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墨つぼの歴史は紀元前!?身近な道具でもすごい歴史があるんです!

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公開日時 2023.04.15 最終更新日時 2023.04.15

墨つぼというのは、材木に直線を引くために使用する大工道具です。
現在ではレーザー装置などを使用して直線を引くことが多いため、使われる機会はそう多くありません。
しかし、非常に深い歴史を持つ大工道具であるため、現場監督の仕事をするなら、ぜひ墨つぼについて知っておきましょう。

墨つぼの起源は古代エジプト

古代エジプトでは、現在の建設現場で使用しているような大型の重機などは全くありませんでした。
しかし、大きなピラミッドを建設していたのです。
そこには現在の建築技術に繫がるような、知恵と工夫に満ちた道具が非常に多く用いられていました。
そのうちの1つとして、現在の墨つぼとほぼ同じ役割を果たす道具があります。
墨と糸を使用しており、木材を切断する際の切断面に沿った線を描ける道具です。
ただし、現在の墨つぼと異なり、つぼと糸と糸車は一体化していませんでした。
そのため、現在の墨つぼのように容易に扱うことはできず、使いこなすにはかなりの熟練を要するものだったと言われています。
それでも、紀元前の時代に、曲面に直線を引く技術があったということは、かなり驚くべきことでしょう。

現在の墨つぼに近い形になったのは古代中国

現在の墨つぼに近い形になったのは古代中国

古代中国においても、墨つぼが使われていました。
古代エジプトよりも後の時代ですが、まだ紀元前の春秋戦国時代あたりのことです。
この時代の墨つぼは、つぼに糸と糸車が一体化した作りになっており、現在の墨つぼとほとんど同じ形だったとされています。
そして、日本で建設の際に墨つぼが使われたとされるもっとも古い建物は法隆寺です。
法隆寺に使われている木材に、墨つぼを使った形跡が残されています。
法隆寺が建設されたのは607年であるため、少なくとも、それ以降の時代の日本には墨つぼがあったということになります。
また、法隆寺は現存する世界最古の木造建築物群です。
墨つぼがあったからこそ、頑丈に作ることができたとも考えられます。
しかし、法隆寺の建設の際に使用された墨つぼというのは、残されていません。
もし残されていたとすれば、日本最古の墨つぼということで、文化財になっていたかも知れません。

建設業に携わるなら墨つぼの歴史を頭の片隅に置いておこう

現在の建設現場ではレーザー装置などで直線を引くことが多く、墨つぼはあまり使われなくなりました。
しかし、墨つぼがあったからこそ、建設技術が現在の水準まで発展してきたと言えます。
また、DIYなどでは墨つぼを使う人が今でもけっこう多いです。
自分が担当する現場では最新の機材を使い、墨つぼを使うことがなくても、墨つぼの歴史について頭の片隅に置いておくといいでしょう。

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