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【施工管理技士が覚えたおきたいトンネル工事の知識】TBM工法とは

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公開日時 2023.04.02 最終更新日時 2023.04.02

トンネルの施工方法の機械掘削のひとつに、「TBM(トンネルボーリングマシン)工法」があります。
この工法は近年では、リニア中央新幹線のトンネルの施工にも採用されています。
今回はトンネル工事に関わる施工管理技士であれば、必ず知っておきたいTBM工法について説明していきます。
工事の基礎知識を覚えておくようにしましょう。

TBM工法とは

TBM工法とは


「TBM」とは筒状の掘削機で、「全断面トンネル掘進機 」とも呼ばれ、水平方向にトンネルを掘っていく機械です。
この機械を用いてトンネルを掘る工法を、「TBM工法」と呼びます。

TBMを使った作業の流れは以下の通りです。
良好な地山では推進装置を地山に押し当て、反力を確保し前進しますが、地山が悪い場合は、ジャッキにより前進します。
地山の削り方は、都市部で使用されることの多いシールド工法と同様、カッターヘッドが回転することで、カッタービットで岩盤を削っていきます。
マシンの後方では、モルタルの吹き付けやライナーという鋼製の壁をリング状に組み立てていきます。
そしてシールド工法と同じようにトンネルを掘った後から、セグメントを用いて壁を造りながら進む工法です。
確実に掘り進めながら同時に壁を造っていくことで、地山を安定に保ち、掘削したトンネルが崩れないよう、安全に作業を進めることができます。

TBM工法の特徴と利点


「TBM工法」は、岩盤のような強固な地盤を掘削するのに適しています。
スピードにも優れており、同じ山岳トンネル工法の「NATM工法」と比べて格段に速いという利点もあります。
また同じトンネルの掘削機を使う「シールド工法」が、主に平野部(都市部)のトンネル施工に向いているのに対し、TBM工法は山地部の固い岩盤にトンネルを造るのに適しています。
さらに、シールド機との違いとしては、シールド機には隔壁がありますが、TBMは隔壁に開口部があるという点があげられます。
削られた岩盤は、直接ベルトコンベアーでトンネル内に運ばれます。
TBMの進み方は2種類あり、掘る岩盤の固さなどによって使い分けます。
2種類の進み方の違いによって、トンネルを造るスピードを速めることができます。

TBM工法のメリットとしては、作業の速度の速さが挙げられます。
ただ機械が高額なため、ある程度の長距離を掘る必要があります。
そのためTBM工法は、発電用導水路トンネルなどを造る際に使用されています。

TBM工法の特徴を把握しよう

今回は、トンネル施工の山岳工法のうち、より速く作業のできる「TBM工法」の説明をしました。
また、同じ機械を使った工法であるシールド工法との違いも、きちんと把握できたでしょうか。
トンネル施工は、安全性の求められる大きな現場です。
施工管理者として、覚えておく知識はすべて頭のなかに入れておきましょう。


当サイトの記事は基本的には信頼性に足る情報源(公共機関や企業サイト、または専門家によるもの等)をもとに執筆しており、情報の正確性・信頼性・安全性の担保に努めていますが、記事によっては最新の情報でない場合や情報の出典元表記や正確性が充分でない場合があります。予めご了承ください。

建設業界の人材採用・転職サービスを提供する株式会社夢真の編集部です。
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