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AEP塗装の特徴5つ|塗装の種類と塗装の注意点も併せて紹介!

塗装の種類3つ

塗装には、どんな種類の塗料を使用するかによって、仕上がりや耐久性などに大きな違いが生じてきます。塗装の種類は非常に多く、塗料だけでもその用途や種類を把握することは、素人では困難と言われています。

 

ここでは、自然塗料による塗装、オイルステイン塗料による塗装、水性塗料によるAEP塗装に焦点を当て、また比較しながら、それぞれのメリットやデメリットについて説明します。

塗装の種類1:自然塗料による塗装

自然塗料は人体や環境に対して悪影響の少ない塗料です。自然塗料による塗装は、化学塗料に比べ、木材の保護には不向きというデメリットはありますが、塗装した木材の経年変化によって味わい深い仕上がりになります。

 

自然塗料はオイル系、ワックス系、オイルワックス系などに分類され、主原料が天然成分のため非常に高価なものが多く、また偽物も多いため、信頼できる施工業者との取引が必要になります。

塗装の種類2:オイルステイン

ステイン塗料は木部専用の塗料で、樹脂、添加物、顔料などが主成分です。木部に浸透させて着色するため、既に塗料やニスが塗られている箇所や金属には塗装できません。

 

オイルステインは油性のステイン塗料です。表面を油分で覆うため木材を保護し、屋外での使用にも耐久性があります。

 

ニス入りタイプとニスなしタイプがあり、ニスなしで塗装した場合には木を保護するために、ニスやラッカーを上塗りする必要があります。

塗装の種類3:AEP塗装

AEPとは「アクリルエマルションペイント」を表した建築塗料記号で、水性アクリル樹脂塗料のことです。AEP塗装はこのAEPを使用した塗装のことです。

 

水性エマルション塗料は、油を主成分に水で分散した樹脂が入ったものです。エマルションとは液体中に他の液体が微粒となって分散、浮遊しているものを言います。

 

一般的にエマルションペイントは水で分散していますが、有機溶剤で分散しているものもあるので確認が必要です。

AEP塗装とEP塗装の違い

AEPは「アクリル系エマルション」EPは「酢酸ビニル系エマルション」という区別があります。大きな違いはAEPは低温でも造膜性が良く、可塑剤がなくても被膜形成が良いことに対して、EPは耐水や耐アルカリ性に弱い点が挙げられます。

 

現在、EP(酢酸ビニル系エマルション)は、ほぼ使用されることがありません。そのため図面に「EP」とあっても、AEPを示している場合があり、AEPとEPは同義と解釈されています。

AEP塗装の特徴5つ

AEP塗装は内壁や外壁、家具など様々な場面で利用されています。またホームセンターなどで簡単に手に入る水性塗料と言えばAEPでしょう。

 

内装で使われる場合は、主に白系の艶消しが使われますが、店舗内装などは黒色などの濃い色を使うこともあります。

 

そんなAEP塗装には、他の塗料を使った塗装に比べ、いくつかのメリットがあります。ここではAEP塗装に関する5つの特徴について説明します。

AEP塗装の特徴1:ニオイが少ない

油性塗料は、有機溶剤を使って希釈するため「シンナー」などが含まれています。このような有機揮発溶剤は強い臭いを発生するため、使用中に気分が悪くなる場合があります。

 

対して水溶性のAEP塗装であれば、水で薄めることができるので、オイルステインのような油性の塗料や溶剤系の塗料と違い、有機揮発溶剤は含まれていません。そのためAEP塗装は「ニオイが少ない」という特徴があります。

AEP塗装の特徴2:健康への影響が少ない

塗装を行う際、使用する塗料によっては気分が悪くなる場合があります。これは塗料に含まれる有機溶剤が原因となっています。

 

こうした有機溶剤には、イソプロピルアルコール、メタノール、キシレン、シンナーなどが含まれ、吐き気、頭痛などを引き起こし、ひどい場合は呼吸困難や死に至ることもあります。

 

しかし水性塗料を使用するAEP塗装は、こういった有機溶剤を含まないため、ほとんど人体や健康への影響がありません。

AEP塗装の特徴3:費用が安い

塗料の値段は、主に塗料に含まれる樹脂の違いや期待耐用年数によって、値段が変わってきます。

 

