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建築士になりたい人必見!建築士になる流れや資格の種類

建築士は国家資格の一種です。
住宅や店舗など、建築物の規格・設計・見積もり等に関わる仕事です。
また状況によっては、建築許可や道路の使用許可等の手続きや届出を行う場合もあります。
一級建築士と二級建築士、そして木造建築士に分かれており、一級建築士は設計できる建物に制限がありません。
資格を取得するには、試験に合格する必要があります。
通常、2年以上の実務経験を積んだ後に試験を受けるのが一般的とされています。
本記事では、建築士になるにはどうしたらいいのか、どういった資格の種類があるのか等を紹介します。

建築士になるにはどうするべき?

人材育成

建築士になるには、国家試験に合格する必要があります。
建築士は一級・二級、そして木造建築士に分けられます。
このうち、一級建築士の取得方法は以下の2種あるとされています。

  • 二級建築士の資格取得後に試験を受ける
  • 大学、短期大学、高等専門学校等に入学して指定された学科を修了する

令和2年度の建築士試験から受験資格が緩和

これまでは一級建築士試験を受ける際には実務経験が必要でした。
しかし令和2年度(令和2年3月1日から)の建築士試験から、この条件が緩和されます。
具体的には以下のように改正されました。

1.大学の建築学科で指定科目を修了して卒業後、一級建築士試験が受験可能に
一級建築士試験を受ける際に、実務経験が不要になりました。
これにより、大学の建築学科で指定科目を修了すれば、すぐに一級建築士試験を受験できます。
2.これまで受験資格要件であった実務経験は、「登録要件」となる
これまで実務経験は受験資格要件の一つでした。
しかし改正後は、免許を受ける際の登録要件となります。
つまり試験合格後に実務経験を積むことで、免許が発行されます。
さらに試験合格前後に実務経験を通算することも可能です。

・大学卒業後に一級建築士試験免許を受ける場合の一例
1.大学卒業後→実務1年→受験・合格→実務1年→免許発行
2.大学卒業後→受験・合格→実務2年→免許発行

3.二級建築士は、すぐに一級建築士試験を受験できるようになる
一級建築士試験で実務経験に関する項目がなくなったため、二級建築士は実務経験がなくても一級建築士試験を受験できます。
たとえば工業高校等を卒業後に二級建築士資格を取得後、実務経験2年で二級免許を取得すれば、すぐに一級建築士免許を取得できます。

4.設計製図試験の受験タイミングの緩和
これまでは、一級建築士の学科試験に合格後、その年、翌年、翌々年の設計製図試験の学科試験が免除となっていました。
これが令和2年度からは、学科試験合格者はその年を含めて5年以内に実施される設計製図試験の打ち、3回を任意に選択して免除できます。

二級建築士は学歴が全くなくても受験可能

二級建築士の場合は、大学、短期大学、高等学校等で所定の科目を修了して卒業すれば、実務経験がなくても資格取得可能です。
また建築に関する学歴が全くない場合でも、7年以上の実務経験があれば二級建築士試験を受験できます。
このため、所定の大学や専門学校で所定の科目を修了していない場合は、まず二級建築士の資格を取得する方が多いとされています。
また木造建築士の受験資格は、二級建築士と同じです。

受験申し込みから建築士免許を取得するまでの流れ

建築士試験は、「学科試験」と「設計製図試験」があります。
学科試験を合格した者のみが、設計製図試験を受けられます。

  1. 受験申込(毎年4月頃)
  2. 受験資格審査
    受験資格がある人には受験票が送付されます。
  3. 学科試験
  4. 学科試験合格者発表
  5. 設計製図試験
  6. 設計製図試験合格者発表
  7. 建築士免許申請後、建築士免許の交付

建築士の資格の種類

「現場管理」と「施工技能」

建築士は3種類の資格に分けられます。
ここではそれぞれの資格の特徴や業務範囲等を紹介します。

一級建築士

一級建築士は、すべての構造・規模・用途の建築物の設計や工事監理を行える資格です。
一般住宅や高層ビル、体育館など取り扱える建築物に制限はありません。
一級建築士は、建築士試験の中で最も難易度が高く、近年の試験の合格率は約10%台前半とされています。

・受験資格

  1. 大学・短期大学・高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した
  2. 二級建築士資格取得者
  3. 建築設備士資格取得者
  4. そのほか国土交通大臣が特に認める者

・免許登録要件

  1. 大学卒業後、2年以上の実務経験
  2. 短期大学(3年)卒業後、3年以上の実務経験
  3. 短期大学(2年)・高等専門学校卒業後、4年以上の実務経験
  4. 二級建築士資格取得後、二級建築士として4年以上の実務経験
  5. 建築設備士資格取得後、建築設備士として4年以上の実務経験
  6. 国土交通大臣が同等と認める者は所定の年数以上

二級建築士

二級建築士は、主に一般住宅規模の建築物が設計可能な資格です。
具体的には以下の面積まで取り扱えます。
・木造等(高さ13メートルかつ軒高9メートル以下のもの)

