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Excelでバーチャート工程表を作る手順5つ|特徴や注意点も紹介

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公開日時 2023.02.15 最終更新日時 2023.02.15

バーチャート工程表とは

バーチャート工程表とは、縦軸に作業項目(タスク)を、横軸に日付や時間などを入力する工程表です。
棒工程表と呼ばれることもあります。
タスクと日付を入力するだけなので誰でも簡単に作成できます。
また一目見てスケジュールが把握しやすいというメリットがあります。
さらに修正が容易です。
ただし各タスク間の関連が分かりづらい面もあります。

工程管理表の目的

工程管理は、定められた工期内に作業を計画的に実施するために作成されます。
工事の品質や原価は工程速度に大きく影響するとされています。
そのため工程管理は施工管理の中でも重要な項目の一つです。
工程表は、全体工程表と部分工程表に分けて作られることもあります。
・全体工程表
全体工程表は主要な工程ごとに分けて、施工順序を組み合わせて作成します。
工事全体の進捗状況や全体工程の最も長い部分(クリティカルパス)を判断する際にも用いられることが多いです。
・部分工程表
全体工程の中の重要部分を取り出した工程表です。
重要部分をさらに詳細に組み立てて重点管理を行います。
全体工程を計画通りに進捗させることを目的として作られることが多いです。

バーチャート工程表の特徴3つ

バーチャート工程表には、作成が簡単・スケジュールの把握がしやすい・タスクの関連が分かりにくいといった3つの特徴があります。
バーチャート工程表は、縦軸に作業項目、横軸に作業の予定日数と進捗状況を棒状に示すだけで良いため、作成が簡単で、作業開始日や終了日・所要日数といったスケジュールの把握がしやすくなっています。
しかし、バーチャート工程表には、タスクの関連がわかりにくいというデメリットもあります。
バーチャート工程表のスケジュールの関連がわかりにくい時には、ネットワーク工程表などの他の工程表を併用しましょう。

1:作成が簡単

バーチャート工程表は、縦軸に作業項目(タスク)を、横軸に日付や時間などを入力する工程表で簡単に作成できますが、エクセルで作成したテンプレートをネットから入手できます。
ネットには、関数を組み込んでエクセルで作成したテンプレートもあります。
関数を組み込んだテンプレートを利用し、タスクや日付などのデータを入力すると、テンプレートが工数や時間を自動計算して、バーチャート工程表の書き込んでくれます。
エクセルのテンプレートを使用して、バーチャート工程表を簡単に作成しましょう。

2:スケジュールの把握がしやすい

バーチャート工程表に、タスクごとに作業の予定日数と進捗状況を棒状に示すと、予定日数に対する作業の進捗状況が目視で確認できるようになります。
目視で確認できるため、スケジュールの進捗状況を把握しやすくなります。
バーチャート工程表で作業の進捗状況を確認したときに、予定日数より遅れている場合は、タスクの優先順位を検討します。
進捗状況が計画より遅れているときは、作業日程を組み換えてスケジュールの進捗を早めましょう。

3:タスクの関連がわかりにくい

バーチャート工程表は、縦軸にタスク、横軸に作業の日付を記入するだけですので簡単に作成できます。また、スケジュールを把握しやすいメリットがあるため、工程管理に使用されています。
デメリットとしては、タスクが縦軸に並べられただけで、他のタスクとの関連がどうなっているか記入されていないため、一目で分かりにくいことがあります。
他のタスクとの関連が分かりにくい点を改善するために、タスクを円と矢印で関連付けて表示するネットワーク工程表を併用しましょう。

Excelでバーチャート工程表を作る手順5つ

Excelでバーチャート工程表を作る手順5つ

工程表を作成するには専用ソフトのほか、Excelでも作成可能です。
Excelで工程表を作成する際には縦軸に作業項目、横軸に時間や日付を入力します。
バーチャート工程表を作成する前には、まず以下の手順を行いましょう。