樹脂別で見ると、単価の高いものから「無機配合型フッ素」「ピュアアクリル」「フッ素」「シリコン」「ウレタン」「アクリル」と価格が下がっていき、期待耐用年数も順に短くなっていきます。

 

AEP塗装は、水性アクリル樹脂塗料を使用しますから、比較的費用を安く抑えられます。塗料は溶剤系よりも水溶性が安いということです。

AEP塗装の特徴4:塗装面がきれい

油性塗料による塗装(op塗装、sop塗装)は、塗布の際の液ダレの扱いが非常に難しく、素人には技術が必要なため塗装面をきれいに仕上げることがなかなかできません。

 

その点、AEP塗装は素人でも扱いやすく、広域にはローラーを使い、細かい個所や手直しに刷毛を使えば、簡単にしかもきれいに塗装することができます。また油性塗料のように塗りムラのないフラットな質感になるのも特徴的です。

AEP塗装の特徴5:補修が簡単

何といってもAEP塗装の魅力は、汚れの補修が簡単ということです。クロス(壁紙)はたった一ヶ所でも汚れたり傷がついてしまえば、すべてを張り替えるしかありません。施工を業者に頼まなくてはならないし、費用もかかります。

 

しかしAEP塗装であれば、たとえ汚してしまっても、塗料と刷毛さえあれば自分で上塗りできます。もちろん施工費用はかかりません。木部に限らずコンクリートにも塗布可能なこともAEPの特徴です。

AEP塗装の注意点3つ

AEP塗装は非常にメリットの多い塗装方法ですが、決して良いことばかりではありません。AEP塗装には、その成分や性質から、他の塗料やクロスと比較した場合にいくつかのデメリットもあります。

 

AEP塗装は劣化が早い、施工費用が高い、クロスは6~7時間の施工に対し、AEP塗装は半日~4日程度かかったりと、知っておかないと損をすることもあるのです。

 

ここではAEP塗装の主な注意点3つに関して説明します。

 

 

AEP塗装の注意点1:汚れやすい

AEP塗装のデメリットの一つに、汚れやすい点が挙げられます。内装で言うとクロスに比べて、手垢が付きやすい、キッチン周りは油汚れや水撥ねによるシミが付きやすい、金属などが少し擦れただけで傷がついてしまうといった具合です。

 

AEP塗装は仕上がりの質感が良く、きれいに仕上がるため、白色系で仕上げた場合は特に傷や汚れが目立ってしまいます。簡単に補修は可能ですが、補修頻度はかなり多くなるでしょう。

AEP塗装の注意点2:接着力が弱い

接着力が弱いというのも、AEP塗装の大きなデメリットです。AEPは水で樹脂を分解しているため、溶剤系の塗料よりも接着力が弱くなります。

 

接着力が弱いため、乾いた塗料が剥がれやすいという欠点があります。そのため何度塗りなおしても、一定期間が過ぎるとまた塗料が剥がれてきてしまいます。

AEP塗装の注意点3:定期的なメンテナンスが必要

AEP塗装は経年劣化により、塗装面の汚れや、塗装の剥がれなどが起こるため、定期的なメンテナンスが必要です。

 

室内に限らず、外壁、特に「軒天」などの普段目にしない個所は、劣化に気づかず、放っておけば塗装は剥がれ、建築構造物自体にダメージを与えます。最悪、取り替えや修繕が必要となるケースもあります。

 

このような無駄な出費を回避し、住宅を延命させるためにも、定期的なAEPの塗り替えをお勧めします。

AEP塗装の特徴を知ろう

AEP塗装の主な特徴は、水で希釈でき、塗装後は水の発散によって固化し、光沢のない被膜を表面に作ります。

 

AEP(アクリル系エマルションペイント)は低温でも造膜性が良く、可塑剤がなくとも被膜形成に優れ、何より色付けが簡単ということです。

 

溶剤系に比べ臭いが少なく、素人でも簡単に扱えるため、人気の塗料の一つです。経年劣化による汚れや、塗装の剥がれも、道具さえ揃っていれば簡単に補修ができることも魅力です。

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