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【建機業界の需要】現状の業界を取り巻く環境と今後の展開とは?

建機とは、建設現場で使われる油圧ショベルやクレーンやブルドーザなどの建設機械のことです。
建設業界の人手不足が騒がれて久しいですが、「人口が減っているから建設作業員が減っている」と考えることもできますが、「建設業界が好調だから人が足りていない」ともいえるのです。
だからいま、建機が売れているのです。
ただし、懸念点がまったく無いわけではありません。今回は、建設業界の現状と将来について見ていきましょう。

海外で稼ぐ体質がより鮮明に

日本建設機械工業会が2018年8月29日に発表したデータによると、2018年度の建機出荷額は前年比5%増の2兆3,709億円でした。そのうち国内は4%減の8,292億円でしたが、国外(輸出)は10%増の1兆5,417億円でした。
建機業界はいまや「海外で稼ぐ」体質になっていて、輸出立国ニッポンの象徴的存在です。

K社73%増、H社7.5倍

国内の建機大手4社のうち、K社の2018年3月期の当期純利益は1,964億円で、なんと前期比73%増でした。K社を一言で表現すれば、「儲かっている会社」となります。
そしてH社の2018年3月期の当期純利益は600億円で、なんと前期比7.5倍でした。一言でいえば「相当儲かっている会社」です。
アメリカ、中国、東南アジアは資源開発やインフラ整備や大型建築に力を入れていて、日本の建機を必要としているのです。

チャイナショックが唯一の心配材料か

ただ、建機業界に懸念がないわけではありません。それは中国ショックです。
2018年現在は中国経済の好調さに助けられている建機業界ですが、中国経済は浮き沈みが激しいことで知られています。中国での建機需要はかつて、わずか5年で5分の1になったこともあります。
中国経済と「一蓮托生(いちれんたくしょう)な業界体質」が裏目に出てしまう可能性も否めないでしょう。

まとめ

世界経済が好調だから日本の建機業界が潤っているのは当然といえば当然ですが、実はそれほど単純な話ではありません。
というのも、日本の建機が優秀だからこそ世界経済の上昇気流に乗ることができているからです。企業努力という裏付けがあっての現在の好調ぶりといえるでしょう。

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