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修繕工事や改装工事との違いとは?改修工事を行うメリット5つ紹介!

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公開日時 2022.09.27 最終更新日時 2022.09.27

改修工事とは

改修工事とは、建物を修繕することで、機能を向上させるための工事です。

単に原状回復するだけはでなく、グレードアップさせることが工事の目的です。

たとえば、建物の安全性を確保するための「耐震工事」や、住宅設備向上のための「断熱工事」などが改修工事の内容です。
また建築基準法などでは、「構造部ごとに1つ以上の同じ材料を使用し、形状や寸法はそのままで性能や品質のみを向上させる工事」を改修工事に定義するとしています。

近年増えているバリアフリーに関する工事も改修工事になります。

修繕工事や改装工事との違い

改修工事は住まいの内装や外観を修復することで、老朽や欠損、不良箇所を修理します。

改修工事に類似した工事に、「修繕工事」や「改装工事」があります。
「修繕工事」や「改装工事」は改修工事とよく間違われるため、正しい認識が必要になります。

改修工事はこれら2つとは明確に区別されるため、それぞれの目的や工事内容を知る必要があります。

ここでは、「修繕工事」と「改装工事」の違いを詳しく説明します。

修繕工事

修繕工事とは、建築物を新築の水準まで回復させるために既設の仕様で工事を行うことを指します。

修繕工事は、建物が経年劣化等で何らかの不具合が生じた場合に行われ、その建物の資産価値を「原状回復すること」を目的としています。

改修工事は修繕工事の目的も含め、原状回復以上の機能向上を目指しています。

新築以上の仕様にするための工事を行うことで、資産価値を「新築時以上に向上させること」を目的としています。

改装工事

改装工事は、外観や内装等を新しく変えることを指します。

大規模な工事をする場合には、改修工事と同じく「建築確認申請」を行います。

改装工事は、老朽化した建物を新築時以上に回復させる「改修工事」や広さや間取りを変更してしまう「改築工事」とは異なります。

改装工事は建物自体への変更は加えず、外装や内装などをきれいにする目的で行われ、壁紙(クロス)や床のはり替え、剥がれたペンキの塗り替えといった工事を目的とします。

改修工事を行うメリット5つ

雨風にさらされ続けた建物の経年劣化や、あるいは毎日使用することでの劣化や不具合は確実に発生します。

建物の寿命を延ばすためにも適切な改修工事が必要です。

改修工事を行うメリットは、建物の安全性を高める、利便性をよくする、資産価値を上げるなどです。
しかし相応の費用がかかるため、先延ばしにしてしまうケースも少なくありません。

ここでは改修工事を行う5つのメリットを紹介します。

改修工事を行うメリット1:設備のレベルが高まる

改修工事をすることで設備のレベルを高めることができます。
たとえば「給排水システムの新式化」や「電気の容量不足の改善」、断熱性能の高い「断熱住宅への改修」など、住宅設備や居住性能のさまざまな問題を解決することができます。

居住内においては、キッチン、バス、トイレ、洗面台、給湯器、換気システムなどのグレードアップや、高齢者対応のバリアフリー化の改修工事、建物内のスロープや手すりの増設、エレベーターの設置など、住居の設備レベルを上げることが可能です。

改修工事を行うメリット2:暮らしが快適になる

建物の共用部分や全体の性能を改修することで快適な暮らしを実現することができます。

バリアフリー機能の改修に加え、耐震性などの不備の解消により、安全で安心な暮らしが可能になります。

さらにセキュリティ設備や宅配ロッカー、共用倉庫などを設置することで、安心して外出することができます。
また、ラウンジやプレイルームといった「新しい設備」を加え、外装や内装のデザインをリニューアルすることで暮らしを快適にします。