  1. 300以上1,000平方メートル以下で3階数まで
  2. 1,000平方メートル以上で1階数まで

・鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、レンガ造等(高さ13メートルかつ軒高9メートル以下のもの)
1.100以上300平方メートル以下で3階数まで

・受験資格

  1. 大学・短期大学・高等専門学校、専修学校等において指定科目を修めて卒業した
  2. 建築設備士資格取得者
  3. そのほか都道府県知事が特に認めている者かつ所定の年数以上の実務経験がある
  4. 建築に関する学歴がないものは、7年以上の実務経験がある

・免許登録要件

  1. 大学・短期大学・高等前門学校卒業者は実務経験なしでも登録可能
  2. 高等学校、中等教育学校卒業後、2年以上の実務経験
  3. 都道府県知事が同等と認める者は所定の年数以上

木造建築士

木造建築士とは、木造住宅程度の建築物が設計可能な資格です。
二級建築士よりもさらに設計できる範囲が狭く、木造建築のみに限られています。
具体的には以下が業務範囲です。
・木造等(高さ13メートルかつ軒高9メートル以下のもの)
30~100平方メートル以下で、2階数まで
受験資格・登録要件は二級建築士と同様です。

まず二級建築士に合格するためには

建設コンサルタント

一級建築士試験は難易度が高いため、まず二級建築士試験を受験する方も多いです。
ただし二級建築士の合格率は約20%とされており、一級よりは比較的簡単ですがそれでも難易度は高めです。
そのためしっかりと対策を練る必要があるでしょう。
ここでは二級建築士の試験内容や勉強のポイントなどを紹介します。

試験科目

学科試験
・学科I(建築計画)・・・25問
・学科II(建築法規)・・・25問
・学科III(建築構造)・・・25問
・学科IV(建築施工)・・・25問
試験時間は合計3時間です。

設計製図
学科試験に合格すると受験でき、試験時間は5時間です。

学科試験の勉強のポイント

二級建築士の学科試験は、「建築計画」「建築法規」「建築構造」「建築施工」の4つに分類されます。
広く浅く、が特徴で、合格ラインは6割以上の正解です。

建築計画・建築構造・建築施工

この3つの分野は、実務的な設計や建築歴史、施工に関する問題が出題されます。
これらの分野は過去問題を解くことで、必要な知識が身に付きやすいとされています。
まず過去問題集と解き、自分がどの程度の知識があるのか、どの程度理解できているのかを把握するのがおすすめです。
これによって自分がどのレベルにいるのかが分かります。
過去問題集を解いてある程度理解できれば、ひたすら過去問題集を解くのが効率的です。
もし問題の意味や解答を読んでも理解できない場合は、まず参考書を読みましょう。

建築法規

はじめは参考書から勉強するのが推奨されています。
そして参考書を読みつつ、法令集を読みましょう。
これによって法文の条文を理解しやすくなります。
その後、過去問題集を解きましょう。
法規の問題は法令集に答えがあるため、法令集の内容を理解できれば満点も目指せるとされています。

製図試験

製図試験は、テーマをもとに設計・製図する試験です。
この試験は、学科試験に合格すると受験できます。
製図試験は、試験課題が試験日の約3ヶ月前に公表されます。
このため、合格率が約50%と、学科試験より高くなっているのが特徴です。
ただし時間内に製図を完了させるには慣れなども必要なため、何度も受験する方も多いとされています。

製図試験の勉強方法

製図試験は5時間の中で、テーマに沿った設計を考えて、製図しなくてはいけません。
これにはトレースの練習や、図面や立体図の工程を組み立てるスキルなどが必要とされます。
これを素早く行えるようになるには、まずシンプルな設計図面を何度も模写することが推奨されています。
何度も回数を重ねることで、やり方をでき、図面の違和感にも早く気付けるようになる
またシンプルな設計図面から学べば、実現可能な設計がどんなものか理解しやすくなるでしょう。

通信講座などもある

「どこから手をつけていいのか分からない」という場合は、通信講座などを利用するのもおすすめです。
特に製図試験は、まずある程度の製図に関する知識が求められます。
全くの独学で合格するためには、1年ほどの勉強が必要になるとされます。
このため、添削を受けることのできる通信講座などがあれば、より効率的に勉強ができます。
分からない場所は講師に聞けるため、独学で行うよりも時間を効率的に使えるでしょう。

難易度の高い試験

建築士は一級も二級も比較的難易度の高い試験です。
そのため、勉強時間を十分に取り、それぞれの科目についての知識をしっかりつけるのがおすすめです。
また建築士法等の改正などにより、大学や工業高校等で指定科目を修了して卒業後、一級や二級試験を受験できるようになりました。
もし卒業後すぐに試験を受験しようと考えているなら、在学中から勉強をはじめるのがおすすめです。
建築士の資格があれば、さまざまな建築物の設計・監理に携われます。
資格を活かしたいとお考えの方は、経験者募集の求人を多数掲載している「俺の夢」にぜひご連絡ください。
ご応募お待ちしております。

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