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公開日時 2020.07.21
最終更新日時 2022.04.05

施工管理者必見!建設現場の最新技術:吹付ロボット

建築業界では、熟練労働者の不足や若年層労働者の建設業界への敬遠などによって人材の確保が難しいと言われています。
そうした状況で注目を集めているのが最新のロボット技術で、施工管理者としても深い知識が求められます。
今回は吹付ロボットについて解説するので、参考にしてください。

建設現場で活躍する吹付ロボットとは


今回紹介する吹付塗装を行うロボットは、次の3つのパーツによって成り立っています。

  • 走行装置
  • 移動装置
  • ロボットアーム

まず、吹付ロボットは走行装置によって目的の場所へ移動します。
もちろんリモコンでの移動だけでなく、自走機能も備えています。
そして昇降、横行ができる移動装置によって塗装部分をカバーしながらロボットアームを使用し吹付塗装作業を行います。
ロボットアームには粉塵飛散防止機能がついているものもあり、目的の場所だけに絞って効率的に吹付作業をすることができます。
また、吹付ロボットは工事用エレベーターに乗せることで他の場所に移動させることも可能になっています。

このような吹付ロボットは現在、実証実験の段階に移っています。

建設現場に吹付ロボットを導入するメリット


続いて、吹付ロボットを導入するメリットについて解説していきます。

吹付ロボットが建設現場にもたらすメリットとしては、主に以下の2点があります。
・技術者不足を補える
現在の建築業界においては、熟練労働者の高齢化などから労働者不足に悩まされています。
しかし吹付ロボットなら、熟練の作業員は不要です。
なぜなら、ロボットが実用化されればオペレーターとコテ押さえや検査を行う技術者のみで作業を行うことができるからです。
また、簡単な作業ではコンピューターに作業を登録させることだけで行うことも可能です。

・時間効率を上げる
現状では梁などの高所の吹付作業を行うときは、技術のある作業員が作業車に乗り高所へ移動し作業を行っています。
そのため一度の吹付作業で行える範囲は限定されていました。
しかし、吹付ロボットを使用することによって人間が作業するより遥かに広い範囲を一度に吹付塗装を行うことができます。
そのため吹付作業を現在の2倍程度の速さで行うことができ、全体としても時間を2割程度削減することができます。

ロボット導入のメリットを把握しよう

今回は、吹付ロボットの仕組みや導入することで期待できるメリットを解説しました。
人員を削減しながら作業効率をアップさせられる便利なロボットは、建設現場でも積極的に利用されることでしょう。
施工管理者としても吹付ロボットへの知識を深め、今後の現場での業務に活用するよう努めましょう。

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