建設コンサルタントの現状。様々なデータを元に徹底調査
建設コンサルタントとは、第三者の立場で設計審査や施工管理などを行う職業です。
本記事では、施工管理技士はぜひ知っておきたい建設コンサルタントの現状を紹介します。
建設コンサルタントの企業数
国土交通省に登録している建設コンサルタントの企業数は平成16年3月時点で4,169社あり、平成8年度に比べ約44%増加しています。これを資本金規模別に登録企業数を見ますと、資本金2,000万円未満の企業が全体の約50%を占め、資本金5,000万円未満までを含めると約80%となり、中小規模の企業が非常に多いのが特徴です
この現状を見ると、建設コンサルタントの企業数は年々増加していることが分かります。
また、大企業よりも中小企業の割合の方が多くなっています。
※出典:一般社団法人 建設コンサルタンツ協会「建設コンサルタントの現状」
建設コンサルタント業務の契約金額
国内公共事業に関する建設コンサルタント業務の契約金額(50社)は、最近の国、地方の公共事業費の削減により平成8年度の4,195億円をピークに減少し、平成16年度は平成8年度から約29%減少しています。
建設コンサルタントの企業数は増えていますが、それに比べて契約金額は減少している傾向にあります。
また建設コンサルタンツ協会の売上高も平成9年をピークとして減少しているとされます。
※出典:一般社団法人 建設コンサルタンツ協会「建設コンサルタントの現状」
1社当たり技術者数
建設コンサルタンツ協会会員企業の1社当たり技術者数は、約86人/社とされています。
変動はありますが、減少傾向にあります。
ただし以下のように、技術士の数は全体的に増加傾向にあるとされています。
国家資格である技術士の数は、一社当たり平成15年度末28人/社で、一社当たり技術者の約33%を占め、高品質な成果品を提供するために全体的に増加傾向にあります。
※出典:一般社団法人 建設コンサルタンツ協会「建設コンサルタントの現状」
企業の数は年々増えている
建設コンサルタントの企業数は年々増加傾向にあるとされています。
しかしそれに伴って売上高経常利益率は下がっている傾向にあります。
それでも国家資格である技術士の数は、全体的に増加傾向にあることが分かりました。
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編集部
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