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公開日時 2018.11.07
最終更新日時 2022.04.06

耐震診断ってどんなことするの?知っておきたい重要ポイントをまとめてみた

大地震に備えて行っておきたいのが、自宅の耐震診断です。
耐震診断は、大きく「簡易診断」「一般診断」「精密診断」の3つに分けられます。
ここでは、それぞれでどのような調査を行うのかをみていきましょう。

簡易診断(セルフチェック)


まずは、自宅の耐震性が十分かどうかをセルフチェックしてみましょう。
最初に確認したいのが、「いつ建てられたのか」ということです。
新耐震基準に変更された1981年以前に建てられたのであれば、要注意だといえます。
また、大きな災害に見舞われたことがあるかどうかも重要なポイントです。
大地震や大きな台風などに見舞われたことがある場合は、築年数以上に建物が傷んでいる可能性があります。
そして、増築をしたことがあるかどうかです。
過去に増築をしている場合は、その影響で耐震性が損なわれている恐れがあるといえるでしょう。

一般診断


専門家によって行われる耐震診断は、大きく「一般診断」と「精密診断」に分けられます。
一般診断では、目視で確認できる範囲で建物の基礎や土台、柱、梁などの状態を確認します。
また、平面図や立体図などで耐久壁の長さ確認することで建物の耐震性を推測します。

精密診断

精密診断では、建物に穴をあけて内部を調査したり、場合によってはサンプルを切り取って状態を確認したりします。
また図面を用いて建物の構造を確認するときには、耐久壁や柱、梁などのバランスもチェックします。
精密診断では細かい部分まで調査を行うため、しっかりと調査したいのであれば一般診断よりも精密診断の方が安心だといえるでしょう。
実際に、一般診断では耐震性があると判断されたものの、精密診断をしたら耐震基準を満たしていないことが明らかになったというケースはあるようです。
ただし、精密診断は一般診断に比べて料金が割高です。
また穴をあけた部分の補修も行わなければいけないので、その点は頭に入れておくようにしましょう。

耐震補強

耐震診断で耐震性に問題があると判断されれば、補強をする必要があります。
補強や改修工事を行う場合は、建築士が補強計画を立案し、その案に沿って施工が行われます。
なお、耐震補強は大きな地震の前に行わなければ意味がありません。
耐震性が十分ではないことが明らかになったら、できるだけ早く耐震補強に取りかかりましょう。

まとめ

地震大国日本に住む私たちにとって、地震に対する備えは欠かせません。
「自分は大丈夫」と思わずに、万が一の事態に備えて耐震診断を行うことをおすすめします。
また、耐震補強が必要だと分かった場合には速やかに対処するようにしてください。

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