電気工事施工管理技士なら知っておきたい用語:た行編
電気工事施工管理技士として、工事の現場で適切な業務を行うためには電気工事に関する知識が必要不可欠です。
そこで今回は、電気工事に関する「た行」の用語を解説します。
工法の名前や電気工事に関する法律など重要な用語ばかりなので、正確に理解しておくようにしましょう。
この記事でわかること »
電気工事施工管理技士が知っておくべき工事士用語:た行
電気工事施工管理技士なら知っておきたい「た行」で始まる用語をまとめました。
・単極スイッチ(ワイドハンドル型スイッチ)
・短絡
・地中埋設工事
・電気工事士法
・電工ナイフ
・特定電気用品
続いて、それぞれの用語を詳しく解説していきたいと思います。
単極スイッチ(ワイドハンドル型スイッチ)
部屋の照明などのON/OFFを切り替えるために用いられる一般的なスイッチです。「単極スイッチ」は片側に黒いポッチなどのマークが有り、その部分を押すことで照明を点灯させることができます。他には「2極スイッチ」や「3路スイッチ」、「4路スイッチ」、「位置表示灯内蔵スイッチ」など様々なタイプがあります。照明器具を操作したい箇所の数などによって使い分けます。
短絡
「ショート」とも呼ばれ、抵抗が小さい導体を用いて2点を接続することを意味します。抵抗値がほぼゼロで大きな電流が流れてしまうため、電気事故として扱われます。主な原因としては、電気配線を覆う膜が破れて電線が接触してしまうことが挙げられます。火災の原因ともなるので注意しましょう。
地中埋設工事
電気工事の一種で、地中に屋外等の配線を埋めるものを指します。「地中埋設工事」では、VVFケーブルやCVSケーブルなどのケーブルしか使用できず、ビニル絶縁電線や屋外用ビニル絶縁電線を用いることはできないので注意してください。またこの工事には、「直接埋設式」、「管輅式」、「暗渠式」の3種の工法があります。ケーブルを入れたコンクリートグラフを用いる直接埋設式では、埋設する深さとケーブルの保護方法に決まりがあるので気をつけましょう。
電気工事士法
電気工事作業に従事する者の資格や義務を定めた法律です。電気工事のミスなどで災害が発生するのを防止することを目的としています。
電工ナイフ
電線やケーブルの外部の皮をむく際に用いる工具です。持ち手側はゴムや樹脂などの絶縁製でできており、割線するための穴があります。
特定電気用品
構造や使用方法、使用状況等によって危険がある電気製品のことを指します。電気用品安全法において、116品目が「特定電気用品」に指定されています。ゴム絶縁電線やケーブルなどの電線類から、各種スイッチ、変圧器、電熱器具(電気便座やヒーターなど)まで様々な品目が挙げられています。
電気工事の知識は施工管理に必要不可欠
今回は、「た行」から始まる電気工事の用語を6つ紹介しました。
電気工事に関する法律や公的な区分、工具の名称等、どれも必ず覚えておきたいものばかりです。
しっかりと覚えて、今後の電気工事施工管理技士の業務に活かしましょう。
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編集部
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