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重量鉄骨と軽量鉄骨の違いとは|優れた用途3つとデメリットの違いを紹介

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公開日時 2023.01.26 最終更新日時 2024.01.22

こちらの記事では、重量鉄骨と軽量鉄骨の違いについてご紹介いたします。

 


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重量鉄骨と軽量鉄骨とは?

重量鉄骨と軽量鉄骨の大きな違いは厚みです。
鉄骨の厚みが6㎜以上は重量鉄骨で、それ以下の厚みが軽量鉄骨となっています。
それ以外の違いとしては、重量鉄骨は成形に時間がかかるので大量生産には不向きであることや、耐用年数が長くなることです。

重量鉄骨造りの建物は大型マンションや大きなビルなどになりますが、建築費用が比較的高くなってしまいます。
反対に軽量鉄骨造りのほうは、耐用年数は短くなりますが大量生産が可能なので、比較的安価で建築ができます。
建物の強度を上げるためには、鉄骨の柱などが細いため本数を多くして筋交いを入れる必要があるので、重量鉄骨造りとは柱の数で違いが出てきます。

軽量鉄骨造りの建物は、住宅や小規模店舗などの小型の建物の建築に見られ、建築費用は比較的安価で済みます。

重量鉄骨の概要

まずは「重量鉄骨」の概要と用途からみていきましょう。
重量鉄骨は、一般に「厚さ6mm」を超える鋼材のことを指します。
国が定めた法定耐用年数は34年に設定されています。

重量鉄骨を柱や梁に利用すると、その太さ故に少ない本数で骨組みを作れます。
そのため建物全体の柱や梁の本数を減らすことが可能です。
柱の本数が少なければフロアを広くすることができ、柔軟な間取りを実現できます。
ただし、製鋼所で熱間圧延河加工という方法を使って製造され、成型に時間がかかるため大量生産には不向きな鉄骨という欠点もあります。
また重量鉄骨を用いる工事では、基礎や地盤の工事をしっかり行わないといけないため、建設費用が高くなりがちです。

重量鉄骨の主な用途は、高層ビルや大型マンションの骨組みです。
戸建住宅でも重量鉄骨を使用することがありますが、先程述べたように建設費用が高くなってしまいます。

重量鉄骨の優れた用途3つ

重量鉄骨の優れた用途を3つ紹介します。
重量鉄骨に使われる鋼材は厚みが厚いので強度が高く耐久性もあり、さらに建築物の柱の数も少なく、軽量鉄骨造りの建築物に比べて柱の数に違いがみられます。

また、重量鉄骨造りの建築物は厚い鋼材で作られ、多くはコンクリート造りとなるので、防音性に優れているのも良い点です。
構造的にもラーメン構造を取れるため、構造が簡単で工期を短く済ませられ、建設のしやすさが高いことも特徴です。

耐久性が高い

重量鉄骨造りの建築物は耐久性が高いのが良い点になります。
重量鉄鋼造りの建築物は、強度が高く柱の数も少なくて済み、広々とした空間をつくり出せるのが魅力です。
柱の数が少なくて済むことから間取りの自由度が高いにもかかわらず、耐久性は高くなっています。
耐震性や耐久性、耐火性、防音性は、重量鉄骨を使用したコンクリート施工の建築物が、軽量鉄骨造りや木造の建築物よりも高くなっています。

重量鉄鋼造りの建築物は柱の移動はできませんが、耐久性を落とさずに壁の移動ができるので後からのリフォームがしやすくなっています。

防音性に優れている

防音性に優れているのが重量鉄骨造りの建物の良い点です。
鉄骨が厚く壁の厚みも取れるため、防音性は軽量鉄骨造りの建築物に比べて高くなっています。
音漏れがないことによって近隣とのトラブルも少なくなります。
防音性が高い住宅取得を希望している場合には、住宅の構造をチェックして重量鉄骨造りであるかどうかを確認するとよいでしょう。
近隣との音によるストレスがなくて済むようになります。

建設のしやすさ

重量鉄骨造りの建築物は、柱の数が少なくて済むことから、建設のしやすさも特徴になっています。
耐久性の高い柱が使えますので、広い空間をつくれますし設計の自由度が高いので設計もしやすくなっています。
そして重量鉄骨造りであれば筋交いを使わないラーメン構造が採用できるため、大きな空間をつくれ、建物が簡単な構造となり工程的にも建築しやすくなります。
建設のしやすさと合わせて、大きな空間が作れるため車をたくさん駐車できるビルトインガレージも建設しやすくなるでしょう。

軽量鉄骨の概要

続いて「軽量鉄骨」の概要と用途を確認しましょう。
軽量鉄骨は、一般に「厚さ6mm」以下の鋼材のことを指します。
国が定めた法定耐用年数は19~27年に設定されています。

