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【施工管理技士が知るべき足場の知識】くさび緊結式足場

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公開日時 2023.03.16 最終更新日時 2023.03.16

建築工事の際に高所作業のために組み立てる「足場」は、その組み立て方や使う部材によって複数の種類に区別され、工事によって使い分けられています。
今回この記事では、よく使われる足場の一つである「くさび緊結式足場」について解説していきます。
建設事業に従事する施行管理技士にとって必須となる足場の知識なので、この記事を読んで覚えておきましょう。

くさび緊結式足場とは


「くさび緊結式足場」とは、一定間隔に緊結部を備えた鋼管を支柱として、くさびで手すりや筋交などを支柱の緊結部に緊結する形式の足場です。
ハンマー1本で組み立て・解体することが可能で、元々は木造家屋などの低層住宅工事用の足場として使用されていました。
しかし近年では、くさび緊結式足場の部材を使って本足場として組み立て、中層建築工事用の足場として使用されたり、高層建築の短期間の補修のための足場として使用されたりもしています。
このくさび緊結式足場は、1979年に開発された国内最初のくさび緊結式足場、「ビケ足場」の名前で呼ばれることもあります。

またくさび緊結式足場には、複数の長所があります。
まず組み立てが非常に簡単なため、他の足場を組み立てるよりも20%程度も作業時間を短縮することができます。
またコンパクトに結束することが可能なので、輸送コストをダウンすることができます。
そしてコストや労力をカットできることに加え、亜鉛メッキ処理されているため、耐久力があり防錆能力に優れているなどのメリットもあります。

くさび緊結式足場の構造


「くさび緊結式足場」の主要部材は、支柱・手摺・先行手摺・踏み板・ブラケット・鋼製階段・筋交・ジャッキ・壁当てジャッキです。
これらを基本構成部材として足場が組み立てられます。

くさびによる緊結方式には2つの方式があり、1つ目は「ブリッジ型緊結方式」です。
この方式では、布材などの端にコの字状に溶接加工されている緊結部を、支柱に取り付けてある金具にはめ込んでくさびをハンマーで打ち込んで連結します。

続いては「ポケット型緊結方式」です。
この方式では、布材やブラケットなどに直接くさび付きの金具が溶接加工されていて、その金具を支柱に取り付けてあるポケットの金具にハンマーで打ち込んで連結します。

足場ごとの特徴を把握することが重要

今回は、「くさび緊結式足場」について解説しました。
この足場は、組み立てや解体が簡単かつ輸送コストの抑制もでき、耐久力も優れているなどの長所があります。
足場のタイプや構造・主要部材、緊結方式などに加え、このくさび緊結式足場ならではのメリットなどをしっかり覚えておくようにしましょう。

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