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建設業の現場監督になるには?まずは施工管理技士2級の資格にチャレンジしよう!

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公開日時 2022.08.08 最終更新日時 2024.04.09

こちらの記事では、建設業の現場監督についてご紹介いたします。 


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現場監督とはどのような存在?

住宅などの建物の工事や道路の工事など街中では意外と多くの工事が行われていますが、どのような工事でも必ずいるのが現場監督です。
一定以上規模の建築・建設工事の現場には必ず1人は現場監督をおかないといけないと決められています。
この記事で現場監督の役割やどういった資格が必要なのか、現場監督になることのメリットなどを確認していきましょう。

現場監督の役割

現場監督とは言葉どおり、工事の現場を監督する役割を持った人のことをさします。
現場監督の役割には以下のようなものがあげられます。

・工事の進捗状況の確認
・施工の順番や進捗状況ごとに行う現場の写真撮影
・現場作業員や現場周辺の安全確認
・作業員や業者が動きやすいように掃除や整理を行う
・その他雑用

これらは工事の現場内を回って、現場監督自らが責任をもって行わなければならない仕事ですが、建築・建設業以外の人がよく混同しているのが現場監督と施工管理です。
現場監督は工事現場の監督業務だけを行い、施工管理とは現場以外に建築材の発注などほかの仕事も行います。
施工管理者が現場監督を兼ねる場合が多いため混同されてしまいがちなのです。

「現場監督」という資格はない

一定以上の規模の建築工事の現場には現場監督を必ず1人は配置しないといけないことを述べましたが、厳密にいえば「主任技術者」もしくは「監理技術者」の資格を所有している人を配置しなければいけません。
主任技術者、監理技術者はそれぞれ職種ごとの国家資格者が決められた実務経験年数を経て取得します。
大抵の場合、現場監督をしている人が主任技術者や監理技術者の資格を取得しているのです。
したがって「現場監督」という資格があるわけではありません。
逆にいえば、資格がなくても現場監督を務めることはできるということです。

現場監督を経験する利点は?

現場監督は工事の進捗状況や現場内の安全性確認などのため現場を巡回する必要があります。
そのときには工事現場にいる職人や業者などとコミュニケーションをとらなければいけませんし、職人さんだけでなく施主や依頼者、さらには近隣住人などとの対話も必要になってきます。
そういったコミュニケーション力や経験の中には現場でしか得ることができないものもあります。

工事現場で得る経験や知識は蓄積されていき、自信のスキルアップにも大きく影響してきます。スキルアップをすることで仕事の内容なども高度になっていき、それに対応する力や判断力もさらについていき、さらにスキルアップすることもできます。
また建築業界で新しい技術や機材などが出てきた時に直接、接する機会が多いのも現場監督のメリットともいえるでしょう。

現場監督になるには?

現場監督とは経験値を重ねることでコミュニケーション力や対応力、判断力などの向上を図ることができる職種ですが、どのようにすれば現場監督になれるのでしょうか。
ここからは資格が持った現場監督になる方法を述べていきます。

現場監督になる手段としては2つの方法があげられます。
1つめは、指定学科を学校で学んだうえで最低でも3年以上の実務経験を積むことです。この実務経験年数には学歴によって差がありますので注意しましょう。
2つめは、決められた資格を取得して現場監督になることです。
決められた国家資格を取得することで主任技術者・監理技術者に選ばれることができるので現場監督にもなれます。

では主任技術者と監理技術者になるためにはどうすればいいのか確認していきましょう。

主任技術者になる

現場監督になるための「より簡単な方法」は主任技術者になることです。主任技術者は資格の名称ではなく、現場の役職名です。工事を受注した建設会社が社員のなかから適格者を主任技術者として選任して現場に配置するのです。

◇主任技術者の適格者になるための資格
主任技術者の適格者になるには、資格と実務経験が必要です。
資格としては、「2級土木施工管理技士(土木)」「2級建築施工管理技士(建築)」「2級建築施工管理技士(躯体)」「2級建築施工管理技士(仕上げ)」「2級土木施工管理技士(土木)」などがあり、いずれか1つを取得すれば問題ありません。
主任技術者を目指す人は、まずはこれらの資格を取得することから始めましょう。

◇主任技術者の適格者になるための実務経験
主任技術者の適格者になるための実務経験年数は以下のとおりです。学歴によって年数が変わります。

<5年以上>
・高校の指定学科卒業
・専門学校の指定学科卒業

<3年以上>
高等専門学校の指定学科卒業
専門学校(専門士または高度専門士)の指定学科卒業
短期大学の指定学科卒業
大学の指定学科卒業

<10年以上>
上記以外の学歴の者(普通科の高卒者や文系学部の大卒者など)

