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施工管理が知っておくべき工事と建設現場の知識:熱絶縁工事

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公開日時 2022.07.26 最終更新日時 2024.04.19

建物を作るにあたって欠かせない工事のうちのひとつが熱絶縁工事です。
聞き慣れない工事かもしれませんが、施工管理者として熱絶縁工事の内容やそれに携わるために必要な資格などを理解しておくことはとても重要なことです。
今回は、熱絶縁工事とはどんな工事なのか、熱絶縁工事をするためにはどんな知識やスキルが必要なのか説明していきます。

熱絶縁工事とは


「熱絶縁工事」とは、工作物または工作物の設備を熱絶縁する工事のことを言います。
具体的には冷暖房熱絶縁工事、動力設備熱絶縁工事、燃料工業設備熱絶縁工事、化学工業設備熱絶縁工事などが挙げられます。
これらは、冷暖房設備や動力設備、燃料工業設備、化学工業設備から発生する熱エネルギーを効率的に利用するための保温・保冷の目的や、外部の温度から影響を受けたくない部分に施すための工事です。
それぞれの設備に附帯する配管やダクト、タンク等に断熱材や板金などを外装材で囲うことで熱の放散を防いだり、外部の温度から精密な設備を保護したりします。

また熱絶縁工事には、地球温暖化対策や省エネ対策としての役割もあります。
新しく建物を作るときだけでなく、リフォームや近年流行りのリノベーションなどにおいても省エネ化の工事は高い需要があります。
そのため熱絶縁工事は、今後さらに需要・注目度の高まる工事といえるのではないでしょうか。

熱絶縁工事の資格とは


熱絶縁工事に関する資格としては、「熱絶縁施工技能士」という国家資格が存在します。

熱絶縁施工技能士は、保温保冷工事作業と吹付け硬質ウレタンフォーム断熱工事作業の2つの区分に分かれています。
試験内容はそれぞれ学科試験と実技試験があり学科試験65点以上、実技試験60点以上で合格となります。
実技試験では、保温保冷工事作業では硬質塩化ビニル管を用いた熱絶縁作業を行い、吹付け硬質ウレタンフォーム断熱工事作業では折板やベニヤの施工部に硬質ウレタンフォーム吹付け発泡作業を行います。
レベルは1級と2級に分かれていますが、2級では2年以上の実務経験、1級では7年以上の実務経験が必要となるため、資格取得のためにまずは基準を満たす実務経験を踏んだ上で試験を受ける必要があります。
この資格を取得する最大のメリットは、専任技術者になれるようになることです。

熱絶縁工事の役割をきちんと理解しましょう

今回は「熱絶縁工事」の役割や工事を行うために必要な資格を紹介してきました。
熱絶縁工事は建物にとって必要なだけの工事ではなく、その後の利用者や地球環境にとっても重要な工事です。
熱絶縁工事の役割を理解した上で、ただ建物を作るだけでなくその先を見据えた施工管理を行っていきましょう。

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