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公開日時 2018.08.10
最終更新日時 2022.04.06

【働く車】建設現場で活躍する重機の種類と運転免許

建設現場ではたくさんの重機が使われています。
そういった重機に魅力を感じる人もいるでしょう。
本記事では代表的な重機とそれを動かすための免許を説明していきます。

代表的な重機


まずは建設現場でよく見られる重機をご紹介します。

油圧ショベル

伸びたアームの先にバケットと言われる容器状のものがついた重機です。
建設現場で穴を掘ったり土砂をトラックに積み込んだりするために用いられます。
パワーショベルやユンボ、ショベルカーなどとも言われますが、油圧ショベルが統一名称です。
大きなものから小さなものまで様々な種類があります。
バケット部分を付け替えて、掘るだけでなく挟む、つかむなどの仕事もできます。

ブルドーザー

トラクターの前面に大きなブレードがあり、それで土砂をかき分けたり盛り土をしたりする重機です。
整地にもよく用いられ、整地する土地のサイズによって様々な種類のものがあります。

クレーン

物を吊り下げて運ぶための重機です。
トラックにクレーンがついたものや、キャタピラ車にクレーンがついたもの、高層建築物の建設現場で使われるタワークレーンなどがあります。

ロードローラー

巨大で幅の広い車輪がついており、それで地面やアスファルトなどを押し固めて整地をする重機です。
締固め用機械とも呼ばれますが、一般的にはロードローラーと呼ばれます。

重機の免許システムと代表的な重機の免許


個別の免許に触れる前に、重機の免許システムを簡単に説明します。

運転技能講習と運転特別教育

同じ重機の免許を持っていたとしても、運転技能講習を受けたか運転特別教育を受けたかで運転できる重機の規模が変わります。
例えばフォークリフトの免許でも、技能講習を受ければ全てのフォークリフトが動かせるのに対し、特別教育を受けた場合は最大荷重1t未満のものしか運転できません。
特別教育の方が技能講習よりも簡単ですが、技能講習の方が運転できる重機が多くなります。

大型免許や大型特殊免許で重機は動かせる?

大型免許や大型特殊免許は公道を走るためのものなので、重機を扱って工事をするにはそれぞれの重機に適した免許が必要です。

次に、よく見られる重機を運転するための免許を紹介していきます。

車両系建設機械運転者

油圧ショベルやブルドーザーを含めた車両系の重機を全て操作できる、非常に使い勝手の良い免許です。
ただし、特別教育を受けた場合、機体重量3t以上の重機は操作できません。

クレーン・デリック運転士

クレーン関係の免許は様々な区分がありますが、クレーン・デリック運転士を取得しておけば吊上荷重5t以上を含めた全てのクレーンやデリックを操作できます。
デリックとはクレーンでいうアーム部分とは別に原動機があり、その力で荷物を持ち上げる重機です。
現在日本にはデリックが200台程度しかなく、ほぼクレーンに置き換わっています。

締固め用機械運転者

ロードローラーなど地面を締め固める重機を扱う資格です。
特別教育でも重量制限がないので、締め固める重機ならすべて操作できます。

重機マスターになろう!

施工管理の仕事でもピンチヒッター的に重機を操作することはありえます。
免許があれば仕事の幅が広がるので、取得しておくに越したことはないでしょう。

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