監理技術者になる

監理技術者も現場監督と呼ばれる立場になることができます。監理技術者は主任技術者の上位の資格になります。規模が大きい建設工事現場のときは、主任技術者ではなく監理技術者を配置する決まりになっています。

しかし、監理技術者になることは、主任技術者になることよりはるかに難しいと言わざるを得ません。

土木事業や建築工事業、電気工事業など7つの業種で管理技術者になるには1級建築士などの難関資格を取得しなければなりません。
また大工や左官などの22種の業種で管理技術者になるには、通常の実務経験のほかに、指導監督的実務経験を積まなければならないのです。

指導監督的実務経験とは、元請けの建設会社の社員として請負代金4,500万円以上の工事で現場監督のような立場で仕事をした経験のことです。
そもそも元請けの建設業者に入社しなければなりませんし、そこで現場監督をしなければならないのです。

現場監督を目指すならまずは2級の施工管理技士資格を取得しよう

主任技術者・監理技術者になったほうが、より大きな規模の建設工事で現場監督を務めることができます。
また、給料などの待遇面でも主任技術者・監理技術者になっているのとなっていないのでは変わってくる場合もあります。

主任技術者・監理技術者になるためには国家資格を取得することから始める人が多いですが、その国家資格には1級・2級とあり、1級を取得するためには条件や試験内容なども2級と比べるとより厳しく、難しくなってきます。

そのため、現場監督を目指して資格を取得しようとするのならば、まずは2級の施工管理技士の資格を取得することから始めるといいでしょう。

施工管理技士には以下のような種類があります。
・建設機械施工技士
・土木施工管理技士
・電気工事施工管理技士
・電気通信工事施工管理技士
・管工事施工管理技士
・建築施工管理技士
・造園施工管理技士

ではそれぞれの受験資格や試験内容などを確認していきましょう。

施工管理技士資格の種類1:建設機械施工技士

この資格は建設に使う機械を扱う施工管理技士の資格です。
受験資格は大学で指定学科卒業後、実務経験6ヶ月以上であったり、高校・専門学校で指定学科卒業後、実務経験2年以上など、職務経験や学歴により細かく規定されています。
試験は筆記試験と実技試験が行われ、筆記試験の内容は以下の通りです。

①土木工学
②建設機械原動機
③石油燃料
④潤滑剤
⑤法規
⑥6種の中から1つまたは2つを選択し、選択した種の建設機械施工法

また実技試験では以下の6種の中から2種を選択して操作施工を行います。

第1種(ブルドーザ)
第2種(油圧ショベル)
第3種(モータ・グレーダ)
第4種(ロード・ローダ)
第5種(アスファルト・フィニッシャ)
第6種(アースオーガ)

試験日1日当たり最大2つの種別を受検することができ、3つの種別以上を受検する場合は2日以上の日程が必要となります。

施工管理技士資格の種類2:土木施工管理技士

土木施工管理技士の2級は「土木」「鋼構造物塗装」「薬液注入」と3種類の資格があり、3種類ともマークシート方式の学科試験と記述式の実地試験があります。
学科試験では3種類共通の「土木工学等」と「法規」のほかに、土木では「施工管理法」、鋼構造物塗装では「鋼構造物塗装施工管理法」、薬液注入では「薬液注入施工管理法」の試験があります。
実地試験では受験する種類の施工管理法についての記述が中心となります。

受験資格は大学の指定学科卒業後実務経験1年以上や高校の指定学科卒業後実務経験3年以上など規定されていますので、確認をしておきましょう。

施工管理技士資格の種類3:電気工事施工管理技士

電気工事施工管理技士は、建設工事の現場では電気工事の施工計画や工程の管理、安全の管理などを担う電気工事のスペシャリストともいえます。

受験資格は大学の指定学科卒業後実務経験1年以上や高校の指定学科卒業後実務経験3年以上など細かく規定されています。
試験はマークシート方式の学科試験と記述式の実地試験で、学科試験では「電気工学等」「施工管理法」「法規」の内容から出題され、実地試験では施工管理法の内容から出題されます。

施工管理技士資格の種類4:電気通信工事施工管理技士

電気工事と混同されがちな電気通信工事ですが、電気工事が配線などを扱うのに対して、電気通信線路や電気通信機械、TV電波の障害防除設備や情報制御設備の設置、防犯カメラ、火災報知器、情報通信設備、放送機械などを扱うのが電気通信工事です。
情報の伝達に使っている電気設備の設置などが電気通信工事の仕事範囲となり、このうち情報通信設備は、インターネット関連の設備が主になります。

受験資格は大学の指定学科卒業後実務経験1年以上や高校の指定学科卒業後実務経験3年以上などと規定されています。
試験内容はマークシート方式の学科試験と記述式の実地試験があり、学科試験では「電気通信工学等」「施工管理法」「法規」があります。実地試験は施工管理法についての記述となります。

