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今後の建設業界の課題と4つの将来性|必要とされる人材の特徴も紹介

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公開日時 2023.02.15 最終更新日時 2024.01.24

こちらの記事では、今後の建設業界の課題についてご紹介いたします。

 


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建設業界の4つの現状


バブル崩壊やリーマンショックでの建設不況から持ち直して、「建設バブル」といわれるほどの好況を呈しているのが、近年の建設業界です。

オリンピックが終わり、新型コロナウイルスの影響もある状況で、これからの建設業界がどのようになっていくのかという将来性について、以下で解説します。

1:東京オリンピックの影響で需要増加

まず、東京オリンピックの影響で建設需要はかなり増加しました。

新しく建設されたものでは、新国立競技場や有明アリーナ、東京アクアティクスセンター、海の森水上競技場などがあり、新設ではないものの大規模な改修工事がされたものには、国立代々木競技場や東京体育館、有明コロシアムなどがあります。

競技場以外でも、道路の整備などのインフラ工事も様々なところで実施されました。また、民間でも来客者のためにホテルなどの宿泊施設や、インバウンド増加を見込んだ商業施設の建設が行われ、建設業界は非常に活況に湧きました。

2:消費税増税前に需要増加

2019年10月に消費税は8%から10%に増税されましたが、その前の駆け込み需要で、建設業界でも需要が増加しました。

特に、持ち家建設や分譲住宅の分野では、価格が高額なため、必然的に消費税引き上げによる金額的な影響が大きく、そのため増税前の駆け込み需要が発生しています。

出店:消費税率引上げについて|財務省

3:災害復興のための需要増加

2011年の東日本大震災からの災害復興で、建設の需要は増加していました。それだけでなく、近年の線状降水帯による大雨や大型の台風の強風による災害なども増加しており、ますます建設需要は増加する傾向にあります。

今後も、大規模な気候変動による災害は続くと予想されており、復興建設需要はまだ増えると考えられます。

出典:特集 東日本大震災|内閣府

4:新型コロナウイルスの影響で工事の中止や延期が増加

建設需要は増加傾向にありましたが、この年から広がりだした新型コロナウイルスの影響で、工事が中止されたり延期されたりして、需要の減少が見られました。

飲食店や宿泊業などが休業に追い込まれ、それに伴い新規建設工事が中止になるなどの影響がありました。また工事現場でも感染防止対策に手間取ったり、作業員が確保できなかったりしたことで、工事を延期せざるを得なかったところもあり、一時的な需要の減少が見られました。

建設業界の課題


上記のように、新型コロナウイルスの影響で一時的な需要の減少はあるものの、建設業界にはまだまだ強い需要があり、今後も建設工事は数多く実施されて、良好な将来性があると推測されます。

そのような状況であっても、建設業界は根本的な課題を抱えています。その課題とは人材不足と高齢化の二つです。

人材不足が続いている

建設業界の就業者数は平成9年の685万人をピークに減少を続けており、深刻な人材不足の状況にあります。少子化が原因となって、今後も人材不足の状況は続くと考えられており、働き方改革や外国人労働者の受け入れなど、根本的な対策を早急に打つ必要があると考えられています。

出典:建設産業の現状と課題|国土交通省

人材の高齢化が進んでいる

上記の通り、そもそも人材不足の状況である上に、バブル期に就業した労働者の多くが高齢化して退職の時期を迎えており、より一層深刻な人材不足となることが予想されています。建設業界への若者の入職・定着者数はまだまだ少なく、中長期的な就業者数を増やす方策が必要です。

今後の建設業界の4つの将来性


上記で述べました建設業界が置かれている需要や人材の現状に鑑みて、今後の建設業界の将来性について検討してみます。

具体的には、新型コロナウイルスが収束した後の建設業の需要見通しはどうなるのかということや、根本課題である人材不足を軽減するための作業者の労働条件などについて解説します。

1:建設業は必要とされる業種

建設業は必要とされる業種であるということが、今後の将来性を考える上ではまず重要な項目です。

少子化と高齢化で人口は減少に転じていますが、住宅の必要性は変わりなく、また教育施設や商業施設の建設も継続的に発生すると考えられます。さらに災害は今後も発生すると予測され、復興の建設需要も必須であり、そのような観点から建設業は必要とされる業種であるといえます。

2:今後は老朽化した施設のリニューアル工事が増える

バブル期に建設された集合住宅などの施設は、建設から25年以上が経過して老朽化が進み、大規模修繕工事が必要とされる時期に入っています。

このような事情から、今後は老朽化した施設のリニューアル工事が増加すると見込まれています。特に、排水配管や外壁などが標準的な耐久年数を超える時期にさしかかっていることが挙げられ、今後も建設業界の将来性は明るいと考えられます。

