は、職業能力評価制度の中心となる評価基準です。
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