施工管理技術者も知っておきたい専攻建築士とは
専攻建築士とは、建築士の中でもさらに分野ごとの専門的なエキスパートのことを指します。
専攻建築士は、制度によって8つの専攻分野に分かれています。
それぞれ得意な分野が異なるので、施工管理技術者は覚えておくのがおすすめです。
本記事では施工管理技術者が知っておきたい専攻建築士について説明します。
この記事でわかること »
専攻建築士のメリット
専攻建築士は、建築士の中でもさらに専門分野に特化したエキスパートの建築士のことを指します。
さらに専攻建築士制度では8つの専門分野に分けています。
専攻建築士の特徴
・専攻建築士のメリット
専門建築士制度はさまざまな社会的メリットがあります。
発注者にとってのメリットは、専門分野のエキスパートであることが明確になり、優良な建築士を選びやすくなります。
人材の質の確保ができるので、建築の質の担保にもつながります。
・8つの専門分野
専攻建築士は、以下の8つの専門分野に分かれています。
- まちづくり
- 統括設計
- 構造設計
- 設備設計
- 建築生産
- 棟梁
- 法令
- 教育研究
専門分野は実務実績によって複数表示することも可能です。
専攻建築士の審査基準
専門建築士になるには、以下の要件が求められます。
- 専攻領域の実務経験が5年以上
- 当該分野で責任のある実務実績が3件以上(第三者による証明が必要)
- CPD単位が申請年の前年1月1日から申請年の12月31 日までに12単位以上取得していること
※出典:公共社団法人 日本建築士会連合会「専攻建築士制度の概要」
専攻建築士新規登録申請を行う
専攻建築士として新規登録するには上記の審査基準を満たしていることが必要です。
また以下の書類が必要です。
- 審査・登録申請書
- 写真2枚
- 審査登録手数料払込受付証明書の写し
- 建築士免許証か建築士免許証明書の写しおよび他建築関係資格免許証の写し
- CPDシステムの取得単位数確認のため画面を印刷したもの
5年ごとの更新が必要
専攻建築士は5年ごとの更新のため、5年ごとの専攻建築士登録更新申請を行います。
更新を行うためには、5年でCPDを60単位取得する必要があります。
更新はWeb(建築士会会員限定)か申請による更新申請を行います。
※出典:公共社団法人 日本建築士会連合会「専攻建築士制度の概要」
一般社団法人 東京建築士会「専攻建築士制度」
専門分野のエキスパート
専攻建築士は専門分野のエキスパートです。
多様化する社会ニーズ、建築士の責任の明確化を図るための制度で、発注側は専門分野の建築士を探しやすくなります。
専門分野は8分野に分かれているので、施工管理技術者は知っておくと便利です。
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編集部
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