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建設関連の資格の建築CAD検定とは?試験対策5つと資格取得後の活躍の場を紹介

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公開日時 2022.08.22 最終更新日時 2024.01.22

こちらの記事では、建設関連の資格の建築CAD検定についてご紹介いたします。

 


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建築CAD検定試験とは

CADとは、Computer-Aided Designの略称です。

設計図面を作成する際に多く使われているシステムで、建築図面も多く作成されています。
建築CAD検定試験は、一般社団法人「全国建築CAD連盟」が主催する民間の検定試験です。
CADの実技検定試験としては日本で最大級の試験に位置付けられています。

この試験に合格すれば、実務レベルの設計図面を作成できるスキルがあることを証明できます。

建築会社の多くは、CADを使って図面を作成しているため、この資格があれば活躍の幅を広げられます。

建設業界もIT化が進んでいるため、建築CAD検定試験合格者が採用のための判断基準となる場合もあるでしょう。具体的な就職・転職先としては、建設会社、不動産会社、設計事務所などがあります。

建築CAD検定試験の概要

建築CAD検定は、建築用の図面をコンピュータによって設計するCADの技能を証明できる検定です。22歳くらいより以前から学習を始める方も多く、非常に大勢の方が受験に赴いている検定です。

建築に関する基本的な知識やトレースの技量など、建築CAD検定受験を目指すことで、身につけられる技能は豊富です。建築関連事業などの仕事の採用に際し、CADを使用できるかどうかは重きを置かれるポイントです。有効なスキルとして学んでみてはいかがでしょうか。

実施している団体

建築CAD検定を実施している団体は、全国建築CAD連盟という一般社団法人です。名古屋市に所在され、建築CAD検定実施の他、建築CADに関する啓蒙活動や資格者への教育、顕彰などを手がけておられます。

CADの技量を目に見える形で証明できる資格、建築CAD検定を認証する団体として、高い信頼を集められています。そうした優良な団体が発行する建築CAD検定の認証は、これから建築関連の仕事を得る上で活かされてくるはずです。

合格率

建築CAD検定の合格率は、4級で9割前後、3級で7割前後、2級で5割ほど、準1級で1、2割から3割ほどとなっています。4級の合格率は高く、まず手始めに受験してみる導入口となるでしょう。

準1級の合格率は年によって1割にも満たないことがあり、合格を目指すには入念な準備が必要となります。3級、4級はストレートに合格しやすい級ですので、最終的により難しい級に挑戦するにしても、受験を行うことは試験の雰囲気をつかむ良い経験となるのではないでしょうか。

建築CAD検定の受験級ごとの内容

建築CAD検定の各級受験の内容を、4級から準1級まで、それぞれご紹介します。4級の取得は比較的容易ですが、級を進めていくうちに、求められる技能の水準が高くなってきます。

もしCADの習得を始めたばかりでしたなら、ぜひ4級から始めてみましょう。段階を追って取得していくうちに、ご自身のスキルがアップしていくことを実感できるはずです。準1級ともなると、さすがに難度が高く、一筋縄ではいかない側面があります。

4級

建築CAD検定4級の試験内容は、指定された建築図を、CADを用いて正確にトレースできるかどうかが試されます。求められる図面を規定の時間以内、2時間以内に完成させるという実技試験となっています。

後述の3級試験内容も同様の実技試験となりますが、4級の試験は3級の課題よりも難易度が低い課題が提示されます。200点満点のうち、130点から140点あたりまで得点を獲得することで、合格の資格が得られます。

3級

建築CAD検定3級の試験では、指定された建築図を、CADを使用して正確にトレースできるかどうか、その実力を試されます。4級においても同様の試験内容となりますが、3級で提示される課題は難易度が高くなっています。

決められた時間内、2時間の間に完成図を作成しなくてはなりません。4つ問題をクリアし、しっかりとした実技の能力を持っていることを証明する必要があります。200点満点のうち、140点から150点ほどの取得で合格となります。

