ページトップに戻る
公開日時 2018.11.21
最終更新日時 2022.04.06

電気工事に使う道具とは?プロが教えるおすすめの道具を一覧で解説

電気工事を行う際には、資材を組み立てるための工具のほかに工事士の安全を守る道具なども準備しなければいけません。どんな事業所でも備わっているため「深く考えたことがない」という電気工事士さんもいるかもしれません。ここでは、電気工事に使う道具を中心に、プロならではのおすすめの道具を解説します。

電気工事に欠かせない道具を振り返ってみよう

工具に関しては、電気工事士の試験にも出題されるものも多く、試験勉強はもとより、職業訓練を受ける際などに実践を兼ねた使い方の練習を行う方も多くみられます。けれど、「道具」に関してはいかがでしょうか。

ヘルメットに安全靴、腰ベルトなど、私たちの身を守り、安全に工事を進めるための道具に関してはなかなか興味関心を持たない分野かもしれません。中には、「使いにくい」といった理由から安全帯をつけずに作業を行った結果、転落・落下事故にあった電気工事士も少なくないようです。

また、工事の成果を確認するための「計測機器」に関しては、使い方をしっかり覚えておかなければ独立開業できないとさえ言われています。今一度、当たり前に使っている「道具」の名称と使い方、安全を守るための意味を振り返ってみることも大切です。

マイ道具として持っておきたい道具はこれだ!

電気工事士の中は自分にとって使い勝手が良い工具を揃えていく、使いやすさや効率性を追求する楽しみを持っている方も多く見られます。その中で、マイ道具として持っておきたい道具についていくつかピックアップしてご紹介します。

◇①接地抵抗計(アーステスタ)
電気工事の中で「接地工事」の施工も重要な任務です。接地工事の重要性は電気工事士なら必ず学ぶことがらです。ここで、電力会社各社の「内線規程」に基づいた基準抵抗値を下回ることができているかを確認するために必要なのが接地抵抗計(アーステスタ)です。アーステスタにはアナログ・デジタルそれぞれありますので、使いやすさや正確性を求めるためにいくつか持っているという声も寄せられています。

◇②絶縁抵抗計(メガー)
ケーブルや電気機器の絶縁性の確保は感電や漏電などの危険を回避するために必要な措置です。新規の工事はもちろんのこと、経年経過による絶縁体の劣化による事故を防ぐために「絶縁抵抗測定」が実施されます。
絶縁抵抗計は機種によって測定できるレンジが異なりますので、測定対象によって機器の選択が求められます。そのため、単レンジタイプのものから、多レンジ(4~5レンジ)タイプのもの、複数機器をそろえておくと便利です。

◇③テスター(電圧計・回路計)
気軽に導電チェックが行える機器です。直流や交流の電圧・抵抗など確認できる多機能型の製品ですので、電池の残量や電気機器の導通試験を行うことが可能です。ホームセンターなどで気軽に購入できる消耗品感覚で安価な機種もありますが、プロユースの場合、測定器メーカーの品物を購入することをおすすめします。

まとめ

電気工事業法における電気工事業の届出を行う場合には、法令に基づき経済産業省令で定める器具を備える必要があります。電気工事法によると、先に紹介した抵抗計2種と電圧計(回路計)は電気工事業者必携の道具として明示されています。また開業時には「備付器具明細書」を作成し、法令に基づいた機器の名称やその機種名を届け出る必要もあります。
独り立ちするときはもちろんですが、仕事を行う上で、基本的な計測機器は揃えておくと役立ちます。

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2024年4月19日更新
新着情報0
現在、新着求人はありません。