3:労働条件が緩和される

人材不足という根本改題に対する対策としては、労働条件が緩和されることが見込まれます。

国土交通省も建設業の人材不足に対する政策的な対策を検討しています。労働条件を緩和するなどの働き方改革を推進することで若年労働者の新規就労や定着を図り、人材確保に繋げるための法整備を進めているのです。

IT化でテレワークを導入が期待できる

現場労働者への適用は難しいですが、積算や設計、営業や経理などの職種では、IT化が進むことでテレワークが導入され、出社しなくても在宅で業務が行える環境が整備されるということが期待できます。

テレワークが導入されると、通勤のための時間が不要となるなど、業務効率の改善も期待されます。

週休2日制を取り入れる見込みがある

国土交通省の建設業における働き方改革に対する施策検討で、週休2日制に向けての取り組みを進めるための協議会設置があげられるなど、将来には週休2日制に移行する見込みがあるといえます。

他の業種では週休2日制導入が進んでおり、建設業との間に労働環境の差がありました。しかしながら建設業においても週休2日制を導入することで、他業種への転出を防ぎ、不足する人材確保を図るような動きが進んでいます。

出典:建設業における働き方改革|国土交通省

社会保険への加入がしやすくなる

国土交通省は、建設業において社会保険に加入していない事業所に対して、強制的に加入させるような施策を進めています。

これまで、建設労働者の社会保険加入率は低かったのですが、この施策が進められることで、社会保険への加入が容易になり、人材不足の対策となり得ると考えられます。

出典:建設業における社会保険未加入対策の概要|国土交通省

残業が減っていく可能性がある

国土交通書が推進する建設業の働き方改革の中では、時間外労働の上限を見直すことも検討されています。

36協定による罰則付きの時間外労働の上限を定め、特別な事情があって労使が合意していても、上限を超えることは認めないというものです。

労働基準法の改正で罰則付き上限規定の一般則を、これまで適用除外されていた建設業にも適用する方向で進んでいます。この改正が適用されると、残業が減っていく可能性が大きいでしょう。

出典:建設業における働き方改革|国土交通省

4:新型コロナウイルス収束後は海外での需要も期待できる

海外、特にアジア圏では著しい経済成長に伴い建設需要が増えており、その需要を受ける形で、我が国の建設会社の建設受注実績も堅調に伸びています。

現在は、新型コロナウイルスによる影響で、日本企業の従業員が海外に出ることができていません。

また海外の国々での建設工事自体も、労働者の確保や作業環境が整備できていないなどの要因から、一時停止しているところもあり、海外での堅調な需要を取り込めてない状況といえます。

しかしながら、コロナウイルスが収束した後は、コロナウイルスの影響で停滞した経済の再活性化のため、建設需要は回復すると考えられています。その海外需要を取り込むことで、日本企業の大きな伸びは期待できるといえるでしょう。

今後の建設業界に必要とされる人材の特徴3つ

今後の建設業界に必要とされる人材の特徴3つ


建設業界では根本的に人材難で、求人は多く、常に人材を必要としていますが、その中でもより強く必要とされる人材の特徴があります。今後の建設業界により強く必要とされる人材について、独自の発想と責任感、コミュニケーション能力の3つの特徴を取り上げて解説します。

1:デザインに携わる人はAIに負けない独自の発想

ITの技術が進み、ビッグデータが蓄積されて、AIでできることが増えてくると企画や、色彩の提案などはコンピュータが行うようになる可能性があります。

建設関係のデザインに携わる人は、AIでは思いつかないような、ある意味突飛な、独自な発想を持った人材が求められるようになるでしょう。

2:強い責任感

建設の仕事は、当然ですが一人で完結するものではなく、大勢の人が関わって成し遂げていくものです。設計段階から施工現場作業、営業や裏方の経理などの事務まで含めて、多種多様な人が業務を役割分担して進めることで、一つの建設が完成します。

このように大勢の人が関わるような仕事では、与えられた役割に対して強い責任感を持って、最後までやり遂げることができる人材が求められています。

3:コミュニケーション能力

また、大勢の人が関わるということは、それぞれの意思疎通を図るために、コミュニケーション能力も必要となります。

自分の考えを相手にわかりやすく伝えて、かつ相手の考えていることを聞いて自分の中に取り込み、業務をうまく進めることに反映させていくというコミュニケーション能力は、現場でも裏方でも、どのような職種であっても必要とされます。

今後も将来性のある建設業界で働いてみよう


現在は、新型コロナウイルスの影響で一時的に停滞している状況ではありますが、今後コロナウイルスが収束すれば、国内のみならず海外においても需要があったのが建設業界です。

今後も良好な将来性が見込める建設業界で働くということも考えてみてはいかがでしょうか。

 


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建設技術者派遣事業歴は30年以上、当社運営のする求人サイト「施工管理求人サーチ」の求人数は約6,000件!
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