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公開日時 2020.02.05
最終更新日時 2022.04.06

施工管理者必見!建設現場の最新技術:建設用3Dプリンター

最近ニュースなどでよく話題になる3Dプリンターですが、実は建設現場でも活用されることになるかもしれません。
3Dプリンターを使用することで、様々な作業を簡略化できるのではないかと期待されているのです。
そのため施工管理者の皆さんも3Dプリンターに関する知識を身につけておくようにしましょう。

建設現場で活躍する建設用3Dプリンターとは


3Dプリンターは、平面を扱うプリンターや鋳型等を使用することで製造するものとは違ってCADデータによって立体を造形する機器のことです。
2010年ころから家庭用商品も多く出始め、今では低コスト化により多くの企業が開発を行っています。
2018年には建設用3Dプリンターとして、建造物を安価で大量に作成できるような建設用3Dプリンターも開発されています。

次に、鋳造物や切削物との違いを比較してみましょう。
メリットは切削では作ることの難しい中空構造や、複雑な内部構造も作成することができること、誰が何個作っても同じものを作成することできることです。
それに対してデメリットは強度を高めるのが難しいことや、簡単なものを作成する場合に従来よりも時間がかかることです。

建設現場に建設用3Dプリンターを導入するメリット


建設現場において3Dプリンターを導入するメリットとしては、次のようなものが期待されています。
・作成者の技術を問わずに必要なものを作成できる。
3DプリンターではCADデータと材料が同じであれば、同じものを誰でも作成することができます。
作成者に熟練の技術などは必要ありません。
また複数個作る場合においても、全く同じものを作成可能です。
そのため、建設現場で3Dプリンターを使用することで熟練作業者の行う仕事量を減らすことができます。
これまでよりも重要な仕事に絞って、任せることができるようになるかもしれません。
そして将来的には高齢化が進む技術者の穴埋めが期待されています。

・安価に、少人数で作成することができる。
40万円程度の費用と1日程度の時間をかけることで住宅を作成可能な3Dプリンターも開発されています。
発展途上国などで屋根を求める住人に向けて使用されていますが、日本でも建設現場での事務所を作る際や災害時等の住居を作成する際に役に立てることができると考えられます。

3Dプリンターの活用法を知ることが大切

今回は、3Dプリンターについて解説しました。
近年、世界では住居だけでなく歩道橋やカフェも3Dプリンターで作成された事例があります。
また、窓・水栓などを作成するための専門の3Dプリンターも開発されています。
3Dプリンターの利点を正しく把握し、使用することで建設現場で活かせるようにしましょう。

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