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公開日時 2018.09.14
最終更新日時 2022.04.06

GENBA★WALKERその3

技術者必見の新企画
現場で役立つ「ちょい足し技」を学べるこのコーナー!「普段なんとなく、カンでやってしまっている..」「もっとコツが知りたい!」というアナタ、これは必見です!連載でお届けしていきます!

【コンクリート打設後のポイント】
前回、コンクリート打設時のポイントとして、「ジャンカ」について解説致しました。
コンクリートの品質は、コンクリート打設で完了ではなく、コンクリートが硬化していく段階で、コンクリート自体が強度を発揮するように品質を守らなければなりません。

1.硬化初期に十分な水分を与える
硬化初期に乾燥してしまうと、セメントの水和反応に必要な水分が不足し、強度の発現に支障をきたす。日光で乾燥する場合にはシートで覆ったり、コンクリート表面に散水し湿潤に保ったりする。良いコンクリートを打つには「打つまでは水を少なく、打った後はたっぷりと」という言葉がある。
養生期間中に低温になってしまったコンクリート

2.適当な温度を保つ
・養生期間中に温度が低いと、強度の発現が遅延する。冬季のコンクリート打設で、コンクリートの水分が凍結すると、コンクリート強度が出ずに表面がぼろぼろになる。一時的でも気温が0度になる場合には、外周をシートで覆う。シートを被せるなどの養生をする。コンクリート打設後5日間以上は、コンクリート温度を2度以上に保つようにする。

3.急激な乾燥を防ぐ
・弱材齢のコンクリートが強い日光に当たったり、風で急激に乾燥したりすると、コンクリート表面にひび割れが生じ、耐久性を損なう可能性がある。

4.振動や外力を防ぐ
・ある程度の強度が発現していないコンクリートに、振動や外力が加わるとコンクリートにひび割れが発生するおそれがある。

コンクリート養生の管理ポイントまとめ
1.硬化初期の期間中に十分な水分を与えること。
2.適当な温度を保つこと。
3.日光の直射、風などの気象作用に対して
コンクリートの露出面を保護すること。
4.振動および外力を加えないよう保護すること。


今回の講師は・・・
夢真ホールディングス 人材開発部 田村 憲章 課長代理

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

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