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消防設備士甲種1類とは?資格概要や難易度について紹介!

消防設備士甲種1類は、専門性の高い消防設備に関われる資格です。
屋内消火栓設備、スプリンクラー設備などの設備の点検や整備をするために必須の資格とされています。
水回り系の消防設備に欠かせない資格とされ、この資格があれば資格手当などによる収入アップも期待できます。
本記事では、消防設備士甲種1類の資格概要や難易度、受験資格などについて紹介します。

消防設備士甲種1類とは

消防設備士の資格は、甲種と乙種の2種類があります。
乙種は整備や点検のみが可能ですが、甲種はさらに工事施工が可能です。
甲種はさらに1~5類までカテゴリ分けされています。
消防設備士甲種1類は以下の設備が対象です。

  • 屋内消火栓設備
  • 屋外消火栓設備
  • スプリンクラー設備
  • 水噴霧消火設備
  • パッケージ型消火設備
  • パッケージ型自動消火設備
  • 共同住宅用スプリンクラー設備

主に商業施設やビル、マンションなどに導入されている消防設備が対象となっています。
これらを消火設備として導入している場所は多いため、需要のある資格といえるでしょう。

消防設備士甲種1類の受験資格

乙種には受験資格は必要ありませんが、甲種を受験するには受験資格を満たしている必要があります。
甲種の受験資格は大きく分けて、以下のように国家資格等によるものと、学歴によるものの2種類があります。

国家資格等による受験資格

  • 甲種消防設備士
  • 乙種消防設備士
  • 技術士
  • 電気工事士
  • 電気主技術者
  • 工事の補助5年以上
  • 専門学校卒業程度検定試験合格者
  • 管工事施工管理技士
  • 工業高校の教員等
  • 無線従事者
  • 建築士
  • 配管技能士
  • ガス主任技術者
  • 給水装置工事主任技術者
  • 旧給水責任技術者
  • 消防行政3年以上
  • 実務経験3年以上
  • 旧消防設備士

学歴による受験資格

  • 大学、短期大学または高等専門学校(5年制)の卒業者
  • 高等学校及び中等教育学校の卒業者(旧制の中等学校卒業者の方も含む)
  • 旧制の大学および専門学校等の卒業者
  • 外国の学校の卒業者
  • 大学、短期大学、高等専門学校(5年制)または専修学校の15単位修得者
  • 各種学校の15単位修得者
  • 大学、短期大学または高等専門学校(5年制)専攻科の15単位修得者
  • 防衛大学校または防衛医科大学校の15単位修得者
  • 職業能力開発総合大学校、職業能力開発大学校、職業能力開発短期大学校等の15単位修得者
  • 水産大学校の15単位修得者
  • 海上保安大学校の15単位取得者
  • 気象大学校の15単位取得者
  • 博士、修士

証明できる書類が必要

消防設備士甲種1類を受験する場合は、上記の資格や学歴を証明するための書類が必要です。
具体的には以下の書類を用意しましょう。

  • 学歴を証明できる書類(卒業証書、学位記、単位得証明書等)
  • 資格免状
  • 実務経験証明書

これらの書類は受検する前に必ず提出が義務付けられています。

消防設備士甲種1類の難易度

消防設備士甲種1類は、消防設備士試験の中での難易度の高い試験とされています。
試験を管轄する消防試験研究センターの発表によると、毎年約30%にも満たない合格率です。
消防設備士甲種1類は、防火設備に関する知識だけでなく、配管や水理に関する専門知識も必要なことも要因の一つと考えられます。

試験問題と出題形式

消防設備士甲種1類の試験は筆記試験と実技試験が行われます。
筆記試験は四肢択一のマークシート式、実技試験は記述式です。

筆記試験(問題数)
・消防関係法令(15)
・基礎的知識(10)
・消防用設備等の構造・機能・工事・整備(20) 
計45問

実技試験
計7問

実技試験は、写真やイラストを見て答える記述式問題です。
たとえば製図等では、図面を見て水量やポンプ排出量などを計算します。
実技試験といっても実際に消火設備を取り扱うような試験ではないので知っておきましょう。

合格基準

筆記試験は出題数の中で40%以上かつ全体で60%以上の正解率で合格となります。
また実技試験は60%以上の正解率が求められます。
さらに実技試験は、筆記試験が合格ラインに達した人だけが採点対象です。

勉強方法

消防設備士甲種1類は、合格率が約25~30%台で推移している難易度の高い資格です。
そのため消防設備に関してある程度の知識がある方でも、勉強時間をしっかり設けることが必要となるでしょう。
まずは参考書をしっかり読み込み、問題集を問題なく解けるまで繰り返します。
特に記述式である実技試験は難易度が高いといわれています。
水系消防設備の名称や用途役割だけでなく、図面記号の穴埋めや水源水量などの問題が出題される場合もあるので注意が必要です。
これらの問題は慣れていないと解くのにかなり時間がかかってしまうため、問題集や過去問で繰り返し対策を行いましょう。
また自宅にいながら学習できる通信講座などもあるので、自分に合った方法を見つけることも大切です。

科目免除という方法もある

特定の資格を有していたり、経歴を持っていたりする人は試験科目が免除される場合があります。
以下のその一部の例を紹介します。

他の甲種資格

甲種1類以外の他の甲種資格を取得している場合、筆記試験の一部免除が受けられる可能性があります。
たとえば、甲種2類や3類の資格を取得している場合、筆記試験の「消防関係法令・共通」と「基礎的知識」が免除となります。
4類と5類を取得していれば、「消防関係法令・共通」が免除です。
免除された分、試験時間も変わるので注意しましょう。

他の技術系資格

電気工事士、電気主任技術者などの技術系資格を取得していれば、一部科目が免除になります。
たとえば電気工事士の資格を有していれば、「基礎的知識」と「構造・機能および工事・整備」のそれぞれの科目中の「電気に関する部分」が免除となります。
その他の資格で何が免除になるかは、消防試験研究センターのホームページで確認可能です。

科目免除がデメリットになる場合もある

科目免除になると、その分野の勉強はしなくて良いので、メリットしかないように思えます。
しかし実際はメリットばかりとは限りません。
科目免除になっても、科目ごとに「40%の正解率が必要」という部分は変わりません。
そのため、他の部分で正解率を上げなくてはいけないのです。
科目免除される部分は基礎的知識が多く、簡単な問題が比較的多いので、点が取りやすい部分とされています。
そのため科目免除をしない方が、全体の正解率を上げられる可能性があるのです。
つまり、免除となる科目に関する知識に自信のある人は、科目免除を受けない方が合格率が上がる可能性があります。
また科目免除されると試験時間もその分短縮されます。
その短い時間で、残った難易度の高い問題を解かないといけません。
これらのデメリットを踏まえて、科目免除を受けるか選択しましょう。

消防設備士の中でも難易度の高い資格

消防設備士甲種1類試験は消防設備士の中での比較的難易度が高いとされています。
特に記述式の問題は難易度が高い傾向にあるので、参考書や過去問題を何度も解いて対策をしましょう。
消防設備士甲種1類の資格は、水系消火設備に関する専門的知識と技術があることを証明できる資格です。
そのため幅広い分野での活躍が期待できるでしょう。
さらに転職で有利になったり、収入がアップしたりなど、さまざまなメリットも考えられます。
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