ページトップに戻る
庭
公開日時 2020.03.31
最終更新日時 2022.04.06

【造園施工管理技士が知っておきたい大工道具のアレコレ】砥石

手入ればさみなど多くの刃物を取り扱う造園工事で砥石は必須アイテムといえます。
主に刃物などの道具類の切れ味を取り戻すために使用されます。
本記事では、造園施工管理技士が知っておきたい砥石の種類や手入れ方法を紹介します。
庭作業

砥石の種類

砥石は主に手入ればさみなどの物類を研ぐために使用する道具です。
本来の切れ味を取り戻す目的で使用されます。
砥石の種類は年氏の粒子の細かさによって分かれます。
JIS規格では「#」をつけた数字で表されます。
数字が小さいほど粒が粗く、大きいほど粒が細かくなります。

砥石の種類と特徴一覧

・荒砥石(#80~#400)
刃こぼれしている時や、刃直しなどに使用されます。

・中砥石(#700~#1000)
切れ味が悪いと感じた時に使用します。
荒砥石を使ったあとの仕上げにも使われます。

・仕上げ砥石(#3000~8000)
鋭利な刃先に仕上げるために使用されます。

基本的にこの3種類の砥石を持っていれば、刃物類手入れは困らないとされています。
さらに天然の物を使った「天然砥石」やとても硬い材質の物に使う「ダイヤモンド砥石」などがあります。
用途に合った砥石で手入れすることで、刃物も長持ちします。
砥石

砥石の手入れ方法

他の道具類と同じく、砥石も定期的な手入れが必要です。
砥石で刃物を研ぐと、砥石自体も削れます。
凹んだ状態の砥石に刃物をあてると、ぴったり刃がつかなくなり削りにくくなります。
砥石で刃物を研いだら、面直し用の砥石で平らになるまで削りましょう。
面直し砥石はドレッシングストーンと呼ばれる場合もあります。
そのあと水気を取り、湿気が無い場所で保管します。

中砥石・仕上げ砥石の場合

面直し用の砥石以外に、荒砥石を使って面直しをする方法もあります。
中砥石・仕上げ砥石を台の上に置き、荒砥石を両手に持ってこすりつけます。
最初は端の高い分から削られていきます。
次第に中央部の凹んだ部分が残り、さらに研いでいくとこの部分も消えて平らになります。
最後に角部分を削って面取りをしょう。
尖っていると手をケガする可能性があります。

荒砥石の面を直す場合

荒砥石が二枚ある場合は、一枚を台に、もう一枚を手に持って、面同士をこすり合わせる方法もあります。
粒度が同じ物を使いましょう。

安全のためにも道具は常に研いでおく

基本的なことですが、切れない道具を使い続けるのは危険です。
無理に力を込めてしまうことで、ケガをしてしまう可能性があります。
手入ればさみなどの道具は砥石などで常に研いでおき、切れ味の良い状態を保ちましょう。

関連記事:
【施工管理技士が知っておきたい道具のアレコレ】チェーンソー
【施工管理技士が知っておきたい電設工具のアレコレ】圧着工具・ストリッパー
【施工管理技士が知っておきたい大工道具のアレコレ】鋸

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2024年4月20日更新
新着情報0
現在、新着求人はありません。