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【施工管理技士が知っておきたい設備工事の種類】受変電設備工事

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公開日時 2023.05.24 最終更新日時 2023.05.24

今回は、電気会社から供給される高電圧の電気を一般家庭などで利用できるように変電する「受変電設備」に関する工事を紹介します。
施工管理技士を務める皆さんにとって、様々な工事について知っておくことは非常に重要です。
この記事で、受変電設備の基礎を学んでいきましょう。

受変電設備工事とは


「受変電設備工事」とは、文字通り「受変電設備」に関する工事です。
受変電設備は、電気会社から供給された電気を受け取り、一般家庭や事業所で利用できる電圧に下げる役割を担います。

電力会社から供給される電圧は、数万~数十万ボルトの非常に高圧のものです。
しかし一般家庭で普通利用される電気の電圧は100Vや200Vです。
そのため受変電設備を用いて、電圧を調整するのです。

受変電設備は、「キュービクル」と呼ばれる金属製の箱が次のような装置を収納した構造をしています。

【受変電設備を構成する装置】

  • 断路器
  • 遮断器
  • 変圧器
  • 区分開閉器
  • 制御装置
  • 低圧配電設備
  • 保護継電器
  • 計測機器

受変電設備工事に分類される工事には、受変電設備の設置工事や機器の増設、鋼管工事などが含まれます。
また、設備の定期点検やメンテナンスも必要となります。
高電圧を取り扱う受変電設備は危険な施設なので、一般人が入り込まないようにフェンスで囲んだり、扉を施錠したりします。
こうした部分のメンテナンスも、安全管理のためには重要な作業です。

受変電設備工事の特徴


続いて、実際に行われる「受変電設備工事」の種類とそれぞれの特徴を解説します。

①トランス(変圧器)の更新

受変電設備において変圧の役割を担うトランスの交換です。省エネのために最新のトランスへ更新することもあります。

②トランスオイルの交換

トランス内部の絶縁油を、消耗に合わせて交換します。

③ブレーカー(分電盤)の交換と増設

変電した電気を分配したり、漏電事故を防いだりするためのブレーカー設備の交換や増設です。

④アース(接地)の改修

電気設備の不具合時に電気の逃げ道となるアースの改修です。地面に金属の棒を差し込むことで、感電を防ぎます。

⑤高圧遮断機の交換

電気回路の故障への備えである遮断器の交換作業です。

⑥サビへの対策

故障の原因にもなるサビへの対策です。サビが発生しないようにする対策だけでなく、発生したサビへの対応も必要です。

⑦熱への対策

電気を受電する際のエネルギーロスで発生する熱への対策です。換気扇などを設置して、熱がこもることを防ぎます。

⑧小動物の侵入への対策

小動物(ネズミやヘビなど)が侵入すると設備を破損させる恐れがあります。そのため小動物が侵入できないようにする必要があります。

⑨高調波への対策

変電過程で発生する高調波によって、エネルギーロスや発熱が起こることへの対策です。

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受変電設備の特徴を理解しよう

今回は、「受変電設備工事」について解説しました。
施工管理技士の皆さんは、受変電設備がどういった役割をもつ設備で、どのような工事やメンテナンスが必要なのか理解しておくようにしましょう。


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