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公開日時 2018.11.15
最終更新日時 2022.04.06

ビルの解体で大活躍の重機と重機が入れない時の解体方法を紹介

重機はビル解体の現場でも大活躍してくれます。ところが、狭い場所など重機が入れないケースも少なくありません。そこで今回はビル解体に有用な重機について解説。重機が入れない時の解体方法とあわせてご紹介します。

ビルの解体で大活躍する重機

ビルを建設するのに欠かせない重機ですが、ビルを解体する時にも重機が大活躍します。
ビル解体の際に使われるのは、建設現場で役立つものとは異なる解体専用の重機。以下のようにさまざまな種類があり、現場の環境によって使い分けられるのが一般的です。それぞれ順に特徴を解説します。

  • ロングアーム
  • ツーピースアーム
  • ロングフロント

ロングアームは、長いアームを備えるのが特徴。棒状の構造物を有するブーム式と呼ばれる構造になっており、10m程度の建築物の解体に有効です。

ツーピースアームとは、アームの接合点が2ピース、すなわち2つあるタイプのこと。ロングアームよりも高い場所、15m程度の建築物の解体に有効です。

ロングフロントとは、接合点さらに多いタイプのアームを備えます。40mから50mの建築物を解体することができます。

重機が入れない時の解体方法

狭い場所など、解体したい建物がある場所に重機が入らないこともよくあります。
そのようなケースでは、人が解体バールを使って手作業で解体することになります。建築物を建造した時とは逆の手順で解体していくわけです。

作業を効率よく進めるための方法の一つとして知られるのが「壁倒し」です。
ワイヤーやロープを壁に固定し、ゆっくり引き倒してから解体していきます。高所で作業する必要がないため、安全かつスピーディーに作業することができるのが特徴です。

小型の重機さえ入らない場合は、基礎もスコップやハンマー、電動ピックなどを使って手作業で解体されます。

まとめ

建設の現場だけでなく解体の現場にも重機は欠かせません。
あまり一般には知られていない、ロングアームやツーピースアームなど解体専用の重機が効率のよい解体に大活躍しますが、重機が入れない時は人が手作業で作業することも知っておきたいところです。

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