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公開日時 2018.01.01
最終更新日時 2022.04.06

【気になる予測】i-Constructionによって生産性はどのくらい上がるのか

国土交通省は、i-Constructionを導入することにより建設業の生産性向上を目指しています。
これにより建設業の現場は大きく変化しようとしています。
では具体的にi-Constructionとはどういった取り組みなのでしょうか。
i-Constructionの活用例や、i-Constructionの導入で生産性がどのくらい上がるのかなどをご紹介します。

i-Constructionとは

i-Constructionとは、建築現場の生産性向上を目指し、国土交通書が導入した取り組みです。
建設業の測量・設計・施工計画・施工・検査などの過程において、3次元データを導入することで生産性を上げることを目的としています。
i-Constructionを導入することにより、これまでの工程より少ない人数・日数で同じだけの工事量を実現します。
国土交通省では、2025年までの土木・コンクリート工分野の2割の向上を目指しています。
建設業の休日の確保や拡大、賃金水準の向上のためには生産性向上が不可欠です。
そのため建設業全体の人口減少や高齢化が進んでいく中でも、今までと同様の役割を果たすために作られました。
では具体的に、ITやICTが取り入れられることにより、どの程度生産性が向上することを目指しているのでしょうか。

i-Construction導入によって得られる効果

まず3次元データを拡張するための基準を整備します。
そしてICT土工を実施できるための体制を整備したのち、工事に導入していきます。
国が行う大規模土工は発注者の指定で、中小規模土工は受注者の希望により実施が可能です。
主に3次元測量や、3次元設計図面の作成、ドローンの活用、ICT建機での施工などを行います。
ICTが導入されたことにより、起工測量の日数が短縮されたり、手元作業員が不要となり重機との接触の危険性が減ったりなどの効果が上がっています。
今後はトンネル・ダム・橋梁の維持管理の工事にICTを活用していくと、国土交通省から発表されました。
これに向けてICT人材育成の強化なども進んでいます。
建設業受けの発注者向けそれぞれの講習・実習が全国で行われています。
研修内容は、3次元データの作成やUAVなどを用いた測量の実演、ICTが建機による実演などです。
これからもこのような実習が全国で増えていくことが予想されます。

i-Construction導入によって目指すものとは

i-Constructionが目指すものは、まずひとりひとりの生産性を向上させることです。
これにより企業の経営環境を改善していきます。
また建設現場での死亡事故を減らす、給与水準を上げる、休日の拡大などもi-Constructionが目指すものです。
今まで「きつい・汚い・危険」と言われていた3Kから「給与・休暇・希望」の3Kを目指してICT技術の全面的な活用を目標としています。
これからも建設業の多くの分野で、i-Constructionが導入されていくでしょう。

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