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公開日時 2019.12.18
最終更新日時 2021.12.27

施工管理者なら知っておくべき重機メーカーの歴史:クボタ

クボタは日本の重機メーカーのひとつで、1890年に大阪府大阪市で創業されました。
1922年に発動機を製造して以来、田植え機やバインダなどの農業機械を次々と製造しています。
海外にも早くから進出し、アジアやアメリカに事務所を持っています。
本記事ではクボタの概要や歴史についてご紹介します。

重機メーカークボタとは

株式会社クボタは、大阪府大阪市に本社がある重機メーカーです。
建設機械、建築材料、農業機械、産業用ディーゼルなどを開発・製造しています。
トラクタの生産台数は国内外合わせて約400万台以上で、世界中の農業や建設現場で活躍しています。

クボタの歴史


クボタは2010年2月に創業120周年を迎えました。
その歴史は1890年に鋳物業を立ちあげた大出権四郎から始まります。
1893年には水道管の製造を開始し、1897年には「久保田鉄工所」に改称します。
1917年頃には、第1次世界大戦による軍需ブームが起こり、本店工場が機械部門の専門工場となります。
大戦によって欧州からの鉄管輸入が止まったアジア各国の市場開拓を目指し、社員を現地へ派遣しました。
その成果として、鉄管2,000トンをインドネシアに初輸出しました。
1920年には実用自動車製造株式会社が設立されます。
1930年に株式会社へ改組し、1937年には発動機専門の堺工場が開設されました。
工場には自動車製造の経験を活かしたコンベヤーシステムや工程集中管理システムが導入されています。

耕運機などの開発

第2次世界大戦によって事業所が被災しましたが、戦後の復興を遂げて1947年には耕運機を開発しました。
1953年には「久保田鉄工」に改称、同じ年に「久保田建機株式会社」を設立して建設機械事業の分野へ進出します。そして1957年には「久保田建材工業株式会社」を設立し、住宅建材事業へと進出しました。
1960年には国産初の畑作用乗用トラクタである「T15型」が完成しています。
1974年には小型建機ミニバックホーの製造が開始され、1990年に創業100年を迎え、社名を「株式会社クボタ」に変更しました。
2004年には北米で販売した多目的四輪車である「UV」がヒットし、欧州や豪州でも販売されるようになります。
そして2011年には世界で初めて「米国CARB第4次排ガス規制」に対応した産業用ディーゼルの開発に成功しました。
2013年にはタイに部品もの調達・供給会社を、2014年にはフランスに大型畑作用トラクタの生産会社を設立し、世界中でシェアを伸ばしています。

日本でも有数の重機メーカー

クボタは、重機のみならず建設材料や鉄管など建設関連で多角的な商品開発・製造を行っているメーカーです。
アメリカやアジアなどに拠点を持ち、今後も発展が期待されるメーカーのひとつです。

※出典元 :KUBOTA VIRTUAL MUSEUM「クボタの歴史

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