【業界人必見！】業界団体総まとめ！【土工・コンクリート工事業編】

街のインフラ整備を行うのに土工工事は欠かせません。
土工工事を行う業者があるからこそ、街が住み良い環境を保っていられます。
そんな土工工事を行う企業が加入する業界団体について見ていきましょう。
併せてコンクリート工事の業界団体についても紹介していきます。

土工工事業の業界団体

一般社団法人日本機械土工協会

昭和46年に設立され、主に機械土木の施工を行う建設会社が正会員として加入している業界団体です。
資材や機械装置を製造したり販売したりしている企業も賛助会員として加入できます。
土工工事業界の発展のため、技術者の教育として登録機械土工基幹技能者の育成に力を入れています。
富士山麓に「富士教育訓練センター」を設置しており、会員企業の新入社員教育を行うときに利用可能です。
新人以外の社員を対象として教育訓練なども実施しています。

一般社団法人日本グラウト協会

グラウトというのは、注入工法によりヒビ割れの隙間を埋めるための作業です。
日本グラウト協会には、注入工法を用いた工事を行っている企業が正会員として加入しています。
注入工法に関する調査研究や普及啓蒙活動、技術向上を図ることなどが主な活動目的です。

一般社団法人全国コンクリート圧送事業団体連合会

コンクリート圧送工事を行う企業が加入している業界団体で、昭和49年に設立されました。
全国で241社の企業が加入しており、比較的規模の大きな業界団体です。
コンクリート圧送というのは、油圧を用いて生コンクリートを型枠内に打ち込む作業を指します。
大きなビルの建築工事をするときや、施設などを作るときによく用いられる専門技術です。
コンクリートポンプ車という専用の重機を用いて行います。
そして、安全教育や有資格者の育成などに力を入れているのが特徴です。
加入企業の社員が、登録コンクリート圧送基幹技能者やコンクリート圧送技能士などの資格を取得するのに必要なサポート体制を整えています。
資格取得のためのテキストや、コンクリート圧送に関する技術書などの出版も行っているため、ぜひ読んでみるといいでしょう。
労働安全衛生法で規定されているコンクリートポンプ車の特別教育も実施しています。
また、加入企業で労災が発生した場合に、国の労災保険による補償に上乗せした補償をする全圧連福祉共済制度を実施していることもこの団体の特徴です。

各分野の業界団体は新人の育成に力を入れている

土工工事やコンクリート工事など、建設業の中でも特定分野を対象として設立された業界団体は、新人の育成に力を入れていることが多いです。
資格取得や技術向上に繋がる取り組みなども行っているため、新人だけでなく中堅社員にとっても役に立つでしょう。