水道法とは?施工管理技術者が知ると便利な法律
水道法とは、水道の管理や敷設を適正かつ合理的なものにするための法律です。
給水装置や配水管の取り付け位置などが定められているので、施工管理に携わる人なら知っておきましょう。
本記事では、施工管理技士を目指す人が知っておきたい水道法について紹介します。
この記事でわかること »
水道法とは
水道法は、水道の敷設や管理を適切・合理的に行うための法律です。
水道の基盤を強化することで、きれいな水の供給を図ります。
水道法の概要
- 水道の定義
水道は導管やそのほかの工作物で、人の飲用に適する水を供給する施設の総体とされています。
- 公衆衛生の向上を図る
水道の基盤を強化し、きれいな水を供給し、公衆衛生の向上を図ることを目的としています。
またきれいな水によって生活環境の改善も図ります。
- 国や地方公共団体が施策を講じる
水道は国民の生活に直結するものであり、貴重な資源のため、水源や水道施設の清潔保持は国や公共団体が行うことが定められています。
水道からきれいな水がいつでも供給されることは、公衆衛生の向上や生活環境の改善には欠かせません。
そのため、水道に関する施策は国や地方公共団体が行うことが定められています。
出典:e-Gov「水道法」
水道法の建築基準に関連する条項
水道法では建築基準に関連する事項も定められています。
水道事業者は、該当の水道によって供給を受ける給水装置の構造や材質は、政令で定める基準に適合しているものを使う必要があります。
基準に適合していない場合は、給水契約の申し込みを拒否するまたは、給水装置が基準に適合するまで給水を停止できます。
給水装置の構造や材質
- 配水管の取り付け口位置は、他の給水装置の取り付け口から30センチメートル以上離す
- 排水管の取り付け口の給水管の口径は、水の使用量に対して過大でないこと
- 排水管の水圧に影響が出るおそれのあるポンプに直接連結していないこと
- 水圧や土圧などの荷重に対して十分な耐力を有していること
- 凍結、破壊、浸食などを防止するための措置がされていること
- 給水装置以外の水管やその他の設備に直接連結されていないこと
- 水槽、プールなど水を入れたり、受けたりする器具や施設などに給水する給水装置では、水の逆流を防止するための適当な措置がされていること
国民の豊かな生活のために欠かせない水道
水道からいつでもきれいな水が出てくることは、国民の豊かな生活には欠かせません。
そのため水道は国や公共団体が管理することとし、給水装置の構造や材質は基準が定められているので、施工管理に携わるものは知っておきましょう。
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編集部
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