タスクを洗い出す

工程を完了させるために必要な作業項目(タスク)を洗い出しましょう。
これを工程表の縦軸に入力します。
初めは大まかなタスクを作成し、そこから細かいタスクを足していきます。
この大まかなタスクを「親タスク」、分解したものを「子タスク」と呼ぶこともあります。
どこまで細かく分類するかは、作業の担当者と話し合って決めるのがおすすめです。

タスクを並べる

タスクを分類したら、順番に並び替えましょう。
タスクを分類し並び変えた状態で「担当者」や「開始日」、「終了日」などを入力すればそれだけで工程表になります。
バーチャート工程表は横軸に時間・日付を入れます。
作業段階には予定と実績の欄を設け、実際に作業が完了したら塗りつぶします。
そうすることで、作業が計画通りに進んでいるのかが一目で分かります。
タスクを並び替えたら、タスクに抜けや漏れがないかをしっかり確認しましょう。

タスクの所要時間を考える

タスクの洗い出しと並べる作業を行ったら、各タスクの工数を見積もりましょう。
ここでギリギリの工数で見積もってしまうと、納期が遅れる原因にもなります。
しかし逆に余裕を持たせすぎても余分な時間が発生してしまいます。
そのためできるだけ正確な時間を導き出す必要があります。
タスクの開始日と終了日を設定します。
タスクの開始日と終了日を入力しましょう。
この日付は所要時間を隣の列に作成すると分かりやすくなります。
ここは手入力よりも「開始日+所要日数」で計算式を入れるのがおすすめです。
計算式を入力しておけば、途中で簡単に修正できるからです。

担当者の割り当てを行う

タスクごとに責任者や担当者を設定することもあります。
ここではタスクが特定の人に集中しないようにしましょう。
タスクが一人の人間に集中すると、その人が病欠した際にうまく工事が進まなくなってしまう可能性があるからです。

横軸に日付を入力する

開始日と終了日、担当者を入力したら、横軸にグラフを作成します。
今回は自動的にセルを塗りつぶして作成する方法を紹介します。
対象のセルの日付が「開始日以後、かつ終了日以前」でセルに色を塗るようにしましょう。
「$」を使って1つのセルに式を入力し、セルに選択して「+」マークをドラッグ&ドロップします。
そうすれば表全体に条件付き書式が入ります。

Excelでバーチャート工程表を作る時の注意点

Excelの条件付き書式を使用する場合は、誤操作をしないように注意します。
誤操作すると、セルが消えてしまって計算されなくなります。
バーチャート工程表のデータは復活できないことが多く、最初からデータを入力することになります。
エクセルの条件付き書式を使用して、簡単に作成できるメリットがなくなるため、ファイルの取り扱いに注意しましょう。
担当者以外はファイルに触れないようにロックをかけ、定期的にテンプレートの計算式をチェックするようにしましょう。

事前に入念な計画を立てておく

エクセルで作成したバーチャート工程表の更新には手間がかかるため、できるだけ更新せずに済むようにしましょう。
バーチャート工程表を作成する前にタスクを洗い出して、前もって順序を決めます。
担当者や責任者と打ち合わせて、事前に入念な計画を立てます。
プロジェクトの途中でタスクの追加やスケジュールの変更があり、バーチャート工程表を更新するときは、速やかに更新作業をします。
そのとき誤操作やファイルに破損が無いように、ファイルの取り扱いに注意しましょう。

条件付き書式を使用する場合

条件付き書式や計算式を用いた工程表は自動でセルを塗りつぶしてくれるので便利です。
しかしセル同士を参照しているため、間違ってセルを消してしまうと計算が乱れてしまう可能性があります。
そのため管理者のみが編集を行えるようにロックをかけておくのがおすすめです。
また小さな入力は気づきにくいため、そのまま作業を進めてしまう可能性もあります。
そのため管理者は定期的に工程表が間違っていないかチェックを行いましょう。

バーチャート工程表について知ろう

バーチャート工程表は比較的簡単に作成でき、進捗状況が分かりやすいというメリットがあります。
短期工事や単純工事などに用いられることが多いです。
専用のソフトもありますが、Excelでも作成することが可能です。
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