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公開日時 2018.08.22
最終更新日時 2022.04.06

土木工事写真をうまく撮るには?失敗しない方法を紹介

土木工事を行う際、現場監督は適宜、工事写真を撮影する必要があります。
工事写真は、検査の際の記録資料として使われたり、トラブルが発生した際には証拠資料に使われたりするなど、非常に重要な役割があります。
しかし、それだけに失敗も許されないため、慎重に撮影に臨む必要があります。
そこで今回は、土木工事における工事写真をうまく撮るコツなどについて紹介したいと思います。

目的に合った写真を撮る


工事写真は、まず撮影する目的を明確にすることが大切です。
そのために、適切な撮影時期や位置、アングル、範囲などをあらかじめ決めた上で撮影に臨む必要があります。
そして、最終的に、目的とする内容に応じて、これらを適宜調整していきます。
また、説明用黒板を効果的に利用することで、被写体の撮影目的を明確にするのも忘れないようにしましょう。
これらを網羅するためには、工事の計画工程表から、「誰が、いつ、どこで、何を撮影するのか」という撮影の計画表を、事前に作成しておくとよいでしょう。

撮影のポイント


撮影時の留意点として、工事写真はスケールを当てた部分だけが明確に映っていればよいと思われがちですが、撮影されたもの全てが寸法や品質を証明する役割を持つため、被写体の周りの映り具合ついても気を配る必要があります。

次に、施工状況の写真を撮影する際には、各工程や養生の状況などについても忘れないように撮っておきましょう。
なお、場合によっては、動画を活用するのも効果的です。
施工状況写真においても、撮影の目的を意識し、ただの風景写真にならないように注意しましょう。
また、撮影箇所や枚数についても、設計図書や計画工程用に指示された仕様が確認できるよう、必要最低限の要件を充たす必要があります。

最後に、工事着手、完成の写真を撮影する場合には、可能な限り工事区間全体が把握できるような構図を心がけましょう。
また、同一場所の、同一アングルで、工事着手前と完成後の違いが分かるように撮影しておくのもポイントです。
特に、工事着手前の写真では、起終点にポールや旗などを使用したり、固定の構造物を映りこませたりすることも重要です。

まとめ

土木工事では、毎日作業が進むため現場の状況も日々変化します。
そのため、工事の進捗をありのまま報告できる、工事写真は非常に大切といえるでしょう。
とはいえ、プロのカメラマンのようなテクニックが必要なわけではなく、目的内容がもれなく映っていて、第三者からどういう状況なのか理解できるものであれば問題ありません。
今回紹介した撮影ポイントを意識することで、より精度の高い工事写真が撮れるようになっていただければ幸いです。

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