ページトップに戻る
公開日時 2020.02.07
最終更新日時 2022.04.06

施工管理者なら知っておきたい工事用語:解体工事編

工事現場では、日常生活ではあまり使わない専門用語や一般とは違う意味で使われる言葉がたくさんあります。
施工管理者としては、円滑に工事を進めるためにも、そうした用語はきちんと把握しておきたいものです。
そこで今回は、解体工事の現場で使う工事用語をまとめました。
用語の意味や解体工事に必要な法的な知識も解説するので、ぜひ参考にしてください。

解体工事の用語


まずは、解体工事の現場で使われる用語をまとめました。

  • 相見積もり(あいみつ)
  • 外構工事(エクステリア工事)
  • アスベスト
  • 区画整理
  • 現地調査
  • 建設業許可
  • 分別解体

以上、施工管理者が知っておきたい解体工事に関する工事用語でした。
続いて、それぞれの用語の意味を詳しくみていきましょう。

解体工事の用語の意味
相見積もり(あいみつ) 複数の企業から同時に見積もりを取ることを指す。相見積もりを取ることで、同業他社と比較して費用を抑えることができる
外構工事(エクステリア工事) 家屋の外側の工事のことを指す。外構工事で取り扱う対象としては、ウッドデッキ、門柱・門扉、カーポート、塀、フェンスなどが代表的
アスベスト 石綿とも呼ばれる建築材料。「不燃性」、「電気絶縁」、「耐久性」の3つの長所を兼ね備えているが、飛散したアスベストの吸引による健康被害が原因で規制対象となっている
区画整理 道路や公園、下水道などの公共設備の整備のために、地域住民が宅地を出し合っての街づくりを差す。解体工事では、宅地の再配置を考慮しながら行う
現地調査 解体予定の物件を現地で見て、より正確な見積もりを出す調査
建設業許可 建設工事を請け負うために必要な許可。国土交通大臣許可と都道府県知事許可の2種類が必要
分別解体 廃棄資材を分別して計画的に行う解体工事のことを指す

解体工事に必要な知識とは


解体工事を行うには、法律や役所への届け出に関する知識も欠かせません。

建物滅失登記 解体工事を行ったら、法務局に登記しなくてはならない。1カ月以内に登記しないと10万円以下の過料に処されることもある。
滅失登記で必要な書類は次の5点。
「①登記申請書」、「②取毀し証明書」、「③解体業者の印鑑証明書」、「④住宅地図」、「⑤登記申請書のコピー」
建設リサイクル法 正式には、「建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律」と呼ばれる法律。この法律によると、解体工事の対象が「延べ床面積80m2以上」に場合は届け出業者しか工事をすることができない
敷地境界線 民法では、敷地境界線と建物の間の距離などが規定が定められている。建築基準法では規定されていないものの、解体工事の際の揉め事にも繋がりやすいので隣人同士で話し合う機会をもってもらう必要がある

現場での円滑なコミュニケーションのポイントは工事用語

解体工事の現場では、耳慣れない専門用語が飛び交うこともしばしばあります。慣れないうちは戸惑うかもしれませんが、用語の意味を正しく理解すれば現場でのコミュニケーションがよりスムーズになるはずです。
施工管理者としては、今回紹介した用語の意味はしっかり押さえておきましょう。

関連記事:
【現場監督なら説明できなきゃダメ】建築と建設の違いとは
建設・土木業界で働く人必見!建機の専門用語まとめ
建築施工管理技士なら知っておきたい用語:さ行編

俺の夢は「施工管理技士の派遣転職」に特化し、業界最大級の求人数、30年以上の転職サポート実績を誇る求人サイトです。
このサイトでは、施工管理技士の方に役立つ情報を「トレンド」「キャリア」「知識」の3つに分けてお届けしています。
運営企業:株式会社 夢真

Twitter LINE
NEW

新着求人

2024年3月29日更新
新着情報0
現在、新着求人はありません。