2級

建築CAD検定2級で試される技能は、4級、3級よりも一歩進んだ、みずからの建築知識を用いてCADの図面を作成する実技です。

提示されたラフスケッチから、その内容を反映させた平面の図面を作成する、透視図や断面図などから立面図を作成するなど、試験の内容はレベルが上がります。

5時間の試験時間内で課題をクリアしなくてはなりません。250点満点のうち、190点から200点の得点を取得することで合格となります。建築CAD検定公式サイトから、出題例と解答画像例をダウンロードできますので、参考になさってみてください。

準1級

建築CAD検定準1級では、実技試験により、4級、3級、2級よりも高度な技量が試されます。4時間10分の試験時間内に、課題として提示された4つの図面を完成させなくてはなりません。

CADの技術と受験者みずからの建築に関する知識を用い、建物の特質を踏まえた上で、最適なトレースを行う必要があります。4つの課題すべての建築図面を、完成された形で提出することで合格となります。

建築CAD検定の試験対策5つ

建築CAD検定の試験対策としては、公式ガイドブックなどを参照する、スクールに通うといったことが効果的です。公式過去問題集も販売されていますので、一度ページを開いてみてはいかがでしょうか。

建築CAD検定の受験は、独学でもクリアすることができます。また、実務経験を積むことで、自然に体得したスキルを用いて合格に至ることも可能です。ご自身の技量に合った級を選び、準備を整え、試験を受けてみるとよいでしょう。

建築CAD検定の試験対策1:公式過去問題集

建築CAD検定の試験対策として、一般社団法人全国建築CAD連盟が発行している、公式過去問題集を熟読することは効果的です。建築CAD検定4級から準1級までの内容が網羅されており、過去に出題された問題をおさらいすることで、試験の傾向などが理解できます。

購入の際は、全国建築CAD連盟から直接お取り寄せする形となりますので、建築CAD検定公式サイトをご参照ください。受験の前に過去問題を確認しておくことで、少し安心できるはずです。

建築CAD検定の試験対策2:建築CAD検定試験 公式ガイドブック

建築CAD検定の試験対策として、全国建築CAD連盟が公認している公式ガイドブックを参照することは、とても有効です。4級から準1級までの詳細を、ガイドブックで確認してみてください。学習する上で役立つ情報を得られます。

各級の過去問題や回答例を把握することができ、建築CAD検定受験に際して押さえておきたい基礎的な知識を習得できます。解説はとてもわかりやすく展開されており、苦労せずに読破できるはずです。

また、CADの初心者でも容易に理解できる形の、CADを用いた製図に関する要点も確認することができますので、これからCADを学び始めるという方にもおすすめしたい、充実した内容の一冊となっています。

建築CAD検定の試験対策3:学校やスクールに通う

建築CAD検定の試験対策として、CAD製図の専門学校や、CADを扱うスクールに通うという方策があります。CADを教える学校やスクールはたくさん展開しており、実戦的な技術を体得できる良さがあります。

公式過去問題集や公式ガイドブックで学習することでも、建築CAD検定の受験準備はできますが、学校やスクールに通うことで、より高度なCADの知識や技術を習得することが可能となります。

プロの講師の方からレクチャーを受けることで、教本だけでは得られない、生きた情報を学ぶことができます。また、学校やスクールに通うことで、この時間はCADを勉強しなくてはならない、という強制力が生じますので、惰性に流されてしまうということがありません。

オープンキャンパスなどに参加し、雰囲気をつかんでみるのも良いのではないでしょうか。少人数制の講義を採択しているスクールもありますので、要点を押さえた効果的な学習が実現します。

CADを学ぼうとする他の生徒の方と関わることも、良い刺激となるはずです。学校によっては、CADだけではなく、建築などの幅広い知識を教えているところもありますので、即戦力の養成という面で優れた学校に通ってみるのも一案です。