施工管理技士資格の種類5:管工事施工管理技士

管工事施工管理技士は配管工事に特化した国家資格で、配管工事の施工計画の作成、工程や安全、品質の管理等を行うことができます。

建物には上下水道をはじめ、ガス管や給排気ダクト、冷暖房設備や空調設備がないと快適に過ごすことができません。また配管というのは建物のなかでも目につくところに設置されるものではないので目立ちませんが、不備や欠陥があると大きな問題になってしまいます。
管工事施工管理技士はこういった配管工事のエキスパートとして、工事現場では欠かせない存在なのです。

受験資格は大学の指定学科卒業後実務経験1年以上や高校の指定学科卒業後実務経験3年以上など細かく規定されています。
試験はマークシート方式の学科試験と記述式の実地試験で、学科試験では「機械工学等」「施工管理法」「法規」の内容から、実地試験では施工管理法の内容となります。

施工管理技士資格の種類6:建築施工管理技士

建築施工管理技士とは工事現場において、工事の施工計画の作成、工程の管理や安全の管理、品質管理などに必要な資格です。その仕事内容は施主や依頼者などとの打ち合わせ、現場にいる職人や技術者の監督および指導、建築資材の発注、近隣住民に対してのあいさつ回りやコミュニケーション、予算の管理など多岐にわたります。

2級建築施工管理技士は資格内容が、“建築”と“躯体”と“仕上げ”の3部門に分かれており、それぞれの資格を取得しているかいないかで担当する事が出来る業務内容が変わってきます。

学科試験はマークシート方式で「建築」「躯体」「仕上げ」から一つを選択します。試験内容は「建築学等」「法規」は共通ですが、それぞれの「施工管理法」も加わり、実地試験は記述式です。
受験資格は大学の指定学科卒業後実務経験1年以上や高校の指定学科卒業後実務経験3年以上など細かく規定されています。

施工管理技士資格の種類7:造園施工管理技士

造園施工管理技士は公園や道路の緑化工事、マンションやビルの屋上の緑化や庭園などの造園工事における施工計画の作成、工程の管理や使用する資材等の品質管理、また作業の安全管理などを行います。
この資格を取得してガーデンデザイナーや庭師、さらにはエクステリアデザイナーなどとして活躍する人もいます。

試験の受験資格は大学の指定学科卒業後実務経験1年以上や高校の指定学科卒業後実務経験3年以上など規定されています。
試験はマークシート方式の学科試験と記述式の実地試験で、学科試験では「土木工学等」のほか「施工管理法」と「法規」という内容になっていて、実地試験では施工管理法の記述式となっています。

2級の施工管理技士資格は独学で取得できる?

施工管理技士の資格は、取得しておくと現在の職場でも新たな場所でも待遇面で有利になるなどのメリットもありますし、現場監督として従事できる工事の規模が大きくなって仕事にやりがいを感じることができたり、さらに経験を積むことができるなどの利点も付随してきます。

建築業界で力を試したい人などは是非とも挑戦をしてほしい資格ですが、これらの資格は独学でも取得できるのでしょうか。

自己管理としっかりしたスケジュールを立てれば可能

結論からいえばしっかりとスケジュールを組み、そのスケジュールに沿って勉強を進めていけるように自己管理をすることができれば可能でしょう。

独学の場合、学校のように時間割が決まっているわけではないので、疲れていたり用事が入ったりするとついつい勉強の計画が狂ってしまいがちです。そのような時にズルズルと崩れてしまうのではなく、その日できなかった分は次の日に取り返していくというくらいの気持ちで取り組むことは大切になってきます。

過去問を重視しよう

資格試験を受験するときには過去問題集は必須アイテムです。過去問題を解いていくことでどれだけ自分がその問題を理解しているのか、受験する資格について理解しているのかがよくわかります。

とはいえ過去問の問題集はいろいろとあり、過去問題集を入手すればいいのか迷う人もいるでしょう。そのような時は本番の試験のように選択肢のなかから正解を選ぶ形式よりも選択肢の1つ1つの正誤を問う問題となっている一問一答式のテキストがいいでしょう。

そのようなテキストだと消去法ではないので自分が本当に理解できているかどうかがわかります。

施工管理技士資格を取得して現場監督を目指そう!

施工管理技士の資格を取得は、まず受験資格を取得する必要があり、そのためには実務経験を決められた年数分積まなければなりません。
決して容易ではありませんが、実務経験を重ねている間に学科の勉強を少しずつ進めておくなど、できることからしていきましょう。
資格を取得することで待遇面などでもメリットが出てきます。

現場監督としてやりがいのある仕事をするために、ぜひ施工管理技士の資格を取得しましょう。

 


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