ダクト清掃作業監督者は、空調用のダクトの清掃作業の監督を行える資格です。
建築物空気調和用ダクト清掃業に登録するには必須の資格ですので、施工管理技術者は覚えておくと便利です。

本記事では、施工管理技術者が知っておきたいダクト清掃作業監督者について紹介します。

ダクト清掃作業監督者とは

ダクト清掃作業監督者は、空気調和用のダクトの清掃作業の監督を行うための資格です。
建築物のダクト清掃作業および監督を行います。

ダクト清掃作業監督者の特徴

• ダクト清掃作業監督者の業務

建築物にある空気調和用のダクトの清掃作業や監督などを行います。

• 兼務はできない

ダクト清掃作業監督者は、建築物空気調和用ダクト清掃業に登録するために必須の資格です。
ダクト清掃作業監督者は、他の登録営業所の監督者として登録できません。
また建築物清掃業や空気環境測定業、排水管清掃業など他の登録業種の有資格者として登録できないので注意しましょう。

ただし建築物環境衛生管理技術者をダクト清掃作業監督者として登録可能です。
これは過去に一度もダクト清掃作業監督者として登録されていないことが条件です。
また登録後、続けて建築物環境衛生管理技術者をダクト清掃作業監督者として登録する場合には、再講習を受けなくてはいけません。

出典：東京都健康安全研究センター「建築物空気調和用ダクト清掃業」

ダクト清掃作業監督者になるには

ダクト清掃作業監督者になるには、ダクト清掃作業監督者講習会を受ける必要があります。

講義科目

試験 1.5時間

1. 建築物環境衛生制度　2時間
2. 空調衛生概論 4時間
3. 建築設備概論(空調設備関係)　5時間
4. 作業の安全管理　2時間
5. ダクト清掃各論　　15時間

受講資格

1. 高等学校、中等学校などを卒業後、2年以上建築物の空気調和用ダクトの清掃に関わる実務経験がある
2. 建築物の空気調和用ダクトの清掃に関する実務経験が5年以上ある
3. 1と同等以上の学歴や実務経験を有すると認められるもの

上記の実務経験は正社員としてのものであり、アルバイトやパートなどは含まれません。

合格後の更新

資格を取得後、新しい技術と知識の修得などのため、6年に1度講習を受講する必要があります。

出典：公共財団法人　日本建築衛生管理教育センター「ダクト清掃作業監督者講習会（新規）」

空調の清掃作業を監督できる資格

ダクト清掃作業監督者は、空気調和用のダクト清掃作業の監督を行える資格です。
建築物空気調和用ダクト清掃業に登録する際には必須の資格ですので、施工管理技術者は覚えておくのがおすすめです。

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