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建築の仕事には絵心が必要なのか?|絵心があるメリット5選と書くポイント3選

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公開日時 2023.03.13 最終更新日時 2024.01.31

こちらの記事では、建築の仕事には絵心が必要なのかについてご紹介いたします。

建築の仕事には絵心が必要なのか?


結論からいうと、絵が下手だからといって必ずしも建築の仕事ができないわけではありません。
少し前までは、手描きの絵でスケッチをしなければいけなかったことも多く、絵心がないといけないというイメージが強かったでしょう。
しかし、今では手描きではなくCGや建築パース屋さんに頼むなど、様々な手段があります。
特に、意匠系建築士は建物のデザインを仕事にしているのである程度描くことも多いかもしれませんが、建物の構造や強度などを専門とする建築士なら絵心はあまり関係ないでしょう。

また、絵を描くのが必要になったとしても、芸術家のような綺麗な絵を描く必要はありません。
建築士として大事なのは、何もない場所に建物をイメージさせるための絵です。
ある程度の形やどうしても必要なものだけを描くには、それほどの絵の技術は必要とされません。
より細かいところや製図などは、パソコンなどを使って描くので、まずはその技術の取得から集中した方が良いでしょう。

パース屋さんとは

パース屋さんとは、未完成物件の完成予想図を描くとき、クライアントの持つイメージやコンセプトに沿って建物の外観・内観などを立体化して視覚的に描くプロフェッショナルです。

完成予想図に透視図(Perspective Drawing)を用いることから「パース」と呼ばれ、手描きとパソコンの専用のソフトウエアを使った3DCGの2つが主流です。
手描きは、大まかなイメージを表したり思いきったデフォルメができたりと、細かくコンセプトを決めていないときに便利です。
3DCGではリアルに近い表現ができるため視覚的にイメージしやすく、アングルや配置を変えられますので、柔軟に対応できるのが利点です。
パース屋さんはそれぞれの強みがあるので、アドバイスしてもらうのも良いでしょう。

建築現場で絵心が必要になるシーン


建築の仕事には絵心はマストではありません。
しかし、絵がうまい建築士は活躍できる機会は増えます。

例えば、クライアントと話しているときになかなかイメージしづらい部分をパッと絵にして見せられると、プレゼンテーション力も上がります。
パソコンで作った建物のイメージだけでなく、手描きで描いたイメージだとまた違った印象を与えることもできます。
このように絵がうまいと、現場の仕事でのバリューを少し上げることができるでしょう。

しかし、最初から上手に絵が描ける人ばかりではありません。
特に建築士の仕事では、繰り返すうちにだんだん絵が上達してくることもあります。
絵が下手でも諦めずに訓練していれば、いつかは絵を描く力が武器になるかもしれません。

建築の仕事で絵心があるメリット5選


現場などでは会話のやり取りが多いですが、どうしても聞きこぼれてしまったり行き違いが起きてしまったりと、困った経験があるのではないでしょうか。
そのときこそ、絵心があるとうまく対処できる可能性があります。

ここでは、建築の仕事で絵心があるメリットについて、情報共有がスムーズ、コミュニケーションが取れる、図面で伝わらない部分が伝わる、クライアントに好印象を与える、仕事のバリューが上がる、の5つをご紹介します。

1:情報共有がスムーズ

人体の五感のなかで多くの情報が入るのは視覚です。
その研究成果によっては83%~87%とわずかな差異があります。
しかし、情報を伝達する手段としてビジュアル化することはとても有効であるのは確かです。

近年はスマートフォン・タブレット端末が充実しています。
それらを使用し、CAD図面を作成できるアプリをダウンロードすれば、すぐに作業に取りかかれます。
また、タッチペンがあれば細かいところまで描けますので、それがあると効率が上がるでしょう。
作成した図面をアプリやクラウドサービスに通して情報の共有をスムーズに行えます。

2:コミュニケーションが取れる

情報が多く入るのは視覚ですが、文字で伝える情報と文字をビジュアル化した情報では用途別に使用するのが良いでしょう。
文字を読むのに1分間あたり1,000字程度を処理し、見る行為に対しては2,000字程度処理すると言われています。
それだけ読むことは脳をはたらかせているので、ビジュアル化するのが効率的です。
文字情報は数字などの正確性のあるものを記し、文字で表現するのが難しいところをビジュアル化することで、相手にも考えや意図が伝えられ、円滑にコミュニケーションを取れます。
このように文字とビジュアル化を図れば、行き違いや誤解を招くことを防ぐことができます。

