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【偉人のゲンバ①】黒部ダムの現場監督「笹島信義」

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公開日時 2023.05.17 最終更新日時 2023.05.17

現場監督としてキャリアを積み、部下や後輩に尊敬されるような人になりたいのなら、同じ現場監督として活躍した偉人について知っておくといいでしょう。
立派な功績を挙げた現場監督の言動やエピソードを参考にすることで、仕事に活かせることも多いです。
ここでは黒部ダムの現場監督を務めた「笹島信義」という人物について紹介していきます。

黒部ダム大町2号トンネルの工事で功績を挙げた人物

黒部ダム大町2号トンネルの工事で功績を挙げた人物

笹島信義氏が初めて土建業に携わったのは、1943年で26歳のときのことです。
トンネル工事ひとすじで活躍してきました。
そして、1950年代には、現場監督として黒部ダムのトンネル工事に携わりました。
ダムは通常、水道水として使用するための水を貯めるものですが、黒部ダムは水力発電専用のダムです。
黒部ダムの場所は富山県東部で長野県との境目付近にあります。
大正時代あたりから、水力発電に適しているということは分かっていましたが、地形や気候などから工事が難しい場所でした。
笹島信義氏が担当したのは、そんな黒部ダムの工事の中でももっとも難しいとされていた大町2号トンネルです。
採掘をしながらトンネルを掘り進めていきますが、冷たい湧き水がでてきます。
工期もきつい状況でしたが、笹島信義氏は「冬になれば掘れる」と長年の勘から感じていました。
本部では別のルートで掘る方向で検討してたようですが、笹島信義氏は自分の勘を信じ、破砕帯を突破し開通させました。
湧き水は冬になると減少していったそうです。
そして、黒部ダムは1963年に完成しました。
翌年1964年には、笹島建設を設立し、笹島信義氏は自ら社長に就任しました。

映画「黒部の太陽」の主人公のモデルになった

笹島信義氏が黒部ダム大町2号トンネルの工事を成功させた話は、現在でも笹島建設で受け継がれています。
笹島信義氏がこの工事に成功したのは、新しいことに挑戦する勇気や不屈の精神が大きかったことでしょう。
そして、黒部ダム工事を主題とした「黒部の太陽」という映画も作られました。
黒部ダム工事の成功が、当時かなり話題になっていたことが窺えるでしょう。
この映画で笹島信義氏は、岩岡班の班長を務める主人公「岩岡剛」のモデルになりました。
また、「黒部の太陽」はテレビドラマにもなっています。
1回目は映画公開の翌年1969年で、連続ドラマとして放送されました。
2回目は2009年放送で、前編と後編の2回です。
こちらの方は、見た覚えのある人もいるかもしれません。

笹島信義氏のように後世に語り継がれる現場監督を目指そう

黒部ダムができる前までは、電力不足に陥っていた地域もありました。
それが笹島信義氏の功績のおかげで、現在でも便利に電気を使えています。
現在、現場監督として仕事をしている人の中にも、笹島信義氏のように後世に語り継がれる活躍をする人がでてくるかもしれません。


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