ページトップに戻る
公開日時 2018.11.06
最終更新日時 2022.04.06

【安全を知る①】安全帯のタイプを総まとめ

安全帯とは墜落制止器具ともいい、いわゆる命綱です。
高所での作業において墜落や転落などを防ぐための保護具です。
安全帯は、ロープ、フック、ベルトなどで構成されており、さまざまなタイプがあります。
今回は安全帯のタイプと特徴をご紹介します。

この記事でわかること »

安全帯のタイプ

巻き取り機タイプ

ストラップが巻き取れるようになっている安全帯です。
レバーやボタンなどで巻き取るものや、メジャーのようにストラップを少し引き出して巻き取るものもあります。
商品によっては片手で操作することも可能です。
ストラップの長さは任意で調節できるので、引っ張られるなどの束縛感が少なくなっています。
また持ち運びや収納にも便利です。

ストラップ式

その名の通りストラップがついた安全帯です。
ストラップ自体の素材を、衝撃を吸収するものにすることで、衝撃吸収率をアップさせたものもあります。
ストラップの部分がロープになったロープ式も販売されています。
使い勝手・安全性・経済性の3つのバランスが取れたタイプです。

ハーネス式

ハーネス式は、ハーネス構成となったベルトを肩や太ももなど体の複数部位に装着するタイプです。
万が一落下した際、胴ベルト式は衝撃が一点に集中するのに対し、ハーネス式は衝撃を全身に分散させる効果が期待できます。
ベルトが食い込みにくく工夫されたもの、落下時に頭部が上になる姿勢制御機能がついたものなどさまざまなタイプが用意されています。
橋梁、土木、建設などさまざまな現場で活用されています。

ツインランヤードタイプ

ツインランヤードはランヤードを2丁掛けしたタイプです。
フックが2つあり、どちらかが常に構造物と連結しているので安全に掛け替えができます。
落下の衝撃を抑えるもの、スイッチでロープ操作ができるものなどさまざまなタイプがあります。

セイフティブロック

セイフティブロックは安全帯のタイプではありませんが、落下防止装置として安全帯と一緒に持っておきたい道具です。
万が一足を踏み外した時、このセイフティブロックがあればロープやストラップの繰り出しを瞬時に停止してくれます。
自動巻き取り機能や、ウインチ機能などがついたものもあります。

定期点検を行おう

安全帯のタイプや特徴をご紹介しました。
現場の状況などによって適切なものを選びましょう。
また高所での作業を安全に行うためには、正しく安全帯をつけることが大切です。
また安全帯は定期的に点検を行いましょう。
ストラップ・ロープ部分、フックが劣化していないか、正しく機能するかなどを確認します。
普段からの点検がいざという時に命を守ることに繋がります。

関連記事:
【安全を知る②】安全帯が墜落制止用器具に変更!どう変わったの?
【安全を知る③】安全帯がフルハーネス化に!特徴とメリットとは?
【安全教育を知る⑥】安全教育を現場に浸透させるコツ

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2024年4月20日更新
新着情報0
現在、新着求人はありません。