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サブコンとは?サブコンとゼネコンの違いと主な仕事内容5つを紹介

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公開日時 2022.10.11 最終更新日時 2024.04.09

サブコンとは?

「サブコン」とは、「Subcontractor(サブコントラクター)」の略称で、「下請け業者」を意味します。特に、建設業界で使われ、部分的に建設業務を請け負う会社として使用されます。

サブコンは主に設備工事を請負、電気工事や空調工事、衛生工事、杭基礎工事、鳶工事など、その分野は幅広いのが特徴です。

この記事では、サブコンの仕事内容を中心に紹介します。

サブコン業界の現状

建設業界は「重層的ピラミッド構造」で形成されています。発注者から工事一式を請け負ったゼネコンはその工事の一部をいくつかのサブコン各社に外注しますが、さらにサブコン各社は二次、三次下請へと工事の一部分を発注していきます。

この構造が重層的ピラミッド型であり、その施工管理はゼネコンが行います。そして、多くの作業員が工事に関わり、複雑化します。そのため、責任の所在が不明瞭になったり、施工管理体制が不十分になったりするリスクがあります。

さらに、建設業界ではサブコンの発注先である技能労働者の高齢化や減少が深刻な問題となっています。建設現場は過酷であるため、特に若者から建設業界が敬遠され、深刻な人手不足も今後の課題となっています。

サブコンとゼネコンの違い

建設業界は、大きく分けてサブコンとゼネコンの二種類に分かれます。

ゼネコンとは、「General Constructor(ゼネラル・コンストラクター)」の略称で、工事一式を元請けし、サブコンはその中の一部を下請けします。

また、両者の違いはその規模や専門性で、例えばサブコンはゼネコンに比べて小規模な施工管理を担当したり、1人が複数の現場で同時に現場監督業務をしたりするのが一般的です。

一方、ゼネコンの仕事は施工管理が中心です。一般的にゼネコンは資金力があり、その中でも年間の単体売上高が1兆円を超える企業を「スーパーゼネコン」と呼びます。

一式請負

「一式請負」とは、ゼネコンが発注者から工事一式を請け負い、その一部をサブコンに外注する請負方式の一つです。一式請負は、もっとも一般的な請負方式です。

工事の一部である設備工事を請負ったサブコンは、図面に基づいてさまざまな調整を行い、工事を施工します。サブコンはゼネコンとコミュニケーションをとりながら工事を進めるため、ゼネコンが統括管理をしやすいのが特徴です。

別途工事

別途工事とは、発注者がゼネコンとサブコンに対して、それぞれに工事を発注する方式のことです。

発注者はゼネコンに対して建築工事のみを、サブコンに対して設備工事のみを発注します。別途工事は、ゼネコンがサブコンに外注するための手数料を節約できるメリットがあります。

一方で、別途工事は工事現場で必要な設備(仮設事務所やトイレなど)を、ゼネコンおよびサブコンの各々で設置しなければいけないことや、工事全体の統括管理が難しくなるというデメリットもあります。

サブコンが担当する主な仕事内容5つ

ゼネコンの下請けとして施工管理を行うサブコンは、企業によっては設計やメンテナンスも受注することがあります。さらに、サブコンが第二次・第三次下請けに発注をします。

サブコンは幅広い仕事を請負一方で、専門性の高い設備工事の施工や施工管理も行うサブコンの具体的な仕事内容を見ていきましょう。

1:電気設備工事

電気設備の工事は、電気に関わる配線や設備の取り付け、調整などの工事で、専門的な技術を必要とします。

その他にも、電気供給の申請から各所への送電、使用量メーターおよび分電盤の設置、コンセントや照明機器の設置など、電気設備工事の内容は多岐にわたります。

2:空調工事

空調設備工事は、建物内の空気の温度や湿度、清浄度、気流などを調節するための設備を設置する工事です。

具体的には、 温湿度の調整や空気清浄などを行うエアコンや、室内空気の入れ換えのための換気扇などの設置を行います。また、ダクトやパイプなどの管工事も行います。

3:消防設備工事

消防施設工事とは、消火活動および避難に必要な設備を設置する工事です。

具体的には、消火栓やスプリンクラー、不燃性ガスなど消火設備の設置、火災・漏電火災報知器など自動火災報知設備の設置、避難はしご・救助袋・緩降機など防災避難設備の設置などが消防設備工事にあたります。

4:衛生工事

衛生設備工事とは、給排水設備の工事から、水回りの衛生器具の取り付けなどを行う工事です。

具体的には、給水および給湯、排水、通気に関わる配管工事、給水タンクの設置、トイレ、洗面台、浴槽、鏡、手すりなどの衛生器具の取り付け工事が衛生設備工事に含まれます。

5:杭基礎工事

杭基礎工事は、基礎と呼ばれる建物の土台となる地盤の強化工事を行います。

基礎工事には、地盤の強度や性質を知るための地盤敷地調査、周囲の土が流れ込まないように杭や壁を使って固める山留め工事、地盤を強化するために杭を打ち込む杭工事、型枠に組み立てコンクリートを流し込んで基礎を作る型枠工事などがあります。

サブコンは直接施工を行うことがある

ゼネコンは工事一式を請け負う元請けですが、実際に施工を行うことはありません。一方、下請け企業であるサブコンは直接施工を行う企業もあれば、施工は第二次下請けの外注業者に任せる企業もあります。

サブコンが直接施工を行う場合は、自社の技能労働者が建設現場に赴き、作業を行います。

サブコンに就職するためには?

サブコンの企業は毎年文系理系問わず多くの学生を募集しています。理系の学生は技術職として、文系の学生は営業や事務職のとして採用されることが多いでしょう。

建設業界の仕事は多くの人と協力して仕事をするケースが多いです。そのため、サブコンに適した人材は、コミュニケーション能力に優れ、管理能力や交渉力がある人です。面接や志望動機ではその面をアピールすると良いでしょう。

また、建築技術や設備工事に関する専門知識やスキルを習得したり、情報収集に励んだりすることが必要です。

一方で、サブコンの技術職が活躍する現場は、一般的に納期が厳しいのが現実です。急な設計変更や予定外の作業に対して柔軟な対応力や覚悟も必要になるでしょう。

サブコンに就職するには資格は必要?

サブコンに就職するための資格は特に必要ありません。未経験では取得が難しい資格も多いため、現場での経験を積み重ねながら、資格を取得していくのが一般的です。

サブコンの現場では、施工管理技士や技術士など、専門的な資格が必要になったり、スキルが役立ったりしますが、入社前に資格を取る必要はありません。

また、企業によっては研修制度などのキャリアアップサポートがあるため、就活する企業を決める際はそれらの要素も考慮すると良いでしょう。

サブコンについて理解しよう

バブル崩壊からリーマンショックの金融危機など、サブコンだけでなくゼネコンにおいても、一時は厳しい時代がありました。

しかし、近年震災の復興事業や東京オリンピックに関する建設事業など、建設業界が再び息を吹き返し、今後もさらなるビジネスチャンスの拡大が期待できます。

また、サブコンの人手不足も進行していくことが考えられているため、募集人員も増えていくでしょう。建設業界は未だ人の力が欠かせません。

サブコンや建設業界への理解を深め、転職や就活を成功させましょう。


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