3:図面で伝わらない部分が伝わる

CAD図面は線画のみなので、一般の方がそれを見ながら理解してもらうのは難しいでしょう。
そこで3Dが可能のCADアプリ「uMake – 3D CADモデリング」(Android™は使用不可なので注意が必要です)を使用することで、描きあげた図面を立体的に見てもらうことができます。

さらに、AR(拡張現実)機能を駆使すれば、作成した図面をその場で画面に映し出して確認することが可能ですので、図面で伝わらない部分も伝わります。

4:クライアントに好印象を与える

「百聞は一見に如かず」のことわざがあるように、話すことよりも実際にビジュアル化することで、クライアントにも情報が伝わりやすくなります。
クライアントの視覚に入るように図面を見せるだけでなく、ときおりクライアントの目を見たり、姿勢を正して落ち着いた口調で堂々と話したりすることを意識しましょう。
視覚と聴覚の両方を活用することで、2時間を経過しても約60%の情報が記憶されるので、クライアントに好印象を与えられます。

5:仕事のバリューが上がる

建築は人生において大きな買い物です。
人の価値観は気分によって変わってしまいますが、建物は基本的に長期間保持するため、いつの時代にも通じる価値観が問われます。
クライアントの要望と自分自身の考えを合わせて完成予想図を描くのは難しい作業です。
ときには価値観が相反することもあるでしょう。
いつの時代にも通じる価値観は何か冷静に物事を判断し、新たな可能性を模索して提案することで、仕事のバリューを上げられます。

建築の仕事で絵を描く時のポイント3選

建築の仕事で絵を描く時のポイント3選


ここでは、建築の仕事で絵を描くときのポイントについて3つご紹介します。
どこの業界も言えることですが、最初からうまくいく方はいません。
ただひたすら、練習を積み重ねることが大切です。

また、最初から完璧に仕上げるよりも、描きながら完成予想図のコンセプトに適したものは何かを考えることも大切です。
頭の中で視覚的な情報を考えることで、新たなアイデアが生まれることもあるでしょう。

1:線を上下均一に揺らして描く

線を上下均一に揺らして描きましょう。

上下均一に揺らしながら、線がまっすぐに伸ばせるよう方向調整します。
最初はゆがんでも構いませんので、ひたすら練習を積み重ねれば定規なしでも直線を引けるようになります。

また、直角などの細かい部分にこだわる方もいるでしょう。
しかし、それに気を取られると時間がかかってしまい、納期に間に合わなくなる可能性があります。
正確さよりも早さに重きを置きましょう。

2:線の両端の交差する線は数ミリ長めに引く

線の両端を交差する線は数ミリ長めに引くことを意識しましょう。
先にもありましたが、角などにこだわると時間がかかってしまいます。
また、線をぴったり描こうとして、線と線の間が途切れてしまっては見栄えが悪くなります。
そこで描きなおすと線が不自然になりますので、なるべく一回で描くのが良いでしょう。
線を交差させるように数ミリ伸ばすことで見栄えが良くなり、よりプロらしく見えます。

3:筆圧を均等に描く

筆圧は均等に描くと安定した図面になります。
筆圧が不均等になると線が重なって見えづらくなり、情報をうまく伝えることが難しくなったり誤解を与えてしまったりする可能性があります。

また、線の太さを使い分けることで情報をより伝えやすくなります。
たとえば、建物の内側と外側の線の太さを変えたり、センターラインを引いてバランスを整えたりと、一目で分かるように工夫すると説得力も増します。

絵が苦手でも建築の仕事はできる


絵が下手だからといって建築士になれないわけではないので、絵心がないからといって諦めかけていた方は安心してください。
建築現場の仕事ではパソコンのソフトなどを使って絵を描くことが多いですし、何より建築の仕事で絵を繰り返し描くうちに上達もしてきます。
しかし、絵を描くのが上手だとプレゼンテーション力も上がります。
どうしても絵が上手になりたい場合には、オンラインでも絵を学べるサイトやアプリがあるので、ぜひ訓練してみてください。

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