【造園業を極める⑥】都会や道路に緑を！ユニークな緑化工事の事例集！

都会では様々な緑化工事が行われています。
マンション、ビル、個人住宅などで行われ、中にはユニークな事例もあります。
ではその中から都会のビルや道路で行われた緑化工事の事例をご紹介します。

ビルの緑化事例・屋上緑化

屋上緑化はビルやマンションの屋上を緑化する工事です。
防水工事を施し、軽量土壌などを入れて芝生などを植えていきます。
無機質な屋上を緑化することで癒しの空間を作り出します。
技術の向上により芝生などの地面を覆う植物だけでなく、高中低木などの植物も植えられるようになりました。
ビルだけでなく個人住宅の屋上緑化も行われています。
オフィスには芝生と木、ウッドデッキ、フェンス、福祉施設に木、ハーブ、芝生などを植えて癒しの空間を演出するなどの事例があります。
さらに休憩場、菜園、ガーデニングなど様々な使い方が可能です。
さらに屋上を緑化することで、屋根からの熱を遮断する効果が期待できます。
その結果、冷暖房費用を節約し、エネルギー削減につながります。
またコンクリートへ直接紫外線が当たらないので、劣化を防げます。
近年では施工の手軽なユニット式の緑化システムも開発されています。
これは平面だけでなく、レールを置くことで折板屋根などにも設置ができるのがメリットです。

室内・道路の緑化事例

道路緑化

都会で歩道沿いの緑化も積極的に行われています。
イチョウやユリノキなど景観や目的に合わせて様々な植物を植えることが可能です。
景観向上、都市部の環境改善、災害時の火災から守るなどの防災機能が期待されます。
また夏の暑い日の日差しから人々を守る働きもあります。

室内緑化

空港内や病院内などの室内を緑化する工事です。
自然に生育する環境とは異なるため、光、温度、土壌などの適切な管理が必要です。
まず最も大事なのは照明とされています。
緑化する場所の光環境の調査を行い、人工照明、光ダクトなど生育に必要な照明を用意します。
もう一つ大切なのは植物の選択です。
暗さに強い植物を選び、さらに事前に暗さに慣れさせておきます。
そして定期的にメンテナンスが必要です。
葉の洗浄や植え替え、潅水など植物に応じたメンテナンスを定期的に行います。

緑化工事は景観だけではないメリットがある

緑化工事はビルの屋上や道路など様々な場所で行われています。
単なる景観向上だけでなく、紫外線による建物の劣化を防いだり、熱がこもるのを防いだりしてくれるため空調費の節約にもつながります。
そのため都会ではどんどん取り入れられていくでしょう。