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公開日時 2018.11.07
最終更新日時 2022.04.06

業界人なら知っていて当然!建築界のノーベル賞「プリツカー賞」とは?

世界にはさまざまな賞がありますが、建築界にも世界的な栄誉となる賞があることをご存知ですか。それが建築会のノーベル賞ともいわれる「プリツカー賞」です。建築業界で働く人なら知っておくべきプリツカー賞についてご紹介します。

プリツカー賞とは

プリツカー賞とは、1979年にアメリカ人実業家で、ハイアットホテルアンドリゾーツの事実上の創業者である、ジェイ・プリツカーと妻・シンディによって設立された「建築を通じて人類や環境に一貫した意義深い貢献をしてきた」存命中の建築家に授与される賞です。
現在も創業者の意思を継ぎ、ハイアットホテルアンドリゾーツのオーナーであるプリツカー一族が運営しているハイアット財団から建築家に贈られています。
世界的に権威のある建築に関する賞は、プリツカー賞以外にも、王立英国建築家協会が授与するRIBAゴールドメダルや、アメリカ建築家協会が授与するAIAゴールドメダルなどがあり、プリツカー賞はこれらに比べるとまだ歴史は浅いです。
しかし、1988年に、ニューヨーク・タイムズに「建築家にとってのプリツカー賞は科学者や作家にとってのノーベル賞のようなものだ」という記事が載ってから、建築家のノーベル賞という認識が広まり、特別な賞となっています。

知っておきたい!プリツカー賞

受賞者は原則1人

ノーベル賞のようなものとはあくまで概念的なことで、ノーベル賞が数人受賞することがあるのに対し、プリツカー賞の受賞者は、原則として毎年1名のみ。
表彰される建築家に国籍・人種・思想・信条は問われません。
受賞者には、ルイス・サリヴァンの意匠を模したメダルと、副賞として賞金10万ドル(およそ1000万円!)が授与されます。

2017年は日本で開催

プリツカー賞の授賞式は毎年世界各地の都市で盛大に行われることで知られていますが、2017年は28年ぶりに日本で開催されました。
場所は東京・赤坂の、迎賓館赤坂離宮。
迎賓館は日本で唯一のネオ・バロック様式による宮殿建築物であり、日本を代表する建築物の一つとして国宝にも指定されていることから、プリツカー賞の授賞式に選定されました。

建築探訪で感性を磨く

建築の現場で働く方は、もともと建築物が好きという方も多いのではないでしょうか。
プリツカー賞を受賞した建築家の作品は、自然との融合や、土地の個性を活かしたもの、伝統と革新の融合など、どれも刺激的なものばかり。
写真や本を眺めるだけでも、日々の仕事へのビタミン剤になること請け合いです。

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