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公開日時 2018.11.06
最終更新日時 2022.04.06

【工事検査を徹底攻略⑥】新人現場監督への教育方法をご紹介

新人現場監督もいずれはひとりで工事検査に立ち合えるようにならなくてはいけません。
そのためにどんな教育をすれば良いのでしょうか。
工事検査に向けてどんな教育を行うのか、順を追ってご紹介します。

新人現場監督が行うべき書類整理の重要性

工事検査にはまず検査書類を作成することが必要です。
検査書類は品質検査や建築検査などで何回も必要になるもので、多くの書類をまとめなければいけません。
そのため新人教育の一環としてまずは、書類整理から行ってもらいましょう。
一般的にベテランの社員が書類整理を行っているところも多いのではないでしょうか。
しかしこうして書類整理をすることで、工事検査に必要な書類を自然と覚えることができます。
そして将来的には工事検査のときにも慌てることなく書類が準備でき、検査員の質問にも答えられるようになるでしょう。
また工事品質への責任も芽生えてきます。
しかし新人が急に書類整理を行うことはできません。
そこで新人現場監督に検査書類を管理してもらうための手順をご紹介します。

新人現場監督が行う書類整理の方法

まずは新人現場監督に工事検査の全体像を説明します。
すべての検査を把握することで、今後の流れをスムーズに理解できます。
ここではマスター工程表を利用しましょう。
表を確認しながら、検査の種類や時期、必要書類などを確認します。
ここで工事検査表としてまとめるのもおすすめです。
これを新人含めた全社員で行うことで、新人にも責任感が芽生えます。
次に検査用のファイルを用意します。
これは会社として用意してあるところも多いでしょう。
毎回検査の度に作るのは効率が悪いので、最初にすべて作っておきます。
紙とデータの両方を作る会社も多いです。
このファイルは全社員で共有します。
そして月に1回はミーティングを行いましょう。
ミーティングで検査済みの書類や検査待ちの書類の確認、進捗状況などを共有します。
そうすることで現場の人間が全員、検査書類の現状を確認できます。
ここで不備が発覚すればすぐに直すことが可能となります。
また新人はこのミーティングに向けて書類の管理を行うので、定期的に書類を整理・管理するノウハウが身につきます。

指示だけではなくちゃんと手順を踏もう

「書類を整理しておいてください」と指示をするだけでは、新人現場監督は何から始めれば良いのか戸惑ってしまいます。
そのため最初に新人教育として、どんな書類が必要なのか、どのタイミングで必要なのか、どのように作成すれば良いのかなどを教えておきます。
さらに定期的にミーティングを行うことで、新人が自然と質問しやすい環境を作ることが可能です。

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