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施工管理技士なら知っておきたい!出来高管理の2種類の手順

働く
公開日時 2023.03.02 最終更新日時 2023.10.27

出来高管理とは、施工した構造物が発注者の意図した基準を満たしているかどうかを確認する手順です。
施工技術の度合いを管理するために行われるので、施工管理技士は覚えておきましょう。
本記事では施工管理技士必見の「出来高管理」について説明します。

直接測定による出来形管理


出来高管理は、発注された意図通り規格基準を構造物が満たしているかどうか、どの程度の精度で施工されているかどうかを確認することを目的としています。
条件を満たしていない場合は、原因を追究し改善を行います。
出来高管理の手法は大きく分けて「直接測定」と「撮影記録」の2つがあります。

直接測定の手順

直接測定は、設計値と実測値を比較し、管理基準値に対するバラつき具合を管理する手法です。
ここで紹介する手順はあくまで一例のため、すべての工事には当てはまらない場合があります。

1.測点の選定を行う
測定基準に基づき管理箇所を選定します。
地形や構造の変化点を主に選定し、機械的に選定しないように注意します。

2.管理基準値と規格値を決める
管理基準値は、規格値の範囲内に収まるように定めた基準地です。
規格値は、設計値と出来高の差の限界値です。
標準偏差のおよそ3倍を目安とすることが多いです。

3.管理方式を決める
規格値に対する「ゆとり」と出来高数量確認目的で実施されます。
実施に当たっては、どういった管理方式で行うのか決めておきましょう。

  • 管理図表や度数票などを使う方法
  • 結果一覧表を使う方法
  • 構造図に朱記する方法
  • 記録を要しないもの

※出典:
九州地方整備局「土木工事施工管理の手引き

農林水産省「出来高管理

撮影記録による出来形管理


ここでは撮影記録による出来高管理について紹介します。
ここで紹介する手順はあくまで一例のため、すべての工事には当てはまらない場合があります。

撮影記録の手順

1.測点の選定
設営箇所や撮影位置の測定を行います。
原則として直接測定と同じ場所にします。

2.写真撮影をする
施工計画や現地の状況を理解した上で、情報が明確になるように撮影します。

  • 状況写真
  • 材料検収写真
  • 出来高写真
  • その他の写真

3.写真の整理を行う
しっかり情報が分かる写真撮影ができていても、整理されていないと価値が半減します。
そのため写真は工種や測点ごとに分け、施工順序に沿って整理します。

※出典:
農林水産省「出来高管理

施工技術の度合いを管理する

出来高管理は、構造物が規格基準と比べてその程度の精度になっているかを管理する手順です。
条件を満たしているかどうか確認する大切な工程ですので、施工管理技士は必ず知っておきましょう。
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施工管理技士を目指す方はぜひご応募ください。

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