改修工事を行うメリット3:建物の安全性が高まる

建物の老朽化は、外部からは見えない箇所でも起こります。

建物の改修工事をすることで、建物の安全性を高めることができます。

建物は改修することで新築以上の耐久性を持ち、居住者が安全に暮らせる住居へと生まれ変わります。

地震による災害の際には、建物の老朽化によって崩壊してしまう場合もあり、マンションやビルの改修工事は、数十年に一度のペースで行います。

耐震改修工事は、建物の安全性を高めるために行われる重要な工事です。

改修工事を行うメリット4:将来への不安が減る

建築構造物は時間の経過によって生じる老朽化から免れることはできません。

住居の性能や機能が低下すれば将来的にも快適な暮らしを得ることはできないでしょう。

こういった不安を解消するためにも定期的な建物の改修工事が必要なのです。

耐震性改修工事や断熱住宅改修工事などその時代に応じた設備へのリノベーションが求められます。

このように改修工事をすることによって、建物に長く住むことができるという安心感が生まれるのです。

改修工事を行うメリット5:建物の資産価値が高まる

新築の時には最新の建物でも、経年劣化により古い建物へと老朽していきます。

建物の資産価値は、通常であれば「建築後約20年」でほぼなくなってしまいます。

資産価値がない建物は売却しようにも人気がなく売却価格も下がってしまいます。

改修工事を行うことは、新築時以上の状態に修復し、さらなる機能性を高めることで新築時よりも高い資産価値に変えることが可能です。

賃貸集合住宅などの場合には、入居者を募集しやすくなるというメリットもあり、フルリノベーションされた綺麗な部屋は若い人に高い人気があります。

空き部屋を作らずに入居してもらうためにも、改修工事はかかせないのです。

改修工事の種類

改修工事は、建築物の修理や修復をし、原状回復したうえで、よりその機能などを向上させる工事のことをいいます。

改修工事にはさまざまな種類があり、主に古くなった建物をその時代の最新の状態にグレードアップしたり、快適な暮らしを支える設備を付加したりするために行います。

ここでは、改修工事の種類の中から「耐震改修工事」、「防水改修工事」、「バリアフリー改修工事」について説明します。

耐震改修工事

耐震改修工事とは、建物の安全性を確保するために行われることが多く、主に建物の構造に対しての補強が行われます。

既存のコンクリート基礎に亀裂がある場合には、エポキシ樹脂などで改修します。
また、既存のコンクリート基礎に鉄筋が無い場合には、新規に鉄筋入り基礎を増打ちするケースがあります。

壁自体が弱い場合は、新たに筋交いを入れたり、構造用合板を壁に貼って壁の補強を行ったりします。

防水改修工事

防水改修工事とは、建築物を雨漏り等から防ぐために、劣化した防水層を改修することです。

防水改修工事を行うことで、建物の資産価値を維持することにもつながります。

防水改修工事には、既存の防水層の不要部分のみを撤去したあと、新規防水層をかぶせる「かぶせ(再生)工法」、かぶせ工法の一種である「機械的固定工法」、既存の防水層を全て撤去して、新規の防水層を施工する「撤去工法」といった種類があります。

バリアフリー改修工事

バリアフリー改修工事は以下のいずれかに該当する工事であることとされています。

1.介助用の車いすで容易に移動するため、通路や出入り口の幅を拡張する。
2.階段の設置や改良によって勾配を緩和する。
ただし階段の設置は既存の階段の撤去を伴うものに限る。
3.浴室を改良する工事かつ次のいずれかに該当するものです。

・入浴やその介助を容易にするため、浴室の床面積を増加させる。
・浴槽の高さをまたぎやすいように低いものに取り替える。
・固定式の移乗台や踏み台、そのほか浴槽の出入りを容易にする設備を設置する。
・身体の洗浄を容易にする水栓器具の設置または同器具に取り替える。

4.便所を改良する工事かつ、以下のいずれかに該当するものです。
・排泄またはその介助を容易にするために、便所の床面積を増加させる。
・便器を座便式のものに取り替える。
・座便式の便器の座高を高くする。

5.便所や浴室、脱衣室、その他居室、玄関やこれらを結ぶ経路に手すりを設置する。
6.便所や浴室、脱衣室、その他居室、玄関やこれらを結ぶ経路の床の段差を解消する。
7.出入り口の戸を改良する工事かつ次のいずれかに該当するものです。

・開戸を引戸、折戸等に取り替える。
・開戸のドアノブをレバーハンドル等に取り替える。
・戸車やその他、扉の開閉を簡単にする器具を設置する。

修繕工事や改装工事との違いについて理解しよう

大規模修繕工事の場合には、修繕工事と改修工事は同時に行われることもあるため、その違いを理解しておきましょう。

修繕工事は、建物の一部や設備が現状破損して使えない状態、または壊れそうな状態、老朽化して生活に支障をきたしている場所などを、新築時にまで戻す工事のことです。

改修工事は、現状復帰させるための修繕を施し、さらに新しい設備などの付加価値をつけるための工事のことです。

 

改修工事とは?

改修工事とは、建物を修繕することで、機能を向上させるための工事です。
単に原状回復するだけはでなく、グレードアップさせることが工事の目的です。
たとえば、建物の安全性を確保するための「耐震工事」や、住宅設備向上のための「断熱工事」などが改修工事の内容です。

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