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【施工管理技士が覚えたおきたいトンネル工事の知識】山岳工法とは

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公開日時 2023.04.16 最終更新日時 2023.04.16

トンネル工事に関わる施工管理者であれば、環境条件に合ったトンネル掘削の工法をきちんと把握しておく必要があります。
そこで今回は、トンネル工事で使われる工法の一つ「山岳工法」について解説します。
山地部などの岩盤に道路トンネルを通す際によく用いられる重要な工法です。
これを機に詳細を覚えておくようにしましょう。

山岳工法とは

山岳工法とは


「山岳工法はシールドやTBMではなく、人力や機械による掘削を行います。
直接掘る地盤を確認しながらの施工できるため、山地部などの地質の変化や障害物が多い環境に対応が可能です。
この工法は、山岳部の道路トンネルや鉄道トンネルの施工の際に多く採用されます。
また現在最も主流な山岳工法は「NATM(New Austrian Tunnelling Method)」と呼ばれる工法で、リニア中央新幹線のトンネルの施工にも使われています。

続いて、山岳工法の基本的な作業の流れを確認しましょう。
トンネルの掘削作業は機械で行いますが、地盤が機械で掘削できないほど固い場合はダイナマイトで発破をかけて掘削を行います。
そして、掘って出た土砂(ズリ)をトンネルの外に運び出します。
この作業をズリ出しと言います。
次に、削られた岩盤の緩みが大きくなる前の掘削後早期に、ロックボルト(鉄筋棒)を地山に放射状に打設していきます。
このとき、セメントを吹き付けることで地山(じやま)が崩れるのを防ぎます。
こうすることで、地山とトンネルが一体化します。
最後に補強のため、コンクリートの鋼製の型枠(支保工)などを取り付けて仕上げます。

山岳工法の特徴と利点


「山岳工法」の主な特徴には、次のようなものがあります。

  • 山地の工事に向いている
  • 硬い地盤でのトンネル工事に向いている
  • 機械や人力を用いる工法で、シールド機やTBMは使用しない
  • 地盤の様子を見つつ工事を進める

以上が山岳工法の主な特徴です。

地盤の様子を見ながら機械や人力で掘るという山岳工法は、掘る地盤の変化に臨機応変に対応可能です。
そのため、地質が変わったり地中に障害物があったりしてもその場で対応してトンネルを掘り進めることができます。
また、他の工法と比べ、より硬い地盤での工事が可能というメリットもあります。

工法の特色を覚えよう

今回は、「山岳工法」の概要や特徴を解説しました。
施工管理者は、施工する土地の地形・地質の特徴をとらえたうえで安全性の高い施工を行うために、工法への知識を高めることがなによりも重要になってきます。
今回の記事の内容をしっかり覚えて、今後の業務に活かしましょう。


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