建築CAD検定の試験対策4:独学

建築CAD検定は、スクールなどに通わず、独学で合格を目指すことも可能です。公式過去問題集や公式ガイドブックを始め、各種のCAD関連書籍を読了し、技術をみずから磨くことなどにより、十分試験対策を行うことはできます。

CADは設計、製図をコンピュータ上で行う、利便性の高いシステムです。活かせる仕事は幅広く、たとえばインテリア・デザイン会社の空間図面を作成するなど、多様な業種に応用が効きます。

建築CAD検定で証明できるCADの技能は、仕事の実力向上に役立つスキルです。

独学でCADを習得する際には、ぜひモチベーションを高める要素を持ってみてください。仕事の幅が広がる、収入に結びつく、希望する会社に勤められるなど、明日への展望を描くことで、行き詰まったときにも、みずからを奮い立たせることができるはずです。

建築CAD検定の試験対策5:実務経験

建築CAD検定の試験対策として、実務経験による実力をもって試験に臨むという大変効果的な道があります。実際に仕事を行う上で得た技量と知識を、建築CAD検定で試してみてはいかがでしょうか。

CADを業務に取り入れている業種には、建設会社や不動産会社、ハウジングメーカーやインテリア・デザイン会社など、建築の間取り図を必要とするところが多くあります。そうしたオフィスで実務経験を積まれた方には、豊富な技量と生きた知識が身についています。

下地はできている状態ですから、あとは公式過去問題集や公式ガイドブックなどで、建築CAD検定の概要を押さえておき、忙しい中でも体調を整え、試験を受けに行きましょう。

また、過去にCADの実務経験を積み、現在は別の仕事に就いているという方にも、せっかくの経験がおありなのですから、建築CAD検定取得という、目に見える形でのスキル証明をお持ちになることをおすすめします。

建築CAD検定取得者の活躍の場5つ

建築CAD検定を取得することで広がる活躍の場には、設計事務所、建設会社、不動産会社、ハウジングメーカー、インテリア・デザイン会社などが挙げられます。ビジネスのIT化に伴い、現場では日常的にCADが用いられています。

建築関連の図面を作成できるスキルの需要は多く、建築CAD検定はそれらの技量を証明する資格ですから、採用面接の際に履歴書に書き連ねることで、仕事の機会が増え、採用される確率が高くなる可能性があります。

建築CAD検定取得者の活躍の場1:設計事務所

建築CAD検定を取得することで開ける活躍の場として、設計事務所が挙げられます。設計事務所では建築図面の設計を行いますので、その際にCADのシステムが用いられています。

建築デザインを手がける設計事務所もあり、CADを扱うことのできる人材を必要とします。

コンピュータテクノロジーが主流になるより以前、ひと昔前の時代には、手描きで図面をトレースする技術が求められていましたが、昨今ではすっかりCADの使用が一般的となりました。

ただ、CADでトレースを行うと言いましても、建築設計案を図面に反映させるセンスや勘を、高いレベルで保持されている方に強みがあります。

設計事務所では建築案のCAD図面起こしを行いますが、その際に指定された項目条件を正確に把握し、的確なトレースを行うことが求められます。

建築CAD検定で証明できるスキルはCADの実技能力です。

建築CAD検定取得者の活躍の場2:建設会社

建築CAD検定を取得することで広がる活躍の場として、業務にCADが用いられる建設会社が挙げられます。建設会社のとり行う業務は幅広く、建築や土木、管工事といった多様な展開を見せます。

その際にCADを用いて図面を起こし、業務に役立たせていきますので、建築CAD検定を学習することで得てきたスキルを発揮する機会が多くあります。

CADソフトウェアを駆使し、これから建設しようとする建造物のプラン、その間取り図などを、わかりやすく目に見える形で提示していきます。

クライアントから受注した建造物などの構成プランは、時としてCADで描き起こすことが容易ではない場合もあります。そこがCADを扱う方の腕の見せ所なのですが、あまりの難易度の高さに、さじを投げたくなるケースもないとは言い切れません。

