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公開日時 2018.11.08
最終更新日時 2022.04.06

海岸工事は未来予測がカギ!水中作業で実際に行っている大切な安全対策とは?

海岸工事の中でも「海岸をキレイに作っていく工事」と「潜水など水中で作業をする工事」の2つに分けられます。
プールや海の中を潜った時、いきなり周りの声が聞こえなくなりますよね?
それと同じように、陸の工事と比べて水中工事では周りとの連絡や進捗具合や酸素など安全に工事を進めていくために注意しなければいけないことが多いことが特徴です。
ここでは、そんな水中や潜水の海岸工事で実際に行われている安全対策をご紹介します。

海岸工事で行う4つの安全対策


海岸工事は命に関わる安全対策・準備が何よりも大切です。
ここでは安全・安心な気持ちで工事を進めることができる取り組みについてご紹介します。

1. 安全大会(会議)の実施
会議の回数や内容はもちろん、海岸工事を行う業者によって変わってきますが、ほとんどの業者が安全会議を月に1回行っています。
実際に現場でヒヤリとしたことや事故事例も踏まえて安全の意識を高めます。

2. 安全パトロールの実施
安全パトロールは社員だけで行うのではなく、第3者を交えて監督になってもらうことも大切です。
そうすることで、現場監督だけでは見えなかった問題点や心配事も解消できる可能性が高まります。

3. 安全書類の作成
海岸工事を行う前に、事前に作業手順書や作業員名簿・使用機材点検表などの安全書類を発注者に渡しておくことで、事故や災害を防ぐ役割も担っています。

4. 危険予知活動の実施
これは、作業員全員で本日の作業で起こりうる事故や災害を予測して、予防法も考える話し合いの場を設けます。
こうすることで、1人1人の安全意識が向上されるほか、本日の重点目標も可視化することができます。

知っておくべき!海岸工事の労働安全衛生法関係法令


海岸工事では事故や災害などを防ぐためにあらかじめ労働基準監督署が定めた「労働安全衛生法等関係法」という条例があります。

・作業時の安全対策条例文
作業時には予測できない出水や暴風雨・波浪の際には「退避」という条例があります。
作業をすぐに中止して労働者を安全な場所に避難させなければなりません。

また、「船舶の輸送や通行の安全対策」には船の作業時には救命道具を付けること・船舶同士の通行の際ははしごなど通行設備を設けることが必要です。

・潜水時の安全対策条例文①
潜水時には、まず潜水の知識を持った「潜水士の従事」が大切です。
また、酸素ボンベは潜水の際は純酸素ではなく「純酸素の使用制限」の条例により空気を吸入させるようにしなければなりません。

「さがり網」は潜水作業者が浮上する時に必要になってくるものなので覚えておくことが大切です。
潜水業務を行う際は「連絡員の配置」として、潜水作業者が2人以下の際に連絡員として1人を配置することが条例によって定められています。

・潜水時の安全対策条例文②
その他のチェック事項としては「空気槽の確認」・「潜水器具設備の点検」・「水中時計の携行」という安全対策条例が定められているので、しっかりと確認することが大切ですね。

海岸工事は陸上とは違った安全対策が必要!

いかがでしょうか?外部との接触が途切れてしまう水中・潜水作業は陸上工事とはまた違う危険があります。
事故や災害は起こってから考える流れでは遅いことが多いので、起こりうる事故を予測して共有する安全対策が海岸工事では大切になってくるのです。

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