軽量鉄骨とは異なり、冷間圧延加工での製造が中心なので大量生産に向いている鋼材です。
また、重量鉄骨よりも建設費用を安く抑えることができます。
ただし軽い鉄骨なので単純に骨組みを作るだけでは強度を十分に高めることができないという問題点もあります。
実際の工事では、この点を補うために「筋交い」と呼ばれる補強部材を入れたり、鉄骨の本数字自体を増やしたりという対応が求められます。
そのため間取りの自由度は制限されてしまいます。
また筋交い部分は壁を壊すことが難しいため、リフォームの際も間取りの変更が困難です。

軽量鉄骨が使用されるのは、戸建住宅や小規模の店舗が中心となっています。

軽量鉄骨の優れた用途2つ

軽量鉄骨の優れた用途を2つ紹介します。
一つは建築に使う資材を現場で合わることや、加工する必要がないように工場で一律に製造してしまうことです。
さらに規格を合わせて違いもなく大量生産できるので、生産コストを圧縮できます。
規格があっていることと、さらに工場で運搬可能な状態まで組み立ててしまうこともできますので、建築現場での建築工期が圧縮できるため、人件費や建築機材の賃料が安く済み、結果として建築費用も安くできます。

そして、規格品で生産できるため、違いも狂いもない鉄骨自体を大量生産することができます。

コストを抑えられる

軽量鉄骨造りの建築物は、その部材を事前に工場で生産することができます。
軽量鉄骨造りでよく使われる工法のプレハブ工法という建築方法では、建築に使う部材を大量生産可能な規格化されたものを使用するので、品質は違いもなく安定していて一定の水準を保つことになります。

建築現場で部材を組み上げるだけで済むため、部品の数違いがなければ作業する方の技量に左右されずに、だれでも同じものを組み上げることができます。
しかも、主な建築資材をあらかじめ工場で生産し組み立ててしまうので、重量鉄骨造りや木造造りの建設物に比べて工期が短く済みます。
したがって、生産効率の高さと、工期の圧縮により大きく建設コストを抑えることが可能です。

鉄骨を大量生産ができる

軽量鉄骨造りの建設物は建設部材を一定の部品として製造できますので、鉄骨自体も大量生産してしまいます。
しかも、建築に使う資材は工場で一定の条件下で製造されるので品質に違いもなく安定しています。
工場で鉄骨を大量生産することで、製造単価を抑えることや、製造工程を一律にすることができるので、製造工程に違いはありません。

建築部材の大量生産が可能であるので、製品コストが安く済み他の工法に比べて有利になります。

重量鉄骨と軽量鉄骨のデメリットの違い

重量鉄骨と軽量鉄骨のデメリットにはそれぞれ違いがあります。

重量鉄骨造りのデメリットは鉄骨自体が分厚く材料費がかかることや、建築物の重量がかさむことに起因することが多くなっています。
軽量鉄骨造りの場合のデメリットは、主に性能面です。
木造造りや重量鉄骨造りに劣る面があることと、重量鉄骨造りに比べて間取りに制限が出てしまうことです。

重量鉄骨のデメリット

重量鉄骨造りでのデメリットは、とにかく建築にかかるコストが高くなってしまうことです。
軽量鉄骨に比べると建築費用が高価になる理由は厚みと重量です。
重量鉄鋼は厚みがあるため、建築材料費が高額になってしまいます。

そして、鉄骨造りの場合は頑丈である反面、重量があるので建築場所の地盤が強くなければならず、地盤補強工事にも費用がかさんでしまいます。
軽量鉄骨造りではほとんど必要のない、杭打ちによる補強工事が必要になることが多くあります。

これらの補強工事は単価が高くなっていて、この費用だけで数百万円から数千万円かかってしまう場合があります。

軽量鉄骨のデメリット

軽量鉄骨造りにもデメリットがあります。
一つは性能面のデメリットで、もう一つは構造面のデメリットです。

性能面のデメリットとしては、軽量鉄骨造りの建築物は木造建築物に比べると通気性と断熱性が良くないので、夏は暑く、冬は寒くなりがちです。
したがって断熱性を高めるための対策が別途必要になります。
性能面のもう一つのデメリットが防音性で、重量鉄鋼造りの建築物に比べると防音性が低くなり、耐火性も同じであまり高くはありません。

軽量鉄骨造りの構造面でのデメリットは、間取りが制限されることです。
軽量鉄骨は鉄骨が細いので耐久性を高めるために、柱を多くして壁に筋交いを入れる必要があるため、壁が多くなります。
この壁は撤去することが難しいので、間取りに制限が出てしまいます。

鉄骨の厚さの違いで用途に違いが生じる

今回は、「重量鉄骨」と「軽量鉄骨」の特徴や主な用途を解説しました。
それぞれの鉄骨が持つ特性や使用される建物に大きな違いが生まれます。
施工管理技士の皆さんは、この2つの鉄骨の違いをよく理解して、今後の業務に活かすようにしましょう。

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重量鉄骨と軽量鉄骨の違いとは?

重量鉄骨と軽量鉄骨の大きな違いは厚みです。
鉄骨の厚みが6㎜以上は重量鉄骨で、それ以下の厚みが軽量鉄骨となっています。
それ以外の違いとしては、重量鉄骨は成形に時間がかかるので大量生産には不向きであることや、耐用年数が長くなることです。

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