建築CAD検定を受験し、これからCADを用いた仕事へ打って出ようとする際には、現場に入ってから困らないよう、しっかりとCADの実力を身につけておきましょう。

建築CAD検定取得者の活躍の場3:不動産会社

建築CAD検定を取得することで活躍の可能性が高まる仕事の場として、建造物や家といったものを専門に扱う、不動産会社が挙げられます。不動産会社は住宅物件の賃貸や店舗物件販売など、建物に関する幅広い業務を行います。

不動産会社に赴いたり、ウェブで不動産会社のページを閲覧した際に、住宅などの間取り図を目にすることが多くありますが、そうしたものをCADを用いて作成することがあります。

また、建造物の内容をクライアントとやり取りする場合に、CADによって作成を行った図面を広げ、より視覚的にわかりやすい案件の詳細を伝えることも可能となります。不動産会社の業務内容は幅広く、CADを必要とする場面も豊富にあります。

ひと昔前には、不動産会社でも図面を扱う際に手描きの手法が用いられていましたが、テクノロジーの台頭により、現場の仕組みもITの方向へ変容することになりました。手描きで図面のトレースを行う技能がなくても、CADを扱うスキルを持つことで、飛躍の機会を得られる時代です。

建築CAD検定に無事合格し、ぜひ不動産会社など、堅実に働ける現場に打って出てみてください。

建築CAD検定取得者の活躍の場4:ハウジングメーカー

建築CAD検定を取得することで活躍の機会が見えてくる現場に、ハウジングメーカーがあります。ハウジングメーカーでは、住宅などに関連する、設計や施工、施工後のアフターサービスなど全般を取り扱っています。

住宅を建設する際には、そのプランを反映させた間取り図などを視覚的に理解しやすい形にする必要があり、CADを扱う方の出番がここにあります。案件によっては難解な条件を図面に起こさなくてはならないケースもあり、高度なスキルが試されます。

建築CAD検定は、CADを用い、課題として提示された条件を反映させた図面を描き起こす、実技試験で構成されています。受験のために勉強を行う時点で、これからどのような場所でスキルを発揮していきたいのか、ぜひ具体的にイメージしてみてください。

建築CAD検定受験により、身につけられた技術は、現場で戦力となるための下地作りとなります。

建築CAD検定取得者の活躍の場5:インテリア・デザイン会社

建築CAD検定を取得することで広がる活躍の場として、インテリア・デザイン会社が挙げられます。

インテリア・デザイン会社では、空間コーディネイトや設計が行われています。インテリアデザイナーの方が提示された内装などのプランを、CADを用いて図面に反映させる場面があります。

クライアントの希望を咀嚼し、デザインされたインテリアプランは、独自性が発揮されているケースもあります。CADで描き起こすことに高い理解力が求められる場合もあるでしょう。建築CAD検定受験により基礎力を固め、万全の状態で採用試験を受けに行ってみましょう。

クライアントの喜びに一役買う、実り豊かな経験を積む機会もあるはずです。

建築CAD検定に合格して活躍の場を広げよう

建築CAD検定に合格することで、開ける仕事の機会は豊かに広がります。

設計事務所や建設会社、不動産会社など、安心して働くことができる職場に採用される確率が高くなります。ハウジングメーカー、インテリア関連のデザイン会社などへの勤務を希望される方にも、十分有効な資格です。

建築CAD検定を受験することで得られる知識と技術は、仕事のスキルに加え、ひとつの自信をもたらします。未来への可能性、その展望が開けることは、日々の生き方にプラスの要素を添えてくれるでしょう。

資格を取得し、未来を描いて、これからの人生を設計してみてはいかがでしょうか。

 


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