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【世界遺産の建築物①】倒れそうで倒れない!ロマネスク建築ピサの斜塔

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公開日時 2023.05.17 最終更新日時 2023.05.17

ピサの斜塔を見たことはあるでしょうか。
その名称通り、斜めに建っている塔でイタリアのピサ市にあります。
世界遺産になっており、珍しい建築物であることから、建設関係の仕事をしているならぜひ見ておくといいでしょう。
ここでは、ピサの斜塔について詳しく紹介していきます。

着工から完成まで199年もかかった

ピサの斜塔はピサ大聖堂の鐘楼として建てられ、斜めに傾いているのが特徴の建築物です。
建築様式は、当時のヨーロッパで教会堂建築によく用いられていたロマネスク建築で、高さはもっとも高い部分で約56メートルあります。
そして、ピサの斜塔は着工から完成までの期間が非常に長かったことも大きな特徴です。
着工は1173年ですが、完成したのは1372年で199年もかかりました。
完成まで2世紀近くもかかってしまったわけですが、それほど長期にわたったのには斜めに傾いていることと大きな関わりがあります。
建設開始直後は順調に工事が進んでいましたが、ピサの斜塔が建っている場所は地盤が弱く、建設中に地盤沈下が起こりました。
着工前の地盤調査が不十分で、地盤沈下の可能性を見抜けなかったということでしょう。
そして、地盤沈下の影響で建設中の塔が傾き、工事が中断してしまったのです。
傾きを修正した上で完成させようとしましたが、それが叶わず、100年近く経過してから工事が再開し、さらに80年近く工事が中断しました。
着工から完成までの期間は2世紀近くあっても、実際に工事をしていた期間は累計で23年ほどです。

改修工事が行われ傾きが緩やかになった

改修工事が行われ傾きが緩やかになった

傾いていることが特徴のピサの斜塔ですが、以前は崩壊の危険性が指摘されていました。
そして、安全上の理由から1990年代に改修工事が行われています。
この改修工事により、傾きは約4度と緩やかになりました。
今後300年程度は崩壊のおそれはないものと言われています。
そして、ピサの斜塔は一般の人が中に入って見学することが可能です。
ただし、事前に入場チケットを購入する必要があり、カメラ以外の手荷物はロッカーに預けなければなりません。
内部はほぼ空洞になっていて、297段のらせん状の階段があります。
最上階には鐘があり、ピサ市の街並みを一望できて、とても眺めがいいです。
もし、イタリアに旅行に行く機会があれば、ぜひピサの斜塔を見学しておくといいでしょう。

傾いてしまったからこそ有名になった

もし、ピサの斜塔の建設工事を着手する前の段階で、地盤調査をしっかり行っていれば、真っ直ぐな形になっていたでしょう。
傾いたからこそ有名になったとも言えます。
そして、現在ではイタリアでも有数の観光スポットになりました。


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